・世界の甲板からVol.32
「スカイピア―今年の恵みもゴッド満足―」
ガン・フォールと
ピエール、シャンディアの
酋長が大きなカボチャ畑(たぶん神の社)で、ガン・フォールの好物である
カボチャのジュースを飲んでいます。シャンドラの鐘が後方に見えます。
ガン・フォールは「神」と書かれたシャツを着ているのですが、ハンター協会の会長(「HUNTER x HUNTER」)に見えて仕方ないですw
・反乱の後始末
ネプチューンは魚人族の”闇”の吹き溜まりだった魚人街は完全封鎖し、新魚人海賊団の残党にはネプチューン軍の監視下で仕事を与え、魚人島本島に住まわせることを決断。
”0”となった魚人島は魚人族の闇に真正面からぶつかり、新たなスタートを切るのでした。
一方、新魚人海賊団幹部、ホーディ及びバンダー・デッケンは竜宮城の監獄塔に投獄され、ワダツミは入れる牢獄が無いという理由で今後一切の入国を禁じられた上で、クラーケンの手によって島流しを受けるのでした。
インペルダウンの件もあり、ワダツミが入るサイズの牢獄が用意されていようと、私達は不自然には思いません。しかし、いくら大きいといえど
投獄されず解放されたワダツミ。・・・何やら伏線の臭いがします・。・
海賊である新魚人海賊団を海軍に突き出さなかったこともやや引っかかります。
・ジンベエ、仲間の誘いお断り
前回、ルフィはジンベエを仲間に誘ったのですが、、
ルフィ 「何で断るんだよォジンベエ~~!!一緒に冒険しよう!!」
ジンベエ
「じゃから
今はムリだと言うとるだけじゃ!誘ってくれた事は本当に嬉しく思う
お前さんらと海を行くのはさぞ楽しかろう・・・しかし わしにはまだやらにゃあならん事がある!!
現在の立場というものがあるんじゃ・・・今はそこを離れて来ただけ
人の道に仁義を通し―スッキリと身軽になった時
今一度わしはお前さんらに会いに来ると約束しよう
その時にまだ今の気持ちのままでおってくれたなら もう一度誘ってくれんか・・・”麦わらの一味”に」
ルフィ 「・・・絶対だぞ!!お前!!」
ジンベエ仲間フラグ、立つ。
前回まではジンベエの意志がまるで見えなかったわけですが、本人は一緒に冒険したかったみたいですw
ただ、ジンベエの「夢」や「役割」というものは見えてきませんでした。ルフィとジンベエは単純に一緒に冒険したいと欲しているみたいです。
ジンベエは七武海をやめて(除名)、魚人島に居られなくなり魚人海賊団の者達と一緒に島を出て行ったという話でした。「現在の立場」というのは行った先でのことを指しているのでしょうけど、魚人海賊団の面倒なのか、行き先で世話になった者への仁義なのか。それとも?・・・気になるところですね。
フランキー 「ルフィがホレ込んだ男だ・・・みんな待ってっからよォジンベエ」
ジンベエ 「ああ・・・すまん・・・・・・」
一味皆から入団を望まれながら、
仲間になる約束をして別れる(まだ別れていませんが)というパターンは初めてことです。それに加え、最後のジンベエの返答・・・。怪しいと疑って読み取ると、
なんか影がありますね~w
仲間になるには一筋縄ではいかない予感です。
ここまで伏線がはっきりしているのでフラグが回収されないということはないと思います。しかし、フラグが回収されるのか、折れるのか、それとも色が変わる(ボスフラグ、死亡フラグ)のか、それは今後のお楽しみ。
・宴の時間
ルフィらはネプチューンに竜宮城へ再び招待され、お決まりの宴が始まります。話タイトルを読んですぐにピンときた方もいると思いますが、「
タイやヒラメの舞い踊り」は
浦島太郎が竜宮城で愉しんだ宴ですね。
海底一のディーバ、マリア・ナポレが歌うオペラの歌詞も、、
「Dancing of Breams and Plaices」=「タイやヒラメの舞い踊り」・・・そのまんまw
サンジは石化の症状が再発したようですw
・ジョイボーイって
宴から抜け出し、ロビンはネプチューンに魚人島の秘密を問いつめる。
ロビン 「ジョイボーイって誰?
