『ONE PIECE』最新巻、週間売上今年最高166.8万部で首位
最新4/13付オリコン週間“本”ランキングコミック部門で、尾田栄一郎氏の人気コミック最新巻『ONE PIECE 77』(4月3日発売)が週間売上166.8万部で首位を獲得。現時点で今年(2014/12/1付~)のコミック累積売上トップを独走中の前76巻(累積売上302.4万部)が発売初週(2015/1/5付)で記録した週間売上144.2万部を上回る今年最高のコミック週間売上で好調な滑り出しを見せた。<後略>
(オリコン)
<ONE PIECE>コミックス77巻は初版380万部 4年ぶり大台割る
3日に発売された尾田栄一郎さんのマンガ「ONE PIECE(ワンピース)」(集英社)のコミックス77巻の初版発行部数が380万部だったことが明らかになった。2011年11月に発売された64巻以後は400万部以上を発行していたが、4年ぶりに大台を割った。集英社は「紙媒体の出版物以外にデジタルでもコミックスを配信し、販売チャンネルを増やしている。77巻も5月にはデジタル版を配信する予定」と話している。
「ワンピース」は、手足などがゴムのように伸びる麦わら帽子の青年ルフィが、海賊王を目指して仲間とともに大海原を冒険する物語。1997年から週刊少年ジャンプ(集英社)で連載され、99年からテレビアニメが放送されている。
コミックス1冊あたりの初版発行部数は、57巻(10年3月発売)で300万部に達し、人気小説「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(静山社)の290万部を抜く日本記録(当時)を更新した。その後64巻(11年11月発売)で400万部の大台を突破し、67巻で最高となる405万部に達した。
(毎日新聞デジタル)
GENERATIONSの最新曲がアニメ「ワンピース」の新主題歌に決定
ENERATIONS from EXILE TRIBEの新曲「Hard Knock Days」が、フジテレビ系アニメ「ワンピース」の新主題歌に決定した。
GENERATIONSの楽曲がアニメの主題歌に起用されるのは今回が初。単行本の累計売上数では3億2千万部を誇ると言われる大人気漫画のアニメ「ワンピース」の主題歌に起用された楽曲「Hard Knock Days」は、力強いロックサウンドに乗せながら、あらゆる困難に真正面から立ち向かう、タフな毎日を生き抜く日々とその想いを綴った一曲となっている。
GENERATIONSのボーカルを務める数原龍友は、新主題歌に決定に際し「友情、絆、仲間の大切さ、この全てはワンピースで学んだと言っても過言では無いと思います。たくさんの涙を流しましたし、たくさんの笑顔を届けてくれました。子供の頃から大好きな作品ですし、これからもずっとずっと大好きな作品だと思います。主題歌に起用されると聞いたときは、驚きが大きすぎて言葉が出ませんでした。いつも見ているワンピースのオープニングで自分が歌っている曲が流れると思うと、とても嬉しい事ですし、めちゃくちゃワクワクしています!今回「Hard Knock days」は、ここまでロックの色が強いサウンドは今まで挑戦した事が無かったのですが、いい意味で今までのGENERATIONSとは違う、GENERATIONSらしくない楽曲に仕上がったと思っています。それがまたひとつ、僕達の持つ可能性を広げるきっけにもなっているのではないかなと思います」とコメント。
また、パフォーマーを務める小森隼は、「小学生の時から見ていたワンピースの主題歌に起用して頂き素直に嬉しいです!何度も勇気を貰ったワンピースに負けない様にGENERATIONSのこの新曲で少しでも多くの方に勇気を届けられる様に僕達も頑張りたいと思います!!」と語った。このように、メンバー一同喜びと興奮を隠せない様子が伝わってくる。
そしてこの度GENERATIONSがフジテレビ系アニメ「ワンピース」の主題歌として起用された経緯としてフジテレビ編成部・狩野雄太氏は「放送開始16年目を迎え、15周年という節目が終わったと落ち着くのではなく、今後20年を目標に『ワンピース』が更なる飛躍をするために、今最も勢いを感じるアーティストにも一助を担って頂こうとGENERATIONS from EXILE TRIBEさんにお願いをさせていただきました。楽曲を制作していただくにあたり、歴代の主題歌なども振り返るなど、綿密にお打合せをさせて頂き、『ワンピース』の世界観にマッチするような格好よさとキャッチーさを兼ね備えた楽曲を作っていただきました。オープニングからこの楽曲が流れますが、今後の白熱したエピソードを必ずや盛り上げてくれるクオリティに仕上がっておりますのでどうぞテレビでご覧いただければと思います」とコメントした。
GENERATIONSは、新曲7曲を収録したフルボリュームのニューアルバム『GENERATION EX』を2月18日にリリースしたばかり。発売初週には、約6.4万枚を売り上げ、週間アルバムランキング1位を獲得。ファーストアルバムに続き、2作連続1位という名誉ある結果を残した。 「Hard Knock Days」は、現在発売未定、いち早く聴きたい方はアニメでチェックしよう。
(minp!)
