12月19日の
朝日新聞朝刊にワンピース展の特集が掲載されていました。
尾田栄一郎監修 ONE PIECE展~原画×映像×体感のワンピース
「おまえら全員、仲間になれ」
来春、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで、「尾田栄一郎監修 ONE PIECE展~原画×映像×体感のワンピース」が開かれる。1997年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の作者、尾田氏が監修する初めての展覧会。冒険、仲間、絆・・・・・・多くのファンを引きつけるワンピースの世界を体感できる絶好の機会だ。「ワンピースファン」を自称する放送作家の
鈴木おさむさん(39)に作品と展覧会に寄せる思いを語ってもらった。
・ワンピースワールドにドキドキ
テレビ業界で働いていて、面白いものはたくさんありますが、今39歳の僕が泣いたりワクワクさせられたりする漫画はワンピース(以下、ワンピ)だけですね。
少年漫画を超えて、テレビ、映画、音楽を含めた日本のエンターテインメントの中でナンバーワンだと思います。
主人公のルフィは日本人の理想の生き方をしていて、言いたいことを代弁してくれる。日本人の「背骨」を描いているからこそ、これだけ社会に影響を与える作品になったのかもしれない。なぜ仲間が大切か、実は意外と分かっていないでしょう。
ワンピはそんな当たり前のことに答えてくれる。物語でルフィが「仲間がいる!」と気づいたシーンを読んだ時、僕は奥さんのことが頭に浮かびました。僕にとっては夫婦が最高の友達で仲間なのでしょう。
15年近く続いている漫画なのに、今が「最大瞬間風速」と常に感じさせてくれます。僕の担当番組にも10年を超えるものがありますが、長く続けるのは本当に大変です。ワンピを読むと勉強になるし、「もっとがんばろう!」と刺激を受けます。
ずっとワンピのテーマパークがあったらいいと思っていました。子供から大人まで、読者にはそれぞれのワンピの世界ができていると思います。
今回の展覧会は、その記憶や感動を呼び起こしてくれる最高の場所になるはず。今までにない「ワンピース アドベンチャーワールド」を実現してくれる。尾田さんもとても気合が入っているようなので、僕も今からすごく興奮してドキドキしています。
鈴木おさむ
1972年、千葉県生まれ。バラエティーを中心に数々の人気番組を構成。2002年に森三中の大島美幸さんと結婚。
・迫力の映像で旅を追体験
海抜250メートルの六本木ヒルズ52階の高層階にある展覧会場では、まずルフィたちが乗り込む海賊船「サウザンドサニー号」の
巨大な帆柱と海賊旗が来場者を出迎える。物語に登場する印象的なシーンの再現や、
まるで海賊船に乗り込んだかのような大迫力の映像で一味の旅を追体験できる。ほかにも
来場者の動きに反応する体験型のインタラクティブアートなどの仕掛けが盛りだくさんだ。
作者の息づかいが感じられる貴重な原稿、色彩あふれるカラー原画、本展のために描き下ろされた特別原画など、約100点の展示も見逃せない。
(朝日新聞)
人気放送作家は結構ベタなシーンが印象に残っているようです。
「仲間がいる"よ」のあのシーン。来るぞ来るぞと展開が読めていながら、ページを開いた瞬間やっぱり「ぐわっ」と来るものがありました。というか泣きましたw
やっぱり、バラエティもベタが一番っていうことでしょうかね。
展覧会のために描き下ろしたポスター用原画
展覧会のキービジュアルは「正装」とのことです。
―ワイングラスでコーラを飲む。
それも海賊(笑)
尾田栄一郎監修「ONE PIECE展」、来春六本木で開催決定!