週刊少年ジャンプ創刊50周年を記念してスタートしたTBSラジオ「サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ」。パーソナリティにサンドウィッチマンのお二人、ゲストにジャンプで連載経験のある作家(担当編集の場合あり)を一人招き、漫画家になったきっかけや作品の裏話など、ジャンプにまつわるテーマで毎週トークをしています。(ちょっとネタが古いですが)2017年11月4日放送分の回では、ゲストの久保帯人先生がぶっちゃけトークを展開しています。
ラジオクラウド版:
https://www.tbsradio.jp/197344
(放送では時間の都合カットされたトークも入った完全版)
伊達:さぁ、そんな久保先生なんですけども、デビューがですね、週刊少年ジャンプの増刊号なんですね。
久保:はい
伊達:増刊号に掲載された漫画の評判の善し悪しって分かるもんなんですか?
久保:そうですね、増刊号もなんかあの、人気投票みたいのがあるので、それで「(評判が)良かった」とか「悪かった」とか(担当編集に)言われますね。
伊達:はぁ〜、やっぱハガキが付いてて、あんのかな?読者カードみたいな
久保:で、最終的に表にして、(担当編集から)渡されるんで、何位だって
伊達:まぁまぁ良かった?
久保:そうですね、その時は何だったかな?あの…増刊号って毎回、連載経験者が巻頭を描いて、それプラス、連載中の作家の読切・四コマとかで、それが1位・2位なんです。必ず。
伊達:必ずなんだ
久保:で、3位からが新人の読切で、僕はその時に4位とかだったんで。僕の1個上が尾田さんの『ROMANCE DAWN』っていう読切で。その時から尾田さんのことは嫌いなんです。
伊達&富澤:はははははww
伊達:意外と物事はっきりと仰る方ですね
久保:笑
伊達:でも嬉しかったんじゃないですか?デビューで4位っていうのは
久保:そうですね、嬉しかったですね。でも「4位かぁ…」って。でも何位って言われるのがそもそも嫌なんですけど
伊達:それはちょっと分かる気がするなぁ、順位じゃないすもんね
『BLEACH』でお馴染みの久保先生の誌面デビュー作は高3の頃から描き始めていた読切『ULTRA UNHOLY HEARTED MACHINE』(麻薬組織と闘う話)で、1996年のジャンプ増刊号SummerSpecialに掲載されました。この増刊号には『ONE PIECE』のパイロット版にあたる読切『ROMANCE DAWN』も掲載されており、久保先生の記憶が確かならば、自身のデビュー読切が人気投票4位、
『ROMANCE DAWN』が新人漫画家の中では一番人気に相当する3位だったとのこと。
「嫌い」なんてはっきり言っちゃうとしこりが残りそうなものですが、これは久保先生のサービス精神なのだと受け取っています。さらに2週目の回(このラジオは2本録りの収録放送)では、伊達さんに「頭おかしいすわ」と言われるほどの、新人の時に参加したジャンプ新年会でのクレイジーな尖りっぷりエピソードを披露しています(笑)。逆に今、当時の久保先生のような態度を新人が自分にしてきたらどうか?と富澤さんから質問されると「死ねばいいのに」と(笑)。この尖りっぷりが原因で先輩作家(もちろん栄ちゃんを含む)に仲の良い人がいない(うすた京介先生を除く。久保先生は元々『すごいよ!マサルさん』のファンだった)と回顧する久保先生なのでした。
ラジオクラウド版(2週目):
https://www.tbsradio.jp/199723
(『BLEACH』のハリウッド版が頓挫した話も語られています)
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