GENERATIONS、ワンピース歌う!小森「うれしい」
EXILEの弟分ユニット、GENERATIONS from EXILE TRIBEが、フジテレビ系人気アニメ「ONE PIECE」(日曜前9・30)の主題歌を担当することが29日、分かった。
あらゆる困難に立ち向かい、生き抜くことを歌ったロックナンバー「Hard Knock Days」(発売日未定)で、4月5日から流される。同グループがアニメ主題歌を歌うのは初。
同局編成部の狩野雄太氏は「放送開始16年目を迎え、20年を目標にさらに飛躍するために、今最も勢いを感じるアーティストに一端を担っていただきたかった」と起用理由を説明する。
GENERATIONSはメンバー全員がワンピース好きで、なかでもパフォーマーの小森隼(19)は原作漫画を欠かさず読むため、連載中の「週刊少年ジャンプ」を小学生のころから購読しているほど。さらに、同アニメの人気キャラクター、サンジのアクロバティックな動きをパフォーマンスに取り入れるという筋金入りのファンだ。
4月4日スタートの全国ツアーで主題歌を初披露することも決まり、小森は「素直にうれしい。何度も勇気をもらった『ワンピース』に負けないよう、僕たちも新曲で多くの方に勇気を届けられたら」と気合が入っている。
(サンケイスポーツ)
「ユニクロ×松竹歌舞伎」コラボアイテム発売 200名が開店前から列
ユニクロと松竹による協業プロジェクト「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」が3月26日の今日、発売された。銀座店では200名が開店前から列を作り、オープニングセレモニーに登場したアンバサダー 市川猿之助が出迎えた。
「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」では、日本を代表する伝統芸能である歌舞伎をユニクロの服を通じてポップカルチャーとして発信。アイテムはNIGO(R)が制作し、市川猿之助の屋号「澤瀉屋(おもだかや)」にまつわる紋や文様、歌舞伎の化粧法である隈取(くまどり)などのモチーフをUTからSTETECO&RELACO、バンダナ、ストール、トートバッグまで全9種63型に落としこんでいる。
同日、銀座店では開店前に発表会が開かれ、市川猿之助をはじめ同プロジェクトに参画しているNIGO(R)やユニクロ グローバルマーケティング部プロジェクトリーダー 松沼礼が登壇。アイテムの監修も務めたという市川猿之助は「隈取りの使われ方など、これまで日本文化が間違って伝わっている部分があった。今回は日本を代表するユニクロと世界規模で"本物"の歌舞伎を伝えることができて名誉」と感慨深い表情を見せた。NIGO(R)は「歌舞伎のモチーフを服に落とし込む作業は難しさもあった。僕が持つデザイン力やルールだけでは実現できなかったが、猿之助さんにサポートしてもらったことことで"本物"を作ることができた」とコメント。特に「お祭り」のUTでは、市川猿之助を表す三つ猿紋の配置に気をつけたという。市川猿之助は「着物の良さが出ていて、アウターを来ても紋がちゃんと見える。浴衣のような涼しげな色合いも気に入っている」と賞賛した。
フランスでは、日本に先駆けて3月20日に発売を開始。市川猿之助の汗とともに写しとった隈取をあしらった「黒塚(くろづか)」のデザインについては「(フランスは)歌舞伎のような化粧がない文化なので、珍しく思ってもらえた」(市川猿之助)と言う。第2弾については、10月と11月に上演を控えている「『ワンピース(ONE PIECE)』を題材とした歌舞伎のモチーフを作ってみたい」と展望を明かしている。
ユニクロ銀座店では、12階に「松竹歌舞伎×ユニクロプロジェクト」特別フロアを約2ヶ月間にわたって展開。同プロジェクトのアイテムを集積するほか、市川猿之助の衣装が展示されている。
(Fashionsnap.com)
猿之助がユニクロとコラボ「ギャラは全然ないです」
歌舞伎役者の市川猿之助(39)が26日、東京・ユニクロ銀座店で行われた「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」お披露目会に登場した。
