先日アップした「
キャラクターデザイン元のまとめ」の記事には想定以上に多くのネタを投稿していただいたため、
リストのボリュームは公開時の2倍以上になりました。
投稿ネタの中には記事の趣旨と異なるため、載せることができないものがしばしばあるのですが、今回は
香港在住のワンピースファン、420さんが教えてくれたとあるネタを番外編ということで特別にご紹介。紹介するのは
とある映画のワンシーンです。
問題のシーンはこちら↓
これは1993年に上映された香港映画 『
唐伯虎點秋香』(日:詩人の大冒険、英:
Flirting Scholar)です。日本では未公開でしたが、監督兼主演のチャウ・シンチーが『少林サッカー』などで人気が出たため、2003年にDVD化されています。内容はチャウ・シンチーらしいカンフーコメディです。
動画のシーンは、ヒロインのコン・リーが悪人の”
面目全非腳”という技をくらって
不細工になってしまった顔を、主人公のチャウ・シンチーが”
還原靚靚拳”(國語:
還我漂漂拳)という技で
顔面を殴りまくり、元の美しい顔に戻すところです。
不細工な顔が
美しい顔に!
もう、お分かりでしょう。
打撃によって相手の顔を変えてしまうこれらの技は、サンジの
”整形(パラージュ)ショット”に似ています。
不細工な顔が
”整形ショット”
美しい顔(?)に!
『
唐伯虎點秋香』は中国で公開の1993年に一番ヒットした映画らしく、”
還原靚靚拳”はエステの謳い文句などになるほど認知度は高いようです。そのため、中国のワンピファンならば、これらの関係性にすぐ気づいたのかもしれません。
しかし、ここまでならただ
似てるだけで終わってしまいそうですが、さらに面白いことに、
日本語版吹き替えのチャウ・シンチーの声優はサンジ役の
平田広明さんだということです。吹き替え版DVDのリリースは2003年で、サンジが初めて”
整形ショット”を使った372話「パラージュ」のジャンプ掲載は2005年ということで整合性はあります。
もしかして、平田さんが「
以前吹き替えした映画にこんな変な拳法があってさ~」なんて栄ちゃんに話していたらと考えると、面白いですね。
キャラクターデザイン元のまとめ
キャラクター 名前の由来&モデル のまとめ