ライフハック系ブログメディア『IDEA*IDEA』の、「自分よりレベルが高い人に会ったときによく使っている質問」というエントリが評判になっている。
「レベルが高い人」というのも曖昧な表現だが、例えば出世しているとか起業している、ではなく、「能力・業績が凄いだけでなく、マインド(意識)も高い」というような意味もありそうだ。
エントリでは「自分よりレベルが高い人に会ったときによく使っている質問」次のように述べられている。
「さて自分より明らかにレベルが高い人に会ったときにどんな質問をしていいかわからないときがありますよね(というか馬鹿なことは聞けない、というプレッシャー)…。そんなときには、次の質問をよく使います。
○○さんが考えるに、「すごい(その人の専門)と、そうでない人の違い」はなんだと思いますか?」
しかしそもそも、その人が「レベルが高い人」かどうかを見分けるのも、自分の主観によるのではないだろうか。それは憧れを伴ったりする場合もあるだろう。
みなさんは、「憧れ」とつながりの深い、社会心理学用語「感染」という言葉を御存知だろうか。
◆「凄い人」って何だ? 理屈を超えた「感染」社会学者の宮台真司さんは、教育や文化などの分野について発言するとき、「社会心理学」の用語でもある「感染」という言葉をよく使う。
例えば中高生なら、友人や先輩でも、学校や塾の先生でも、あるいは読んで感銘した本の著者でもいい。強烈な「あんな風になりたい」という憧れを持つようになった状態、それを「感染」と呼んでいる。
そこでは理屈や論理が機能せず、「何だかわからないが凄い」という直感だけが優先される。「レベルが高い人」の基準もある程度主観や非論理によって左右されそうだ。
◆ルフィは「レベルが高い人」の典型 周囲を巻き込み「人を動かす」力書評中心のブログ『物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために』では、少年漫画の主人公(『魔法先生ネギま!』のネギや、『武装錬金』のカズキなど)の言動に、
「AかBのどちらかしか助けられないのではなく、何とかしてどちらも助ける」
といったものが多い、と指摘している。
作中では主人公の行動だけでなく、その言葉に突き動かされた周りの人々の力もあって、絶対に解決不可能だと思われていた難題が解決してしまう。つまり「論理的に無理でも、無理やり周囲を納得させて行動に移させる力」=「人を動かす力」が発生していると、ブログでは分析されている。
最近の例で言えば、漫画『ONE PIECE』の主人公、モンキー・D・ルフィの「マリンフォード頂上戦争」での活躍に例えられるかもしれない。
世界最強クラスの大物海賊や海兵たちの前 で、自分が海賊王(最強の海賊)になることと、兄であるエースを死刑台から救出することを宣言する。どんな無謀で困難な状況でも、ルフィの言葉は徐々に周 りの人を巻き込み始める。
『物語三昧』のエントリでは、少年漫画からビジネスにおけるリーダーシップの問題にまで触れている。それは、「多数の人間を、長期間、大きな目標に 向かって動かす」力だ。部下を持つビジネスパーソンも、時には少年漫画を手にとってリーダーシップとは何か、について考えてみるのもいいかもしれない。
(非モテタイムズ;著 小山内 聡)
なるほど、よくわからん。。
それは、2010年8月21日12時2分にタレントの有吉弘行さんがツイッター上でつぶやいたことから始まりました。
「実写版ワンピースのドリーとブロギー役が、チェホンマンと曙だったら、俺は苦渋の決断で鑑賞拒否!!」
このつぶやきに端を発して、自身もONE PIECEファンである有吉さんが”架空”の実写版ワンピースの”映画制作会社の関係者という体”で予算の都合やスケジュール調整に格闘しながら配役を決定していくという神がかった流れがツイッター上で展開されました。
実際には、ツイートで噂に聞いた配役を尋ねたり、この配役はどうかと尋ね、それに有吉さんが答えていくという形です。実際のやりとりはこちらにまとめられています。
すでに決定した、もしくはオファー中の配役とスタッフは下記一覧の通りです。