日本が誇る伝統芸能と日本の巨大アパレルブランドのコラボだ。猿之助はそのアンバサダーを務め、女優・牧瀬里穂(43)の夫でファッションデザイナーのNIGO氏(44)がデザインを担当。猿之助の屋号「澤瀉屋(おもだかや)」の紋をモチーフにしたTシャツなどを取り揃えた。
アンバサダーのギャラについて猿之助は「全然入ってこない。名誉ですから、ユニクロさんとやらせていただくのは」と首を振る。
さらに「海外に行くと“なんちゃって”が多い」とニセモノ歌舞伎の蔓延に苦笑い。「若い方、歌舞伎を知らない方に着ていただきたい」と呼びかけた。
今後は人気漫画「ワンピース」とユニクロのコラボが夢だ。「(デザインは)NIGOさんに丸投げします」と白い歯をこぼした。
一方、2月21日に歌舞伎俳優の坂東三津五郎さん(享年59)がすい臓がんのため亡くなって、1か月がたった。歌舞伎界のスターの死去を改めて問われると、関係者が制したが、猿之助は「仕方のないこと。事実として受け止めて淡々とやっていきます」と努めて冷静な表情で話した。
(東スポ)
U21仏代表、高橋陽一氏を尾田栄一郎氏と間違える
モナコでまさかの人違い事件が発生した。現地時間の21日、モナコに所属するMFジョフレー・コンドグビアがキャプテン翼の作者である高橋陽一氏を尾田栄一郎氏と間違えてしまったのだ。
コンドグビアはモナコの練習を訪れていたと思われる高橋氏と対面。公式ツイッターにて同氏との2ショット画像を投稿し、「キャプテン翼作者と。大興奮だ!」と喜びを語った。しかし、問題はその後の一文。
「隣は作者の尾田栄一郎氏」
なんと、高橋陽一氏を尾田栄一郎氏と間違えてしまったのだ。
バルセロナのMFリオネル・メッシを始め、多くの欧州トッププレーヤーにも愛されるキャプテン翼。しかし、その作者の名前を覚えることはコンドグビアにとっては難しかったようだ。もしかしたら、同選手はキャプテン翼だけでなくワンピースの熱狂的なファンだったのかもしれない?
(フットボールチャンネル)
Grande émotion en compagnie du créateur D'olive&Tom Prochain sur la liste Mr Eiichiro Oda pic.twitter.com/Kl304JDLQx
— Geoffrey Kondogbia (@Geo_Kondogbia) 2015, 3月 21
『ワピース』? 中国も青くなる韓国のパクリアニメ…それでも侮れぬ“コンテンツ輸出力”
韓国政府がアニメーションとキャラクター産業の育成に本格的に乗り出し、世界的な人気やコンテンツの豊富さから「アニメ大国」と称される日本を、質の面でキャッチアップしようともくろんでいる。ただ、韓国内で人気を博しているアニメやキャラクターは日本の人気作品と類似したものが多く、クリエイターたちの実力には疑問符がつく。韓国内からでさえ、自国のアニメ産業の先行きには悲観的な声が上がる。もっとも、韓国は日本を含むアジア各国でドラマや音楽などの韓流ブームを巻き起こした実績を持ち、コンテンツの発信力は決して侮れないだけに、日本のアニメ産業や政府も傍観しているわけにはいかない。
■アニメ産業育成に400億円余りを投入
韓国の大手紙、中央日報電子版によると、韓国政府の文化体育観光部は2月26日、「キャラクター・アニメーション産業育成の中長期計画」を発表。2019年までに3800億ウォン(約413億円)をかけ、競争力のある産業に育てる方針を打ち出した。投資・支援の内訳はアニメーション分野に2000億ウォン、キャラクター分野に1300億ウォン、専門投資ファンドに500億ウォンという。
この2日前の24日には韓国経済新聞が、韓国の玩具市場で「国産のおもちゃが日本産のおもちゃを凌駕(りょうが)した」と報じた。それによると、ロッテマートが運営する米玩具量販店の「トイザらス」で、韓国の国産アニメ「ハローカーボット」に登場するキャラクター「ペンタストーム」のおもちゃが、日本戦隊シリーズ「獣電戦隊キョウリュウジャー」を抑え、今年初めから2月16日までの売り上げで1位になったという。
韓国内で自国のアニメが人気を集めても何ら不思議ではなく、韓国発のキャラクターが躍進しているかのように見える。もっとも、こうした報道や韓国政府の意気込みとは裏腹に、アニメ・キャラクター産業をめぐる韓国の実情はお寒い。
