スマホにあふれる“ワンピース愛” 担当者が語る「開発秘話」
NTTドコモは28日、漫画「ONE PIECE(ワンピース)」とコラボしたスマートフォン「
N-02E ONE PIECE」の予約を開始した。作中の海賊船と同じ素材をイメージした木目調のデザインから、登場人物の特徴を生かしたアプリまで“ワンピース愛”にあふれている。ドコモの担当者2人に開発秘話を聞いた。
今回のコラボはドコモから提案。
原作者の「遊び心を大切にしたスマホに」というリクエストに応え、細かいところにもこだわった。デザインを担当したのはプロダクト部の亀松昌彦さん(27)と滝本真さん(28)。2人とも中学生の頃から読んできた“ワンピース世代”だけに思い入れは強い。
ベースになったスマホは「MEDIAS U N-02E」(NECカシオ)。亀松さんが「
衝撃に強く防水もしっかりしている機種。ルフィたちのハードな旅にも耐えられるという意味でぴったり」と選定の理由を明かす。
50以上の候補の中から木目調のデザインを採用。主人公たちが乗り込む海賊船「サウザンドサニー号」と同じ素材から作ったという設定にした。ルフィが描いた海賊旗の落書が背面のアクセントになっている。滝本さんは「
生活のどんなシーンにも合い、市販のスマホカバーでは真似できないものにしたかった」と振り返る。
コラボスマホ限定のオリジナルアプリも見どころだ。
天候の変化を感じ取る航海士ナミをテーマにした「天気予報アプリ」、人語を話すトナカイのチョッパーがナビ役を務める音声サービス「しゃべってコンシェル」など登場キャラクターの特徴が生かされている。
特に手間をかけたのがロビンをテーマにした「History Log」。作中の数百年にも及ぶ歴史を年表にした。「
部のスタッフ全員が単行本とにらめっこしながら作り上げた。苦労した分ファンの期待に応えられるものに仕上がった」(滝本さん)という自信作だ。
これらのアプリ作成には約半年かかった。「
その間に連載中の漫画で新しい仲間が登場してしまったらどうしようかとヒヤヒヤしていた」(亀松さん)と笑う。
同梱の大型充電台は海賊船を模しており、スマホを横向きに設置するとディスプレーに帆が表示され、船が完全な姿になるという演出も。着信音やサウンドにはアニメのセリフや効果音を使用した。設定画面のアイコンまで変えられる部分はすべて手をつけたという。
なぜ、こうまで徹底的にこだわったのか。
これまで外見を似せるなど本体デザインが重視されてきたコラボスマホだが、滝本さんは「求められるものが変わってきた」と話す。ガラケーからスマホに変わり高機能化が進んだことで、作品やブランドが持つ世界観を豊かに表現できるようになったためだ。アプリなどでコラボ対象の魅力をいかに引き出せるかがカギになる。
ワンピースには「チョッパーがかわいいから好き」というライトなファンも多いという。亀松さんは「幅広い層が満足できる内容にするのは難しく、楽しい仕事だった。キャラクターのアプリはタスク管理や音楽プレーヤーなど実用的なものがそろっているので活用してほしい」とアピール。滝本さんは「今後はこれを超えるものを作ろう、と思えるようなスマホになった」と出来栄えに胸を張った。
(産経新聞)
ロビンのHistory Log
サンジの満腹ごはん
ワンピーススマホは麦わら一味それぞれのオリジナルアプリを搭載。サンジのアプリは28日発売の「
海の一流料理人 サンジの満腹ごはん」より20のレシピが収録されているようです。「History Log」はアップデートが頻繁にあるのならずっと重宝しそうなアプリですね。
本体価格は79,800円でベースの「MEDIAS U N-02E」より約2万円ほど高く設定されているのは、サニー号の充電器、アプリ開発費、ライセンス料とかでしょうけど、高いな~w
限定1万台の先行WEB予約は28日から12月4日まで。
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