ワンピース・ルフィ像 経済効果26億円 大学生が調査 熊本県庁前に設置
熊本県庁前に設置された人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の主人公「ルフィ」の像による経済効果が年間約26億円に上るとの試算を、熊本県の尚絅(しょうけい)大の学生らが27日公表した。
像は、漫画家で「ワンピース」作者の尾田栄一郎さん(熊本市出身)が熊本地震の復興支援に取り組んだことなどに感謝し、県が18年11月に1300万円かけて設置。ルフィの仲間の像8体も県内各地に設置されることが決まっており、このうち19年12月に「サンジ」(益城町)と「ウソップ」(阿蘇市)が完成した。
調査は、尚絅大現代文化学部の学生ら延べ66人が19年10月~20年1月に計4回、ルフィ像を訪れた観光客にアンケートをするなどして実施。来訪に関連する飲食や宿泊などの消費行動を聞き取った。その結果、年間来訪者数を5万5211人、経済効果を26億7197万円と試算した。
幅広い年齢層が来訪し、像を起点に熊本城などの観光地に移動する人が一定数いることや、海外からの来訪者が8%を占めることも分かった。学生から調査結果の報告を受けた蒲島郁夫知事は「県が新型コロナウイルス感染症や九州豪雨に見舞われる中、仲間の像が設置される市町村も勇気づけられる」と話した。
共に同大3年で調査に参加した岩田真祈(まき)さん(20)は「ルフィ像だけで経済効果が26億円にもなるとは驚いた」と話し、梶原瑠花(るか)さん(21)は「残る6体の仲間の像も公開されたら更に大きい効果が出ると思う」と期待した。
(毎日新聞)
フジ放送延期ドラマ、アニメ再開は「準備を進めて」
フジテレビの遠藤龍之介社長(63)は29日、新型コロナウイルス対策で放送延期などになったドラマ、アニメについてコメントを発表した。
「月9の『SUITS/スーツ2』は1、2話だけ放送、火曜9時のカンテレドラマ『竜の道』、木曜10時の『アンサング・シンデレラ』はまだ1度も放送できないまま延期を余儀なくされています。緊急事態宣言が解除されたことを受け、いずれの番組も収録可能と判断でき次第、撮影を再開すべく準備を進めていて、その見通しがついたところで放送再開についても速やかにお伝えしたいと考えています。
7月期のドラマにつきましても、4月期ドラマの放送再開のめどがつき次第、順次放送予定を組んでいきたいと思います。
また、アニメ4番組『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』『ワンピース』『デジモンアドベンチャー』についても、新作の制作が可能になり次第、放送を再開すべく準備をしているところです。こちらにつきましても、予定が固まり次第お伝えしたいと思っております」
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、今月の定例社長会見が中止となったことを受け、ラジオ・テレビ記者会が提出した質問に文書で回答した。
(日刊スポーツ)
巨人吉川尚輝、元木ヘッドに「ネットフリックス」
巨人吉川尚輝内野手(25)が25日、球団公式インスタグラム上で行われた「インスタライブ番外編」にサプライズ登場した。
元木ヘッドコーチの単独ライブという形で行われていた同回に、飛び入り参加。元木ヘッドから「楽しいことしてる?」と問いかけられると、「ネットフリックスです。ワンピース見てました。見たことなくて、この期間長いじゃないですか。見ようかなと思ったらはまりました」とおうち時間を明かした。同ヘッドは、以前出演していたクイズ番組ヘキサゴンでアニメ「ワンピース」の主題歌を歌っていたが「俺も見たことない。ヘキサゴンの時ワンピースの曲歌ってたのに。ライブまでやったのに」と言い、笑わせた。
最後には元木ヘッドが「みなさんありがとうございました。次回も誰か出ますよ。29予定。宮本コーチ。あれ言っちゃだめなの」と次回予告を“フライング発表”する場面もあった。
(日刊スポーツ)
海外で展開してるMANGA Plusのユーザーが急増している。
— モミー 【少年ジャンプ+編集】 (@momiyama2019) January 27, 2020
先月の大手海賊版サイトの閉鎖や更新停止、Redditの海賊版へのリンク自動削除等の影響。
前後を比較すると191の国・地域のうち175箇所で読者が増えていた。
閲覧数が4倍になったジャンプ作品も複数ある。MAUは165万まで伸びた。(つづく)
世界市場を狙う集英社、「ジャンプ」の勝ち目
(前略)こうした人気作品の海外での知名度を生かし、集英社が今、戦略的に力を入れているのが、電子コミック事業の海外展開だ。
具体的には2019年1月に海外(中国、韓国は除く)を対象とした漫画アプリ、『MANGA Plus by SHUEISHA』のサービスを開始した。ONE PIECEやドラゴンボール超、鬼滅の刃、『僕のヒーローアカデミア』など、週刊少年ジャンプや関連漫画誌に連載中の30作品以上に加え、『NARUTOーナルトー』など完結済みの人気作を復刻連載して公開している。