■人気玩具は日本発祥の変形ロボット
例えば、このハローカーボットというアニメ。さまざまな自動車がロボットに変形・合体して活躍するというもので、韓国の現代自動車と提携して実在の車をモデルにしている。ペンタストームは5体のカーボット(ロボットに変形する自動車)が合体するキャラクターで、売り上げ1位になったおもちゃは2014年12月に発売された。
変形ロボットといえば、日本の玩具大手、タカラトミーが米企業と提携して1984年から展開している玩具シリーズ「トランスフォーマー」があまりにも有名だ。トランスフォーマーはタカラトミーの前身、旧タカラが80年代初めに発売した変形合体ロボットが、そもそもの出発点。ハローカーボットは日本発祥のこのキャラクターに酷似している。
それもそのはず、発売元の韓国の玩具メーカー、孫悟空(ソノコン)は海外の玩具メーカーからのライセンス商品の販売が主体。ハローカーボットは独自のアイデアではなく、「国産」とは到底いえない代物だ。
もっとも、中央日報によると孫悟空のチェ・シンギュ代表は経営方針として「創造経済」を標榜(ひょうぼう)し、「創造経済は世の中になかった新天地を切り開くのではなく、これまでのなじんだ商品に『第2の生命』を吹き込む作業」という持論を展開する。物まねとの認識はほとんどない。
■アニメ制作は模倣の積み重ね
「パクリ」の本家本元と目される中国も真っ青になりかねない模倣の歴史を積み重ねてきたのが、韓国のアニメ・キャラクター産業が歩んできた道のりだとの指摘は少なくない。
韓国で現在人気を集めているロボットのアニメ「テコンV」は日本の大ヒット作「マジンガーZ」と酷似し、漫画でも日本の「ドラゴンボール」そっくりの「スーパーキッド」、「らんま1/2」ならぬ「らむば1/3」、「ワンピース」に至っては「ワピース」というタイトルの作品やゲームが出回っている。
「ドラえもん」は「トンチャモン」、「ピカチュウ」は「パワモン」といった具合に模倣は止まらない。
さかのぼれば、1970年代には手塚治虫の代表作「鉄腕アトム」をほうふつさせる「宇宙少年キャッシュ」「稲妻アトム」というアニメが韓国で制作され、日本の「機動戦士ガンダム」を下敷きにした「宇宙黒騎士」も登場。さらに「宇宙戦艦ヤマト」ならぬ「宇宙戦艦 亀船」というアニメも作られた。
韓国のメディアも、この事実から目をそらすことはできず「優れた専門性を持つスタッフの不足、キャラクターの違法複製の蔓延(まんえん)などで、世界水準の競争力を確保するには難しい状況だ」(中央日報)と指摘する。
■コンテンツの輸出戦略では韓国が優位
ただ、韓国からは世界50カ国以上に輸出され、「アニメ韓流」の有力候補とされる作品も生まれている。パトカーや救急車などの自動車に変身するロボット救助隊が主人公として活躍する幼児向けの教育アニメ「ロボカーポリー」だ。
車を擬人化した米アニメ「カーズ」と、トランスフォーマーの要素を取り込んだような作品とはいえ、2011年に韓国教育放送公社(EBS)で放送された後、フランスや中国、ロシアだけでなく日本のテレビ東京などに販売された。さらにキャラクター玩具も韓国でヒットしただけでなく、欧州など海外でも売られている。
かたや、日本のアニメ制作会社のコンテンツ輸出は芳しくない。日本動画協会の「アニメ産業レポート」によると、アニメの海外販売売上高は05年の313億円をピークに右肩下がりの状況が続き、12年は半分以下の144億円に落ち込んでいる。
また、総務省や韓国当局のデータを基にした経済産業省のまとめによると、放送番組の輸出額は10年の時点で韓国の165億円(邦貨換算、暦年ベース)に対し、日本は63億円(年度ベース)と半分にも満たない。
韓国政府の後押しもあってアジア各国で次々とブームとなった韓流ドラマに象徴されるように、コンテンツの輸出戦略という観点からは、日本は韓国の後塵(こうじん)を拝している。
現状に危機感を抱いた経済産業省が「クールジャパン」戦略を展開し、コンテンツの輸出に注力しているものの、目に見える大きな成果はまだ生まれていない。クリエイターの質の高さではアジアの中で日本は優位に立つものの、韓国が模倣の域から抜け出せないでいるうちに、日本政府はアニメ産業の振興策をさらに充実させ、名実ともにアニメ大国となることを目指す必要がありそうだ。
(産経新聞)