「ONE PIECE」作者・尾田栄一郎さんに最初にお会いしたのは1999年秋。アニメ化されるのを機にインタビューしました。その時は単行本10巻で累計1650万部。時は流れて2009年秋、尾田さんが「製作総指揮」を務めた映画「STRONG WORLD」公開を控え、10年ぶりにインタビューしました。「よろしくお願いします」「前にお会いしてません?」というやりとりで始まった取材のことは、09年11月23日の本欄「ジョーダンじゃなーいわよーう尾田栄一郎さん」で書きました。連載13年目、55巻で累計1億7千万部でした。
その折の別れ際、「じゃあ、次は20年後に」「ええ?!」「じゃあ連載20周年のときに」「そうですね、そのときはぜひ取材させて下さい」なんて会話があったのですが、思いのほか早く3度目の機会がやってきました。
弊社と集英社などの主催による「尾田栄一郎監修 ONE PIECE展 原画×映像×体感のワンピース」(6月17日まで東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中)を前に、特集紙面用のインタビューをひとつよろしく、とお呼びがかかって今年2月に仕事場にお邪魔することに。
人気漫画「ワンピース」のフィギュア付き菓子を万引きしたとして、京都府警上京署は6日、京都市上京区御前通今出川上る、無職中村聖太容疑者(27)を窃盗容疑で逮捕したと発表した。
発表では、中村容疑者は1月22日午後0時5分頃、上京区のコンビニエンスストアで、菓子2箱(計420円相当)を盗んだ疑い。
中村容疑者が、購入済みの2箱を店内で開封して中身を確認した後、棚に戻して別の2箱を万引きする様子が防犯カメラに映っており、今月5日夕、中村容疑者が再び来店したのに気付いた店員が110番した。この菓子のフィギュアは12種類あるという。
さえない宇宙人を演じる温水洋一さん、さえない男を演じる小籔千豊さん
小籔千豊「娘は僕そっくり」と主演映画の舞台挨拶で“すべらない話”を披露!
大阪の町工場で働く無口な男と、偶然地球に落ちてきた宇宙人の“さえへんコンビ”が巻き起こす、切なくも優しい恋と友情の物語『FLY!~平凡なキセキ~』。この映画が3月10日に公開初日を迎え、シネマート六本木で行われた舞台挨拶にキャストの小籔千豊、相武紗季、温水洋一、大杉漣と、近藤真広監督が登壇した。
本作で初の映画主演をつとめた小籔は、共演の相武について「もっと女優さんってプライドが高いのかなと思ってましたが、中身がここまで普通の芸能人は見たことがない。地元におりそうな感じで、ビックリしました」とコメント。
また、温水について小籔は「僕よりだいぶ年上なのでどんなお話をされるのかなと思ったら、『今、“ワンピース”を読んでいるんだよ』っていうお話をされて。宇宙人の格好の温水さんが『あの実を食べた人ってすごいよね!』ってマンガのお話をするんですけど、『目の前のあなたの方がすごいよ!』と思っていました(笑)」とエピソードを明かした。
一方、小籔の印象について語ったのは大杉。「小籔さんっていつも一歩引いたところで人をじっくり見て、何かを観察するような目線を持ってらっしゃるんですよね。今回演じられてる満男という役も、役なのか小籔さんなのか垣根がなくなってる感じがあった。魅力のある方なんだなと思いました」と、小籔を絶賛。この言葉を聞いた小籔は「小籔家、一生の宝でございます!」と大感激していた。
この日は、「平凡なお題でキセキを起こせ! サイコロトーク!」と題したコーナーを実施。まず相武がサイコロを投げると、出た目は「あなたの血液型は?」というテーマ。相武が「A型とB型の両親から生まれたO型なんです」と明かすと、小籔は「うちも僕がB型で嫁さんがA型で、娘がO型なんです」とエピソードを披露。
小籔はさらに「娘が生まれたとき、AとBからOが生まれるっていう知識がなくて、嫁さんを一瞬疑ったんですが、娘も大きくなり今小学校3年生なんですけど、僕そっくりなんですよ(笑)。安心しております」と、トークを展開。以前、バラエティ番組『人志松本のすべらない話』で「父と妹と顔が同じ」ということをネタにしていた小籔だが、3代揃って同じ顔だという新たな“すべらない話”に観客は爆笑していた。
最後に、近藤監督は「全編大阪で撮影をしまして、非常に大阪らしいほのぼのとした心温まる映画になっています。素晴らしい出演者の方々、スタッフ、(主題歌の)斉藤和義さんの曲、ヨーロッパ企画の脚本ということで本当にいい作品になっていますので、楽しんでいただければ」と本作への思いを語っていた。
(MOVIE Collection)
何ですかー!?、このB級映画はw
――約100点の原画、主人公ルフィと仲間たちの等身大フィギュアなど、盛りだくさんですね。
「フィギュアは、原型師の方たちが『徹底的に原作通りに再現したい』とすごい意気込みだった。僕のキャラクターは体格が変わっているのが多いけど、立体でイメージしているので再現しようと思えばできる。原型を見せてもらい、いろんな角度から撮った写真でもチェックし、何度も修整をお願いして素晴らしいものが出来上がった」
「原画をたっぷり展示してしっかり見せる、というのがこの展覧会の出発点。僕が客なら『これをあの先生がペンを動かして描いたんだぁ』と作者の息づかいが感じられるところがうれしいんだけど、自分の原画はいっつも見ているものなので『これ、そんなに見たいかなぁ?』なんて……いや、見たいんですよね」
――原画が動く二つの大型シアターもあります。
「シアターは、自分の原画がそのまま動くというちょっと体験したことのない映像で、僕でも『おおっ!』と感動するくらいだから、涙もろい人はハンカチを用意してきてね」
――展示用に特大イラストを描きおろしたとか。
「机に載らないんで、テーブル出して中腰で描いてたら筋肉痛になった。ふだんしないような細かな色の塗り込みができて、楽しかったです」