コミック販売累計2億冊を突破した『ONE PIECE』の主人公・ルフィが、集英社が発行する30以上の雑誌の表紙を2011年2月にジャックすることが話題になっている。「私たち『ONE PIECE』で『美』を学びました!」という人もいる。ここで言う「美を学ぶ」とは、ヒロインに女の道や恋の理を学び、涙と笑いで心の澱を取り除く、ということだ。
モデルの竹下玲奈さんは、同作の魅力について「主人公のルフィをはじめ、個性的なキャラクターがたくさん登場するのが『ONE PIECE』の楽しさ! 『この子はあのキャラに似てる』とか、自分の周りの人たちをキャラに当てはめて妄想族になれるところがいいんです」とのことだ。
では、どのキャラから「美」を学ぶのか? 「友情の大切さを再認識できるストーリーが大好きなのですが、とくにいつも強気なナミが、仲間に初めて心を許すシーンにジーンときます。心が洗われて、自分も頑張ろう! という気持ちに」と語る。
また、
美容コーディネーターの弓気田みずほさんは、「『ONE PIECE』を読むと、小さな悩みが全部吹き飛び、力がドンッと湧いてくるのだという。「登場人物それぞれの『生き方』、『信念』、『ロマン』に触発されるうち、自分の大きな夢や目標への思いが再燃。『ドンッ!』(作中でよく使われる効果音です)と力が湧いてくる名作です。アラバスタ編での王女ビビとルフィたちの別れのシーンは、涙なしには読めず、
心のデトックス効果も。仲間たちの絆の強さに、胸が熱くなります」と語る。
モデルに美容コーディネーター…、『ONE PIECE』には意外な「美」への効果がある!?
【『MAQUIA』2011年2月号(12月21日発売)『美女のゴシップ文化人類学』より】
(集英社雑誌ニュース)
つスベスベの実