少女マンガだが、『ラブ★コン』(中原アヤ/集英社)もギャップ萌えの人にオススメ。必要以上に背が高く、それが原因でフラれた経験のある小泉リサが主人公。内面に抱える身長へのコンプレックスと、恋にあこがれる乙女心は、胸がキュンキュンすること必至だ。
そして、最後に紹介したいのが、『アクセル・ワールド』(川原 礫、合鴨ひろゆき/アスキー・メディアワークス) 。こちらもラノベ原作のマンガだが、主人公がものすごく小柄なため、黒雪姫をはじめとした萌え系のかわいいい女の子たちがみんな巨大に見えるという異色作だ。
と、いくつかの作品を紹介してきたが、実はデカ女を扱ったコンテンツは他のジャンルと比べてまだまだ数が少ないというのが実情。せっかくロンドン五輪によって高身長女子に注目が集まりつつあるのだから、マンガ、ラノベ、アニメ関係者のみなさんはこれからデカさを前面に押し出す強力コンテンツをどんどん作り出して、本格的デカ女ブームを到来させてほしいものだ。
(ダ・ヴィンチ電子ナビ)
>オトヒメというデカ女
中国女子だけで見てみると、「よく見る」が36.9%、「見る」が44.8%。日本食ほど、男性との違いは出ていないが、日本食の好き嫌い同様、やはり女子の方が、日本のアニメをよく見ている傾向が読み取れる。また、中国女子に限らないが、この設問では「どちらとも言えない」という中立的な回答が極めて少ない(中国女子だけだと3.4%)のも特徴的であり、これも日本食の中立的回答(同20%程度)と対照的。それだけ、「見る」という回答に集中したとも言える。
18―22歳という学生層中心の中国女子だけでは、「よく見る」が43.2%に達している。学生に限ってみると、44.6%。ワーキングウーマンの代表、外資系企業に勤める中国女子でも43%に達している。職業に関わらず、日本のアニメがよく見られていることが分かる。家庭月収2万元(約25万円)以上という裕福層の中国女子では、この数値が実に53.5%にもなっている。
インターネット環境さえあれば、中国に豊富にある動画サイトにおいて、字幕付きの日本アニメがしっかり整備されている。日本においても一般的にはそれほど有名ではないと思われる日本のアニメに関しても、ほとんど日を置かず字幕付きでアップロードされているような状況だ。百度(Baidu)の動画検索では、日本アニメの中国語タイトルを入れると、1話から最終話まできれいにインデックスされ、各動画サイトへのリンクが張られている。版権の処理が行われていないケースが多いともされ、問題もあるが、ユーザーにとっては非常に便利なのは確かだ。
そのような環境のため、日本アニメのファンは中国において極めて多く、一説によればそのキャパシティーは中国においても極めて人気の高いとされる韓流ドラマ市場を上回るとも言われている。韓流ドラマがどちらかといえば女性がターゲットになっているのに対して、中国においても日本のアニメは男女問わず愛されている。
調査は、中国消費者に対するインターネット調査で、2012年7月に行われ、有効回答数は男性1000人、女性1000人。中国女子の生活実態を明らかにするために行われたもので、男性の回答は比較参考するために収集した。サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が企画、設計、実査を担当した。
(サーチナ)
中国女子の生活実態白書2012 第9回
中国で行ったインターネット調査で、中国消費者に「日本のアニメで好きなものは?」と聞いたところ、男女の全体平均で「ドラえもん」が57.7%で最も多くなった。「70―80年代生まれの中国人は誰でも知っている。ドラえもんを通じて、“どら焼き”という和菓子があることを知った」(上海女子)という。
その他は男女やその平均で順位の変動はあるものの、中国女子だけで回答数の多い順に「ちびまる子ちゃん」「クレヨンしんちゃん」「名探偵コナン」「スラムダンク」「セーラームーン」「宮崎アニメ」と続いている。このうち男性と大きな違いが出たのは、「ちびまる子ちゃん」「セーラームーン」「宮崎アニメ」。これはアニメの内容によるものと考えられる。
その他、主な現在進行形のアニメでは、「ブリ―チ」(24.2%)、「ナルト」(21.2%)、「ワンピース」(20.7%)。これらはいずれも百度(Baidu)における検索語ランキング上位の常連でもある。
日本において女性に人気があるとされる作品「黒執事」「NANA」「とらドラ!」などに対して、中国女子の回答としては多く集まらなかった。
前回も指摘した通り、中国における日本アニメの視聴環境は“非常に整っており”、便利ではあるが、改めて調査形式で尋ねると、基本的に王道のアニメに好意が集まり、日本においては女性向きとされるものとはいえ、比較的新しい作品に対しての中国女子の“好き度合い”は伸びない傾向にあるようだ。
調査は、中国消費者に対するインターネット調査で、2012年7月に行われ、有効回答数は男性1000人、女性1000人。中国女子の生活実態を明らかにするために行われたもので、男性の回答は比較参考するために収集した。サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が企画、設計、実査を担当した。
(サーチナ)