キンダユウ:この間、スタジオジブリ…三鷹にあって、あそこでね、ジブリで働いてる人達に落語を知ってもらうっていう(機会があってね)。
緑:行ったんですか
キンダユウ:高畑(勲)さんとか鈴木(敏夫)さんとかがいて、そこにね「あの人」来てたの。
緑:誰っすか?
キンダユウ:尾田栄一郎さん
宮内:はぁあああ!ワンピース!凄くないですか
キンダユウ:そうそうそう。ホントに下駄履いてるんだね、あの人。
宮内:そうなんですか!?
ディレクター:そこで落語やったんですか?
キンダユウ:そう、落語やって、「じゃあ、打ち上げやりますから」って。高畑さんとか鈴木さんとか大金持ちじゃん、ね?どんなとこ行くんだろう、打ち上げって思ったら、上の食堂でサンドイッチ食って、ビール飲んで…安っす!!!!! これ安すぎだろ!ってw
緑:でも、すごいですね。ずっと自慢できますよ、うらやましい。
ディレクター:師匠、ちゃんと落語の仕事もやってるんですね。
キンダユウ:あの、尾田さんの奥さん。あの、ナミにそっくりだね。
緑:結構巨乳系の?
キンダユウ:うん、綺麗な人でね。
キンダユウ:大金持ちだよね。なんだっけ、震災の時、何億だっけ、寄付したって。
キンダユウ:あとね、別の漫画家の先生もいてね、それは別のとこで知り合ったんだけど、若くして尾田さんって売れちゃったでしょ?「あいつ金の使い方知らねーんだよ」って言って、キャバクラ教えてやったっていうw 誰だっけな~?(※生放送のコメントを読んで)あ、そうそう矢尾さんだ!矢尾さんがお金の使い方教えてあげたってw
緑:え?矢尾一樹って声優じゃないの?
キンダユウ:声優だった、そう。何の時、一緒になったんだっけなぁ?色んなところで会うから分かんなくなるんだよね。
ピース又吉「ONE PIECE」を学問で読み解く「漫学」
ピース又吉と眞鍋かをりがMCを務める番組「大人番組リーグ2 漫学『ONE PIECE』を学問で読み解く!」(WOWOWプライム)が、2月16日(日)に放送される。
学問を通してマンガの人気作品を読み解く新たなエンターテインメント番組「漫学」。今回は尾田栄一郎作「ONE PIECE」(ワンピース)がピックアップされる。哲学者の萱野稔人と生物学者の長沼毅が、それぞれの視点から作品を解説。「ONE PIECE」の大ファンというアンジャッシュ児嶋もゲスト出演する。
収録後の記者取材会で、又吉は「マンガと学者さんは結びつかないと思っていた。でも『ONE PIECE』はもう1つの世界を細かいところまで描ききってるから、僕らの生活してる世界の学者さんの見方が適用できる」とコメント。「学生時代は友達が多いほうではなかったが、大変な冒険をする上で仲間は大切なんやな、と先生の話を聞いてわかった。仲間を作らんかったら滅んでしまう(笑)」と作品への理解を深めた様子だ。
さらに「人間の内面が描かれているマンガが好き。『ONE PIECE』も登場人物がそれぞれ葛藤している。僕は主人公が破滅していくマンガを読むことが多かったが『ONE PIECE』は葛藤を乗り越えていくので痛快やなと思う」と明かす又吉。同じくMCでタッグを組んだ眞鍋は「ONE PIECE」の読者ではないものの「こんなにも深いテーマがあるのなら読みたい」と語り、これを受けて児嶋も「ファンタジーとしてしか思ってなかったのが恥ずかしい。歴史が学べるし、現代社会も投影されていて、大人が読んでも勉強になる。マンガじゃなくて教科書!」と力説した。
この「漫学」は2月9日(日)にスタートするWOWOWの実験枠「大人番組リーグ2」の一環。「大人番組リーグ2」では毎週日曜23時に全13本の番組が放送され、視聴者投票の結果、上位4本がレギュラー化の権利を獲得する。又吉は「真剣に学問を研究してきた先生たちが語れる要素がマンガにある、ということが面白い。『ONE PIECE』が好きな人はもちろん、眞鍋さんのように『ONE PIECE』に距離を取ってきた人にも観てほしい」とレギュラー化へ向けてPRした。
WOWOWプライム 2014年2月16日(日) 23:00 ~ 23:35
<出演者>
ピース又吉 / 眞鍋かをり
ゲスト:アンジャッシュ児嶋
学者:長沼毅(広島大学准教授) / 萱野稔人(津田塾大学教授)
(お笑いナタリー)
大人番組リーグ:「漫学 『ONE PIECE』を学問で読み解く!」 研究者が人気マンガを分析
WOWOWは毎週日曜午後11時に既存のジャンル以外のエンターテインメントを模索する実験枠「大人番組リーグ」の第2シーズンをスタートさせた。それぞれ異なるタイプの番組全13本が、将来のレギュラー番組化を懸けてしのぎを削る。各番組は放送後にウェブ上で集計される視聴者からの投票結果によって4番組がレギュラー化の権利を獲得できる。リーグのチェアマンは俳優の八嶋智人さん。そして2013年のミスキャンパスたちで構成された「大人キャンパズガールズ」がアシスタントを務め、毎回豪華ゲストも出演する。16日に放送される第2弾「漫学 『ONE PIECE』を学問で読み解く!」を担当したWOWOW制作部の遠藤裕プロデューサーに、その魅力を聞いた。
−−番組の概要と魅力は?
この番組では、マンガ作品を一つ取り上げ、2人以上の研究者の方にその専門分野ならではの視点から深く読み解いていただきます。多くの人が読み流しているような部分の深掘りや、まったく想像もしなかった見方を体験できる、今までのマンガの読み方が一変する知的エンターテインメント番組です。今回は「ONE PIECE(ワンピース)」を、政治哲学と生物学の視点から読み解きます。
−−番組にするときに一番に心掛けたことは?
取り上げるマンガ作品を読んだことがない方がご覧になっても面白い番組にすることを心掛けました。とはいえ、初回ですし、なるべく多くの方に興味を持っていただくために、累計発行部数が3億部を超えるなど、非常に多くの読者を獲得している「ONE PIECE」を取り上げることにしました。
−−番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?
集英社の週刊少年ジャンプ編集部の協力が得られて、「ONE PIECE」を取り上げられるということがまずはうれしかったです。レギュラー化した際に読み解きたいマンガ作品はたくさんありますが、最初に取り上げる作品として、この超人気作が読み解けるというのは、番組にとって最高のスタートができたと思っています。あと、やりたかったけれどできなかったコントが、勝手に次回予告というカタチで番組の後半に登場します!
−−番組の見どころを教えてください
今回「ONE PIECE」を読み解いていただいた哲学者の萱野稔人先生と生物学者の長沼毅先生のお二人とも、ご自身の専門分野ならではのユニークな視点で、細部から作品の全体構造までを語るという、非常にダイナミックなお話をしていただけました。それを聞き出すのはMCのお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんとタレントの眞鍋かをりさん。そして、ゲストで「ONE PIECE」愛読者のアンジャッシュ・児嶋一哉さんですが、「ONE PIECE」をまったく読んだことがないという眞鍋さんが、どんどん興味を引かれていく様子にもご注目ください。
−−視聴者へ一言お願いします
視聴者の皆さんの投票によってレギュラー化が決まります。このマンガ作品をこの学問分野から読み解いてほしい!など、レギュラー化に向けたリクエストやご感想をぜひお寄せください!
(毎日新聞デジタル)