バンダイ コレクターズ事業部 Figuarts ZERO ポートガス・D・エース Battle Ver. のレビューです。
高さ12センチ
フィギュアーツZERO 「
バトル・バージョン(Battle Ver.)」は、
動きのあるポージングとエフェクトパーツに重点を置いたサブシリーズです。
エフェクトパーツにより
メラメラの実の能力を再現し、まさに”
火拳”を放とうとする「戦闘」のワンシーンを切り取ったポージングになっています。コスチュームはマリンフォード(頂上決戦)編のものです。
かっちょエース!!!
箱もかっこエース!!w
※外箱は銀色ベースに下側は炎をデザイン、内張りも銀色ぴかぴかの豪華仕様になっています。
顔アップ
よく似ています。しかも、髪の毛(頭部)と輪郭のバランスがよく、どの角度から見ても造形崩れはありません。原型師は
通常シリーズのエースと同じ方でしょうかね。通常シリーズにはなかった
目の下の皺がほんの気持ちだけ(笑)描かれており、よりエースらしくなっています。
仕様は最近のZEROで定番の樹脂肌に一部ほんのり塗装、顔パーツはプリントです。樹脂肌はつや消しがしっかりしているので気にはならないのですが、この個体はおでこの一部にムラがあります; また、遠目では気になりませんが、口の部分に白い接着剤のカスが残っています。牛乳飲んだのかな?w
髪は
毛先の造形が緩くぬるっとしています。ただ、
バランスはいいので印象は悪くはありません。
背面に羽衣のように大きく配置されたエフェクトパーツの隙間からは白ひげ海賊団のマークが見えます。エフェクトパーツは腕や腰でダボ接着されていますが、
背中にダボ接着はないため、エフェクトパーツは背中部分では自由になっており、白ひげのマークは全てしっかり描かれています。
ベルトやバックルなどの造形の特徴は通常シリーズのそれと共通しているため、やはり同じ原型師のようです。
左腕
左腕の肘から下の部分はエフェクトパーツとダボ接着になっておらず、
エフェクトパーツのクリアパーツがそのまま左手になっています。
塗り肌の左手は樹脂肌ベースのボディと質感も色も異なり、やや違和感があります。ボディとの境目をなくすことでロギア系の再現になっているわけですが、見栄えがよくないので微妙な仕様です。
一方、右腕とエフェクトパーツはダボ接着です。
エフェクトパーツ
クリアパーツで再現された炎は
赤と
オレンジが複雑に入り混ざった色になっています。
ピンクに見える部分も。
カビ生えたの?というぐらい不自然にズボンにシャドウとして緑が置かれていますw
これもまた通常シリーズと共通している点として、
上半身と脚の色が異なります。何か意図していることだとしたら高度すぎて理解できず、ただ違和感しか覚えません・。・
また、上半身がしっかりつや消しされているのに対し、
脚はつや消しがあまいです。
差し替え頭部
差し替えの表情もニヒルな笑み。デフォルトの表情との変更点は歯を出していないだけです。
なお、こちらの頭部は塗装ムラ等はありませんでした。
台座
台座の角にダボを設置した珍しく省スペースなデザインです。
写真では使用していませんが、支え棒を設置してエフェクトパーツを支持する仕様になっています。このフィギュアは背面のエフェクトパーツの重みで後ろに重心があるので支え棒を使えば、
台座なしに飾ることが可能です。
一緒に飾る
通常シリーズのエースと一緒に。Battle Ver.で肌の色がより自然色に改善され、つや消しがよりしっかりしていることが分かります。髪の毛は通常シリーズの方が造り込みが良いです。。
BROTHERHOODエースと一緒に。BROTHERHOODは彩色がややセピア調なため、肌の色はBattle Ver.が一番自然です。
火が3つで炎焱(ほのお)。
以上、ZEROエース Battle Ver.のレビューでした。
劣化、とくに肌に難点があるZEROシリーズですが、通常シリーズと同様、褐色肌のおかげでエースは製品版が安定している印象があります。肌を除いた、目立った劣化と言えば目元の皺の描写がなくなったこと(ほんの気持ちだけある)と、粗末なズボンの塗装でしょうか。
顔はエースフィギュアの中ではトップクラスに似ており、何より
派手なエフェクト表現が最高と言えます。また、ポージングはBattle Ver.ならではの躍動感があるもので、面白味があります。こんなフィギュアがたったの2千円程で手に入るのですから、満足感はなかなかのものです。
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