集英社が自社で漫画アプリを世界展開するのは今回が初。これまで北米や中南米、欧州、アジアで紙の単行本出版や電子コミックの配信は行ってきたが、それらは契約した現地出版社などによる展開だった。それに対して今回は、週刊少年ジャンプや少年ジャンプ+の編集部が直接運営するという力の入れようだ。
連載中の作品は、日本での掲載漫画誌の発売日に、最新話が英語、スペイン語、タイ語(一部作品)の3言語に翻訳されて配信される。つまり、海外のMANGA Plusの読者は、日本の読者とまったく同じタイミングで人気連載の最新話が読めるのだ。
さらに、この公式アプリは広告収入型のビジネスモデルで運営されており、ユーザーは配信作品の第1話から数話と、最新話までの数話が無料で読める。
海外には日本の漫画を愛する多くのファンがいる。この大盤振る舞いともいえる配信サービスは、世界中のファンから大きな注目を集めアクセスが殺到。米国やタイ、メキシコ、インドネシアなどを中心に、サービス開始から1年半で月のアクティブユーザー数が370万を超えるまでになった。
ではなぜ、集英社はそこまでして、電子コミックの海外展開に力を入れ始めたのか。
MANGA Plusのプロジェクトマネージャーも務める少年ジャンプ+の細野修平編集長は、まず2つの理由を挙げる。「1つは、海外では多くの人が海賊版サイトでジャンプ作品を読んでいることへの危機感。さらに、海外市場の可能性に以前から大きな魅力を感じていた」。
電子コミックの海賊版サイトについては、国内でも「漫画村」が2017年から2018年前半にかけて社会問題化。出版社や書店・流通、漫画家などの被害額は3000億円を超えたともいわれている。政府が対策に乗り出し、「漫画村」は2018年4月に閉鎖される。その後の規制強化などもあって、国内での海賊版問題は一時よりは沈静化しつつある。
一方、海外ではいまだに海賊版サイトが横行している。日本で人気作品の最新話が配信されるたび、海外の海賊版サイトにすぐ無断で掲載され、多くの海外読者がそこに集まるという悪循環が続いている。
出版社にとって、こうした海賊版サイトの存在は、正規の商品の販売減につながる大問題だ。しかし、裏を返せば、ジャンプ作品を何としても読みたい海外の読者がそれだけ多くいるということ。また海外では、ジャンプ作品が紙の単行本や電子コミックで提供できていない国もある。
「これまで正規ルートがなかった地域の海外の読者にも、漫画アプリを通じて電子コミックを提供できれば、市場拡大のチャンスになる」(細野編集長)との思いが、MANGA Plusを通じての世界配信につながった。
細野編集長によると、MANGA Plusのサービス自体が、海賊版サイト対策になっているという。公式アプリを通じ日本の読者と同じタイミングで最新話を、しかも無料で読めるなら、あえて海賊版サイトにアクセスする必要がないからだ。結果的に正規のMANGA Plusの会員数が大きく伸びる一方で、ジャンプ作品の掲載を取りやめる海賊版サイトも出始めている。
MANGA Plusの普及を急ぐもう1つの理由として、韓国、中国の漫画作品の勢力拡大もある。この2国の漫画は、韓国系の『Naver Webtoon』、中国系の『快看漫画』『騰訊動漫』といった漫画アプリで多くの読者を獲得。米国など自国以外の国々でも読まれ始めており、日本漫画のライバルとして無視できない存在になってきた。
こうした韓国、中国系漫画アプリの特徴は、オールカラー、かつ縦スクロールで読む作品が主流であること。日本の漫画で主流の横読み形式は、漫画の掲載媒体の中心となってきた紙の漫画誌や単行本を前提に普及したものだが、韓国や中国の電子コミックは縦読みが常識となっている。
Naver Webtoonと資本業務提携しているLINE Digital Frontier(漫画アプリ『LINEマンガ』の運営会社)の平井漠取締役は、「縦スクロール作品はスマホに適した表現方法。海外だけでなく、日本でもすでに若い世代を中心に受け入れられている」と話す。実際、LINEマンガの無料連載で人気上位の『女神降臨』『外見至上主義』は、Naver Webtoon掲載作品の日本語版で、縦読み形式での配信だ。
韓国、中国系の漫画アプリが世界で普及し、海外で縦スクロール作品が漫画のスタンダードになってしまったら、横読み形式の日本漫画は存在感が薄れてしまいかねない。集英社にとって、MANGA Plusは、そうした漫画の電子版世界標準を懸けた戦いに勝つための武器でもあるのだ。
おひざ元の国内の漫画市場を見ると、昨年は業界全体の販売金額が4980億円と前年比で12.8%増え(出版科学研究所の推計)、久々の明るい話題となった。が、下図からもわかるように、鬼滅の刃の大ヒットが紙の単行本の販売を大きく底上げしたにもかかわらず、紙媒体(紙のコミック誌と単行本の合計)は前年並みがやっと。市場を牽引したのはあくまで電子コミックだ。