海の森の”歴史の本文”を読んだの 彼は一体誰に何を謝っているの?」
ネプチューン 「ジョイボーイというのは
”空白の100年”に実在した地上の人物なのじゃもん」
ロビン 「最低でも800年前の人ね・・・」
ネプチューン
「
あの文章は当時この島におった”人魚姫”に宛てられたものじゃもん
魚人島との約束を破ったことへの謝罪文だという・・・内容は詳しく伝わっておらんが
いずれ必ずジョイボーイに代わって約束を果たしに来る者が現れる
―それがわしら王族に伝わる伝説・・・
じゃから我々はその日を信じ・・・先祖代々ノアを見守り続けることが彼との約束
来るべきその時初めて巨船ノアは使命を授かるんじゃもん」
ジョイボーイについての予想であやふやだった部分がこの会話で大方埋まります。
さらにこの予言↓
「
いずれ必ずジョイボーイに代わって約束を果たしに来る者が現れる」
これはオトヒメが語っていた伝説の人魚にまつわる伝承と同じ話と考えられます(
626話)。
「
その者にはいつかその力を正しく導く者が現れ、その時世界には大きな変化が訪れる」
すなわち、魚人島とジョイボーイの間の約束は伝説の人魚を正しく導くことで果たされることで、それにはノアが必要であり、それが果たされた際には世界に大きな変化が起きるということです。
ジョイボーイは空白の百年に実在し、歴史の本文を操り、その意志を受け継ぐものが必ず現れる・・・それはルフィに違いない。・・・ジョイボーイって、もしかして
Dの一族なのかい?・。・
・伝説の人魚の真実
ロビンはネプチューンの情報を照合し衝撃の真実を導き出す。
ロビン 「半壊のノアは海の森へと運ばれたと聞いたわ 海王類達によってね
ノアを使おうとした”ジョイボーイ”には・・・海王類を動かす力があったのかしら」
ネプチューン 「その力を持っていたのはかつての人魚姫の方じゃもん」
ロビン
「私は空島で古代兵器のありかを示した”歴史の本文”を読んだの
場所は確かにココ(魚人島)
を示してた
ジョイボーイと同じ時代に生きたその人魚姫 もしかしてこう呼ばれてたんじゃないかしら
―つまり
同じ力を持つしらほし姫もこれと同じ名を受け継ぐ事になる
彼女のもう一つの名は
”古代兵器” ポセイドン」
くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
ポセイドン=伝説の人魚
いやーwその発想はありませんでしたw
ノアがフェイクとして機能していたわけです。確かに、悪意を持てば「世界を海に沈めてしまう」ほど恐ろしい力というニュアンスは古代兵器のそれと通じるものがありヒントになっていたわけですが、古代兵器プルトンには設計図があり、伝説の人魚が古代兵器と予想するのは大変困難となっています。予想の斜め上を行っていましたねw
ここでいきなり「COLOR WALK 4」に収録されている栄ちゃんとやなせたかし先生の対談より抜粋。
やなせ
「読んでて『次はこうなるだろう』と予想していると、それをいい意味で裏切る展開が待ってるのはスゴいねぇ」
尾田
「週刊誌で連載しているので、毎週何か1つは読者をビックリさせるモノを入れようと思っているんです。読者が次の号を待ってる間『こうなるんじゃないか?』と思いをめぐらせる、
その想像よりもスゴいものを見せたいんですね」
ほほうw
・・・大成 功!v
ところで、伝説の人魚の真意を先祖代々知っている様子(
625話)だったデッケンはどこまで知っていたのでしょうかね・。・