衆院選ふくおか:候補者の横顔 8区
◇経済政策とユーモアと--麻生太郎氏(72)=自前
79年の初当選以来、冷水トンネル、八木山バイパス、福北ゆたか線電化など、交通網整備が進んだ結果、大学や自動車関連企業などが筑豊に進出した。「地元で仕事ができる、地元で根を張れる状況が少しずつできてきた」と手応えを語る。
首相在任時、特に力を入れたのが経済対策。「結果的に後で景気は良くなった。あと3年やらせてもらえていたら……。選挙で負け、状況は元に戻った。やり直さない限りデフレは続く」と断言。出陣式でも「金融緩和、財政出動、経済の成長戦略をきちっとやり上げて初めて経済は成長する」と強調した。
移動の時間などを利用し、週10冊以上のマンガ雑誌に目を通す。「ワンピースを知らなくて、若い人と話ができるかね。ああいったものは読んでおかないと、時代に追いつけないと思うけどな」。長年愛読するのは「ゴルゴ13」。「あれに勝る国際的な小説書いている人はいないんじゃないか」と評価する。
要職を離れてから地元入りが増えた。イベントに顔を出すと、大人はもちろん首相時代を知らないはずの子供まで「一緒に写真を」と集まってくる。「昔から、犬と子供とばあさんには受けがいいんだよ。犬と子供に票はないけどね」とおどけて見せた。
◇責任世代の役割果たす--山本剛正氏(40)=民前
党への逆風下での戦いだが「追い風や向かい風というより、相手が大きい。チャレンジャーの気持ちでぶつかる」。自転車で選挙区を回りながら「時代の針を逆戻りさせてはならない」と訴える。
学生時代、旧日本新党で選挙を手伝い、自民党政権が打ち破られるのを見て「政治が決断すれば社会が変わる」と感銘。会社員や議員秘書を経て07年、政治家を目指し飯塚市にやって来た。今では八木山展望台(飯塚市)や遠賀川の河口から上流を望む景色、力丸ダム(宮若市)、ゆうひが丘バス停から見た山田の街並み(嘉麻市)……など好きな場所がたくさんある。
初当選から3年余。「全国でもこれほど冠水被害に遭っている地域はない」と訴えて遠賀川改修予算の増額を働きかけ、嘉麻市と朝倉市を結ぶ八丁峠トンネル工事を「山に囲まれた地域で、災害時に必要となる命の道だ」とアピール。「国会に届いていなかった一人一人の生の声を、国政に反映させるのが役目」と自負している。
今年、僚友の西村正美・参院議員と結婚。小学5年の女児の父親になった。「親を持つ子であり子を持つ親でもある自分は『責任世代』。次の世代に受け継いでいける地域と日本をつくっていきたい」
◇失業・貧困問題が原点--新井高雄氏(63)=共新
「行き詰まった政治状況を、国民本位の政治に切り替えたい」と意気込む。
埼玉県出身。大学卒業後、古河鉱業(現・古河機械金属)に入社し75年、下山田事務所(旧山田市)に配属された。炭鉱が閉山した街で目の当たりにしたのが、失業や貧困の問題。「悪政が一番しわ寄せされている地域だと感じた」という。
「食べる米がない」など、切羽詰まった相談を受けることも多かった。「虐げられた人たちに、せめて人間らしい生活を」と政治の道を志し、85年から旧山田市議、嘉麻市義を歴任した。「地元の思いや願いを代弁するならば、必ず通じる」との信念で、政治倫理条例の制定や、中学校給食の実施などに力を注いできた。
「住民の皆さんと力を合わせ、暮らしの制度、福祉の制度を一つ一つ作り上げた」と自負する。
国政への挑戦は今回初めて。「地方政治には限界がある。例えば国民健康保険税の値上げの問題一つとっても、大本の政治を変えることができれば、住民負担を軽くすることができるはずだ」との思いがある。
読書が趣味で、自身の性格を「穏やか」と分析。碁石を手にするわけではないが「新聞の囲碁欄を読むのが楽しみ」という。
(毎日新聞 北九州版)
『ワンピース』の編集者がイケメン
11月25日に放送された人気バラエティ番組『ほこ×たて』(フジテレビ系)に登場した集英社の社員が、ネット上で“イケメン”と話題になっている。
この日に放送されたのは、「ワンピースマニア VS歴代編集者」と題したクイズ企画。様々なジャンルをテーマに「マニアVS社員」の戦いを見せる企画で、番組内でも人気のコーナーだ。この回は、マンガ『ONE PIECE』に関する知識を、同作品のマニアと歴代編集者で競うというもので、2012年4月の放送でも対決している。
そして、対決の結果よりもネット上で注目を集めたのは、歴代編集者チームで登場した6代目編集者・服部ジャン=バティスト哲さんだ。服部さんは、ハリウッド俳優のオーランド・ブルームを思わせる甘いマスクの持ち主。実は、1回目の放送後から“イケメンすぎる”と話題になっていた。
まとめサイト・NAVERまとめに作られたページ「【画像】ワンピース編集者6代目の服部ジャン=バティスト哲さんがイケメンすぎると話題」には、番組からキャプチャーした服部さんの画像が複数アップされており、同ページは11月26日現在までに約13万回の閲覧数を獲得する人気まとめとなっている。
そして今回の放送でも、番組を観ていたツイッターユーザーからは、服部さんのイケメンぶりに反応する声が多く書き込まれた。その内容は、
「俺の服部バティ哲さんは今日もガチかっこイイな!!」
「ワンピースがどうのより相変わらず服部さんイケメンすぎだった」
「さっきのホコタテ ワンピースクイズだったが… 問題なんかより編者の服部さんにばかり目がいきました」
「服部さんいけめんすぎる編集者だよ。あんな編集者いたら恋に落ちるよ」
(全て原文ママ)
など、多くのユーザーが服部さんに興奮している様子だ。
漫画好きのあいだでは、服部さんはちょっとした有名人だ。『週刊少年ジャンプ』で連載していた『バクマン。』に登場するキャラクター・服部哲のモデルとしても知られている(編集部注:顔のモデルは他の編集者)。
(web R25)