海賊版サイト「漫画村」が2018年に閉鎖されたこともあり、電子コミックの販売金額は30%増と大幅に増えた。集英社も鬼滅の刃の電子版などが牽引して電子コミックの販売が拡大。さらに、自社で運営する少年ジャンプ+のオリジナル作品からもヒットが生まれ、漫画関連の事業は業績的にも大健闘した。
とはいえ、人口減少が進むことを考えれば、この先、国内市場の縮小は不可避。漫画系の出版社が事業の先細りを避けるには、海外展開の強化が必須であり、それは集英社も同じだ。となると、MANGA Plusの成否が同社の将来を大きく左右するといっても過言ではない。
先述したようにMANGA Plusは課金ではなく、多くの会員を集めて広告収入を得るビジネスモデル。まだ開始から1年余りであり、現時点ではそれ自体で大きな収益を稼ぐには至っていない。しかし、会員数がさらに増えて世界中で認知度が高まれば、同アプリ単体で収益に貢献するだけでなく、派生するさまざまなビジネスとの相乗効果も期待できる。
MANGA Plusに掲載された作品の人気が海外で高まれば、正規ルートでの販売がある国なら無料では読めない単行本など有料コンテンツの販売増が見込める。また、アニメ放送や映画、スマホゲームなど、IPを活用したビジネスにもつながって、それらの版権収入が舞い込む。
「漫画以外への作品展開は今まで国内がメインだったが、今後はより世界全体を意識した展開が考えられる」と細野編集長。今のMANGA Plusは集英社の作品を発信する場だが、将来的には、ほかの出版社の作品も掲載するプラットフォームへと進化させる可能性もあるという。
3月30日の月曜日。週刊少年ジャンプの発売日となるこの日、集英社が運営する国内外の公式漫画アプリで鬼滅の刃のクライマックスともいえる、大きな展開を迎える回が配信されるとすぐ、日本の読者はもちろん、海外の多くの読者もSNS(交流サイト)に感想を書き込んだ。
「海外の漫画ファンが日本の読者と一緒に盛り上がる同時代性がますます進んでいる」と、細野編集長はMANGA Plusの今後に大きな手応えを感じている。
海外に向けた漫画のプラットフォームとして、ドラゴンボールやONE PIECEのような世界中のファンを熱狂させる新たな大ヒット作品を生み出す──。MANGA Plusに期待される役割は大きい。
週刊東洋経済5月16日号スペシャルレポート「世界を狙う集英社『ジャンプ』の勝算」に一部加筆。
(東洋経済オンライン)
アニメ「ワンピース」のお知らせ
新型コロナウイルス感染拡大に最大限の配慮をするべく、当面の間、「ワンピース」の新作の放送を休止することに致しました。 4月26日(日)より当面の間「ワンピース」を892話(ワノ国編の第1話)から再放送いたします。「ワンピース」の放送再開(930話〜)は決まり次第お知らせさせていただきます。
「デジモンアドベンチャー:」のお知らせ
新型コロナウイルス感染拡大に最大限の配慮をするべく、当面の間、「デジモンアドベンチャー:」の放送を休止することに致しました。 4月26日(日)より当面の間「ゲゲゲの鬼太郎」(第6期)を再放送いたします。 「デジモンアドベンチャー:」の放送再開は決まり次第お知らせさせていただきます。
(フジテレビ)
「週刊少年ジャンプ21号」発売延期のお知らせ
2020年4月8日現在、「週刊少年ジャンプ」の編集部に勤務する40代社員に、新型コロナウイルス感染の疑いがあります。
当該社員は発熱があった4月2日から出社を控え、医療機関を受診のうえ自宅待機をしており、PCR検査待ちとなっております。業務においては直接、作家と接触する立場ではありません。
集英社では4月6日より、全社原則在宅勤務の対応をとって感染拡大の防止に努めておりますが、作家・関係者への感染リスクを考え、「週刊少年ジャンプ」編集部全体で作業を一時中断するということにいたしました。
つきましては、4月20日(月)発売予定であった「週刊少年ジャンプ21号」(紙版・デジタル版)の発売を1週間延期し、「週刊少年ジャンプ21・22合併号」と号数を変更したうえで、4月27日(月)に発売予定といたします。
なお、「週刊少年ジャンプ20号」は、予定通り4月13日(月)に発売いたします。
大きな混乱を招き、ご迷惑をおかけすることを、毎週楽しみにしていただいている読者の皆様に心からお詫びいたします。
感染拡大が不安な状況の中、作家・関係者の健康と安全を最優先に考慮するとともに、必死に執筆を続ける作家をサポートして、読者の皆様の心を明るくさせられるような漫画を届けていけるよう努力いたしますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
(集英社 週刊少年ジャンプ編集部)