メガハウス Portrait. Of. Pirates "Sailing Again" ロロノア・ゾロ のレビューです。
自立可能、高さ24センチ
新世界編コスチュームのゾロです。
顔アップ
発売されたPOPゾロの中で一番似ています。
今までのPOPは角ばった顔立ちで、極端に釣り上がった眉毛、絶壁のおでこが特徴でしたが、このゾロはうまく丸みを取り入れて自然な輪郭になっています。歴代のPOPゾロは
原型師が全て違うのですが(たぶん)、今回やっといい人(
石山裕記さん)に出会えたといった感じでしょうかw
ただし、「
口がへの字」なのは相変わらずで、他の表情出せないのかと思ってしまいます。
塗装は流石のPOPなのでとても綺麗です。が、顔の右側がやけに色黒なのが気になります・。・;
Zzzzzzzz....
頭部はボールジョイントになっており、ある程度表情をつけることが可能です。
刀
上から順に
和道一文字 ・・・ 大業物21工、
白塗鞘太刀拵(こしらえ)
三代鬼徹 ・・・ 業物
秋水 ・・・ 大業物21工
抜刀可能。
和道一文字の刃文は
直刃、秋水は
黒刀で刃文は
乱刃大逆丁字となっており、鞘や柄(つか)、鍔(つば)なども再現度は高いです。
三代鬼徹の刃文は
和道一文字と同じ直刃なのですが、
妖刀ということで
青い妖気のようなものが余計に塗装されています。正直いらんw
※直刃じゃなかったようだ・。・
刀は三振りとも帯に収めるのはちょっと苦労します・。・
かっけぇ~。
左手は差し換えなしなので、本来ポージングは二振り帯刀、一振り抜刀がデフォルトのようです。三振りとも収めた状態もカッコいいので差し換えパーツは欲しかったです。
左手に何か持たせてみる
chibi-arts ルフィ付属の樽ジョッキと肉。
真顔がシュールww
※樽ジョッキは手に持たせるため取っ手の部分を一部カットしています。
着物の弛み具合がいい感じ。筋肉の割れっぷりがやばいですw
よく見ると傷が閉じていない件(ぇ
帯の下に接着剤が・・・。
着物は深緑色で、塗装は然程複雑ではないですが、服皺と相まって重厚な仕上がりとなっています。
帯の流れもかっこえ~。
写真撮ってないですが、着物の下はとび職のズボンのような感じです。キャストオフはなし(ぇ
一刀流
これがデフォルトのポージングです(写真では秋水を持たせていますが、厳密には左手に三代鬼徹がデフォ)。
二刀流
差し換えの右手は刀を持たせることができます。
三刀流
差し換え頭
差し換え頭部は和道一文字を咥えた三刀流スタイル。刀は元からくっついています。
頭に対して刀がでかすぎるため、違和感が強いです。また、ポージングと表情が合っておらず、もう少し余裕がある表情が良かった思います。
デフォの頭部では目立たなかったモミアゲと髪の毛のパーティションが差し換え頭部では目立っています。
浅い!!w
刀とのバランスが悪く、ただ三刀流ができるという
おまけ程度のパーツと考えた方が良いでしょう。
台座
メタルグリーン。
深みのあるゾロカラーで統一された見栄えは良好です。本体が自立するため、いつもは台座を使わないところですが、
このフィギュアに関しては是非台座を使って飾りたいと思います・。・
以上、POP新章ゾロのレビューでした。
彩色は頭から台座にかけて
緑のコントラストが大変美しく、塗装に関してはPOPクオリティということで申し分ありません。顔は今までのPOPの中で最もよく似ており、ある種”しがらみ”(笑)のようなものから脱却した革新的な造形となっています。
ただし、表情は硬く、「ニヤッ」と笑ったようなよりキャラらしい自然な表情の差し換え頭が欲しかったところです。当の差し換え頭部残念なものでした。また、刀の造り込みと抜刀のギミックは素晴らしいですが、刀三本を帯刀したポージングに対応した左手の差し換えがなかったのは残念でした。
よりキャラらしい表情が再現できていれば文句なしに決定版と言えたわけですが、POPシリーズのコンセプト的にそれも難しいのかもしれません。
とは言っても、ここまでの完成度のものが出ることはなかなかないでしょう。買って損はないと思います・。・