バンダイ コレクターズ事業部 Figuarts ZERO ジンベエ(新世界Ver.)のレビューです。
自立可能、高さ18センチ
新世界編で登場したコスチュームのジンベエです。ポージングは戦闘時の構えですね。
サイズは高々18センチですが、横幅と厚みがあるため、かなりのボリュームがあります。中身は詰まっているらしく、重さは700グラムもある重量級フィギュアです。
リリース発表時は新世界編コスチュームのジンベエはあまり欲しいとは思わなかったのですが、
仲間フラグが立っているのでゲットしておきました。
顔アップ
バランスが難しそうな顔の輪郭がうまく表現され、よく似ています。角度を変えても造形崩れはなく、
ジンベエそのものです。モミアゲと頭の筋(白髪?)が白いのは
アニメカラー。
頭部は、髪の毛とアゴ髭が別パーツの黒い樹脂になっている他は、薄い水色の樹脂でつくられ、肌に水色の塗装が施されています。
目のみプリントです。おかげで、頭部の仕上がりは大変キレイです。
ZEROシリーズにしばしば見られる塗装汚れですが、今回は「鼻」に注意が必要です。
鼻の縁に塗っている墨で薄汚れている例があります。実はこの個体もあまり綺麗ではないです。「鼻が汚れているので」と言って、一度買ったあとにすぐ交換してもらったのがこの個体です。大分マシにはなっていますが、「まだキレイなの店頭にあるだろボケ!」とは言えず(店員に高圧的になれないタイプ)、買って帰りましたw
顔については他に、
マユゲと傷の塗装が薄いのと、耳の中が墨で汚れているのが気になります。
髪の毛の黒い部分は未塗装(たぶん)。
コート
表の塗装は黒一色です。裏は青い樹脂に黒いシャドウが入っています。
全部黒で良かったと思います。
コートは肩に乗せているだけなので
着脱可能。原作ではどうやって留まっているのかは謎。
よくあることですねw
キャストオフ
まぁ、悪くはないですけど、、
背中だせぇww
さっさと戻しましょうw
手
水かき
墨の入れ方が水墨画の様というか、、雑ですw
”撃水(うちみず)”のエフェクトでもあれば良かったと思います・。・
タイヨウの海賊団のシンボルマークはプリントです。
着物
着物は原作絵では白(灰色)ですが、
ウグイス色になっています。アニメでもまだ未登場ですが、これがアニメ版カラーになるんでしょうか。
恰幅のいい体型と服の皺がうまく造形されています。ただし、生地は
未塗装です。笹の柄はプリント。
帯はオレンジの樹脂でつくられています。これもほぼ未塗装です。
足
下駄を履いていません。
ジンベエのコスチュームは着物の上に一枚何か羽織り、足元は下駄のイメージが定着しているというのに、これは残念です。
褌を期待していたのですが、ご覧の有り様ですw ジンベエは設定上、褌で間違いない思うのですけどね・。・
どうせ不様な部分なのに、黒く塗装している意味はあるかよく分かりませんw
この個体は太もものところに塗装汚れがありますが、立てていれば見えない部分なので気にしません・。・
同じ(笑)
※DX王下七武海ジンベエ
台座
”タイヨウ”の
シンボルの形が正規のものと違います・。・
他のキャラの名前が入っているセリフのチョイスはセンスを感じません。。
台座サイズは合理的です。が、安定して自立するので不要です。
あまり紹介していませんでしたが、最近のZEROにはこのような自立を補助するクリアパーツが付属していることが多いです。台座の仕様が不評なのは承知しているけど今更コンセプトを撤廃できないので、仕方なくユーザーのニーズに対応しているといったところでしょうか・。・
一緒に飾る
スタイリングルフィと一緒に。
ジンベエの身長は3メートルなので、もう少しサイズが大きければスケールぴったりでした。また、ZERO新世界Ver.の麦わらの一味よりもスケールは小さいです。
以上、ZERO新章ジンベエのレビューでした。
造形は今までの立体物の中で随一であり、抜群に似ているジンベエです。
顔周りはしっかり塗装されている一方、衣装の大部分は未塗装ですが、ZERO新世界Ver.の傾向であった肌が未塗装という逆のパターンよりは好ましく、仕上がりは大変綺麗です。
塗装や股の部分は手を抜いているので、エフェクトパーツや下駄を履かせる余裕があってもよかったんじゃないかとは思います。が、この出来とサイズで3千円台の価格ならば十分満足できる一品です。
ZEROは
大きめのサイズのものはクオリティが安定しているように思います。ただし、
塗装汚れは必ずつきまとうので、相変わらず油断は出来ません。
DX七武海のジンベエとは上位互換できるので、新世界Ver.じゃない方がリリースすれば、そちらも購入したいと思います(発売未定)。