「ONE PIECE」(以下「ワンピース」)は、97年から「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートした。
現在は69巻まで単行本が刊行されているが、累計発行部数は約3億部と、日本漫画史上最も売れている作品なのである。
アニメも単体作品としては異例となる99年からの長期放映を続けている。そして映画もドル箱で、正月に公開された最新作も、興行収入60億円を超える大ヒットとなった。
もちろん、作者の尾田栄一郎氏(38)も億万長者だ。
「都内屈指の高級住宅街に建てた、関係者が『尾田ニーランド』と呼ぶ大豪邸に住んでいます。ホームパーティに呼んでいただきお邪魔したのですが、100人以上が詰めかけても余裕の広さで、邸内にワンピースのグッズが取り放題のクレーンゲーム機まで設置してあったのにはドギモを抜かれました」(テレビ関係者)
数々の金字塔を打ち立てた国民的漫画「ワンピース」だが、それでも知らないという読者のために少々説明しよう。
物語は、「海賊王」を目指す少年・ルフィが、一筋縄ではいかない難敵たちとバトルを繰り広げながら、個性豊かな仲間たちと友情を育んでいく冒険活劇だ。
「ワンピース」に関しては同人誌の類いまで読み尽くす、アニメオタク芸人「三平×2」氏が解説する。
「ストーリーがよく練られていて、一度読み始めたら世界に引き込まれてしまう。しかも、節目節目で涙が止まらなくなるほど感動させられます。漫画喫茶で号泣してしまい、屈強な黒人男性に『ダイジョウブデスカ』と心配されたこともあったほどです」
単行本の発行部数でもわかるように、毎週、次の展開を楽しみにしている読者が日本全国津々浦々にいるのだ。
そんな同作品が、ジャンプ2013年16号(3月18日発売)で〈作者急病により〉という理由で休載された。
この休載がいかに突発的なものであったか論じるのは、さる出版関係者である。
「これまでも『ワンピース』が休載されたことはありますが、全て前号で告知がなされていましたからね。しかも今回は、目次にタイトルが掲載されている。いかに急を要したアクシデントだったかがわかります。ジャンプでは通常、数本先までストックを用意している。同作の休載は売り上げを左右する大問題ですから、病気で1週穴をあける程度であれば、連載を飛ばさずストックで賄えたと思うんです」
つまり、別の理由により、やむなく掲載を見送らざるをえない問題が起きたのではないかというのだ。
そしてインターネットの掲示板上に、事情を知る者が断定したような、こんな書き込みがされたのである。
〈尾田急病じゃなくて、勝新の版権が問題になってこれ以上掲載できなくなってる。勝新の扱いともう発行してしまった問題をどう解決するか議論中〉
実は休載前の15号で、誰もが知る名作映画「座頭市」の主人公を演じる、故勝新太郎(享年65)に酷似したキャラクターが登場していたのである。
(アサ芸プラス;週刊アサヒ芸能 2013年4月4日号)
ジャンプで連載ストックを持っているのは『こち亀』ぐらいじゃないでしょうか。
あとは、『HxH』のような特殊な連載形態をとっている場合に限るはずです。そもそもワンピにストックがあるのなら、それこそジャンプの売り上げに左右するので、普段から休載しないでしょう。
休載騒動の件は元より始まってはいませんが、既に終わった話です。
「尾田ニーランド」の呼称は本当ですかね?w
【ニュース】 WJ16号(3/18発売) ONE PIECE休載騒動のまとめ
【論破】 休載理由めぐり権利問題が憶測される→集英社「そういった事実はありません」
【休載騒動】 権利問題が憶測される→勝プロダクション「そんな話、初めて知りました」
Benoit was convinced that any two snails that had once mated remained forever in telepathic contact, no matter the distance between them. Touch one, and its mate would move. Based on this principle, Benoit devised a pair of contraptions consisting of 24 snails glued to the bottom of a bowl, each representing a different letter of the alphabet. Each snail’s mate was affixed, with a corresponding label, to a receiving device that could be installed anywhere in the world. “Space was not considered by snails. Place one in Paris, the other at the antipodes, the transmission of thought along their sympathetic current as complete, instantaneous and effective as in his room on the troisieme,” writes Sabine Baring-George in the 1889 book Historic Oddities and Strange Events.
As you might expect, the device didn’t work very well: the device worked pretty lamely even considering the fact that the inventor felt compelled to “supervise” each antipode to make sure his assistants were touching or reading the snails correctly.
(WIRED)
このキャラクター、名前はまだ明かされていないが、着物のようなものを着ていて短髪で盲目。刀の刃を入れた仕込み杖を持っている。漫画の最後のページに顔のアップが出てきて、
「この人の世にゃあ、見たくもねぇウス汚いモンも、たくさんありましょう」
というセリフがあるのだが、ネットでは、「勝新太郎!」「座頭市じゃねぇか!」などと声が上がり、肖像権的にはどうなのか、という疑問が出てきたらしい。そして、
「ワンピース、勝新太郎座頭市に酷似したキャラクターを出したことで連載中断か」
などとネットで騒ぎにもなった。
もっともこれはただの憶測らしい。休載は勝新太郎さんの座頭市キャラを出したことが原因なのか、集英社広報に話を聞いてみたところ、
「そういった事実はありません。あくまで作者の急病が原因で、17号(3月25日発売号)の再開に向け頑張っているところです」
と全面的に否定している。
(J-CASTニュース)
この憶測が広がったのは、「ワンピース、勝新太郎に酷似したキャラクターを出したことで連載中断へ」と題されたスレッドが2chに立ったことが元凶です。書き込みは次の通り。
真実■スクープ
尾田急病じゃなくて、勝新の版権が問題になって
これ以上掲載できなくなってる。
勝新の扱いともう発行してしまった問題を
どう解決するか議論中
もちろんこれは2chクオリティで、ただのスレネタです。ソースはなくデマなのですが、スレッドのアクティブは高く、お決まりに まとめサイトでまとめられ、ツイッターで拡散されており、私の耳にも入っていました。
連載は1週休載後に再開予定であることは、当初から発表されているのに、「中断か」と議論する余地ははじめからありません。これは今月13日の休載発表のタイミングとジャンプ誌面の印刷のスケジュールを考えれば明らかです。詳しくはこちら→「【ニュース】 WJ16号(3/18発売) ONE PIECE休載騒動のまとめ」
そもそも「勝新太郎の”版権”」は問題になるはずもなく、問題になるとすれば「座頭市」の版権です。もし版権元が権利を主張すれば、問題になることはあるかもしれません。しかし、もしそうなら、権利問題が原因で今週号が休載にはなりません。なぜなら、版権元が先週号のジャンプ(701話)で問題のキャラクターを確認し権利を主張したところで、それが月曜日だとすると5日も前から今週号のジャンプの印刷は始まっており、月曜時点では製本が完成しているからです。一部は搬送されている可能性すらあります。とてもじゃないですが、差し替えは間に合いません。つまり、権利問題が原因ならば、次週号が休載になるもしくは今週号のジャンプの発売中止となるはず。基本的に、デリケートな版権関係は事前に編集部が関係者にきっちり許可を取っているはずなので、大丈夫と考えていいです。
ただ、こういった憶測が飛ぶ原因の一つに、「急病」という休載理由に信用性がないというのはあるかもしれません。信用を失わせたのは漫画出版業界ですし、「作者急病」をテンプレートのように休載理由に使うのは考え物です。あと「取材」のためもやめい!w 後々結局「何の取材だったんだよ」と思うことがままありますw
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