「SMAP×SMAP」「ほこ×たて」など多数のバラエティ番組の構成を手がける放送作家の鈴木は、大の「ONE PIECE」ファン。今回、映画制作サイドの希望で、鈴木と尾田のコラボレーションが実現した。
またオープニングテーマは、capsuleの中田ヤスタカが担当。中田は現在開催中の「尾田栄一郎監修 ONE PIECE展 ~原画×映像×体感のワンピース」のテーマ曲も担当している。そのほか監督には「プリキュア」シリーズなどで知られる長峯達也が「ONE PIECE」に初挑戦。作画は前作「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」に続き、佐藤雅将が担当する。
4月21日からは全国の劇場にて特報第1弾を上映。特報映像には尾田が実際に使用している仕事机が映し出される。また「ONE PIECE展」で再現されている尾田の仕事机上には、「ONE PIECE FILM Z」における実際の設定画が無造作に置かれているので、ファンはぜひその目で確かめてみてほしい。
(コミックナタリー)
劇場版『ONE PIECE』の脚本に鈴木おさむ 初起用の決め手は「何より大ファン」
シリーズ累計発行部数2億6000万部を超える人気漫画『ONE PIECE』(集英社)の3年ぶり11作目となる劇場版アニメ『ONE PIECE FILM Z』(12月15日公開)の脚本を、人気放送作家の鈴木おさむ氏が手掛けることが19日、わかった。同作の大ファンである鈴木は、念願の初参加に「大ファンである僕が、魚人島編直後のお話を作らせていただきました」と大喜び。脚本制作に当たり、幾度も原作者・尾田栄一郎と打ち合わせを重ねており「新世界編に突入した映画はワクワクする物語になっています」と確かな手応えを明かしている。
1997年に『週刊少年ジャンプ』34号で発表されて以来、コミックスの累計発行部数は2億6000万部を超え(2012年4月13日現在)、最新刊65巻では初版発行部数400万部で日本記録を樹立。連載15周年を記念し、3月20日から六本木で開催された初の原画展覧会には、開幕から18日間で来場者数が10万人を超えるなど、国民的人気コミックとなっている。
同作のプロデューサー・種田義彦氏(フジテレビ)は「何よりワンピースの大ファンであること、そして、現在バラエティーの放送作家として、日本一皆さんを楽しませている一人だから」と起用理由を明かし、「ドキドキわくわくする作品を書いてくれました」と鈴木氏を絶賛した。
2009年の劇場版では映画ストーリー、コスチューム、クリーチャーデザイン、製作総指揮のすべてを尾田氏が務め、累計興行収入48億円、劇場版シリーズ歴代最高記録&2010年邦画興行収入上半期第1位を記録。3年ぶりとなる今作も、総合プロデューサーは尾田氏が担当し、オープニングテーマ曲はPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅをプロデュースする中田ヤスタカ(capsule)が担当する。
このほか、21日からは公開に先駆けて特報第1弾が上映され、ここでは尾田氏が実際に使用している仕事机を収録。翌週28日から劇場に設置されるチラシでは、新キャラクター「Z(ゼット)」の謎に迫るものも記され、こちらもファンからの注目を集めそうだ。
(オリコン)
「ONE PIECE」劇場版最新作 脚本は鈴木おさむさん
放送作家の鈴木おさむさんは2012年4月20日、ツイッターで、人気漫画「ONE PIECE」の劇場版アニメ「ONE PIECE FILM Z」(12月15日公開予定)の脚本を担当したと明かした。また、総合プロデューサーは原作者の尾田栄一郎さんであるとも認めた。
鈴木さんは脚本について
「ファンだからこそ悩みもしました。が、本当、光栄なことでありがたいです。ワンピースファンの人をガッカリさせず、沢山興奮してもらえるような仕掛け、脚本にいれました。」
とつづっている。
(J-CASTニュース)
オラ、わくわくすっぞ!
■思い刻まれた原画だからこそ伝わってくる 杉浦太陽・太雄兄弟と歩く
海賊たちの手配書が貼られた通路を抜けると、ルフィたち「麦わらの一味」の旅を追体験するパノラマシアターへ。キャラクターやセリフが巨大なスクリーンから飛び出してきて「すげー」と太陽さん。「心の中にドドン!と響きました」
ルフィが兄エースと共に戦う「マリンフォード頂上戦争」のブースは、大きなマンガのコマが、四方の壁から飛び出してくるような展示。ルフィとエースの前で杉浦兄弟も同じポーズ。
にぎやかなブースから出ると、エースの死を描く原画が飾られている。じっと見つめていた太陽さんが目元をぬぐう。「1枚1枚に思いが刻まれていて、原画だからこそ、伝わってくるものも大きい」
その後の「仲間シアター」はエースを失い、ぼろぼろになったルフィが、仲間の存在で立ち直るまでの映像が流れる。「めっちゃ泣いてるやん」と太雄さんにつっこまれ、再び涙をぬぐう太陽さんは「ええマンガやな」としみじみ。「おれは! 弱いっ!」と言うルフィは「自分の弱さを認めることで階段をのぼっていってる」と太陽さん。
再現された尾田さんの仕事机には、数冊のノートが無造作に置かれている。「今後の世界」「ONE PIECEの歴史」と書かれたノートを眺めて、「あれは映画用かな、次の話かな」と太雄さん。「尾田先生の頭の中はどうなってるんやろ」と太陽さん。「伏線がめちゃめちゃはってあるので、意味を考えながら読むのが楽しい」
「あれ? これ、朝読んだばっかり」。展示室のひとつに最新号の生原稿があった。ジャンプの発売にあわせて更新していく。「離れていてもつながっているのが仲間だ、と教えてくれる。ずっとこれからも続いてほしい」と太陽さん。2億6千万部を超すメガヒットマンガは、撮影現場でも盛り上がる話題だという。
「いろんな人とつないでくれる。まさにひとつなぎの大秘宝、ワンピースなのです」