・カリブーの新世界でケヒヒヒヒVol.20
「港へ」
人魚の入り江で悪さをしようとした
カリブーは
ジンベエの御用になり、樽に詰められ小舟で海へ連行。
→
コリブーが海賊船に乗って登場するも、ジンベエが自ら泳いで小舟を引っ張り、あっという間に海の彼方へ。
→ ジンベエはカリブーを
海軍支部G-5の基地の前に置き去りに。
→ G-5
ヤリスギ准将がカリブーを逮捕。
→ ヤリスギ准将がカリブーを火炙りにかけているところに、兄を助けるため
コリブーが海賊船で再び登場。
→ ヤリスギ准将とコリブーが戦闘。
→ コリブーがカリブー救出。
→ カリブーを救出に来たコリブーらは皆、G-5に捕まり、カリブーのみ船に乗って逃走。
→ 嵐に見舞われ船が半壊。ボートで漂流(遭難)。
→ 命からがら雪が積もる
どこかの島に漂着。
※どこかの島
→ 村人(?)のお婆さんに救護される。
→ 婆さんが寝ている隙に金品を物色。
→ 婆さんに見送られ島の港へ向かう。ミートパイまで貰い、カリブーは婆さんの親切さに困惑。
→ 港をへ行く道で、カリブーのこと(?)を「
ガブル隊長」と呼ぶ謎の武装集団に遭遇。
→ 怒った婆さんが謎の軍隊に石を投げつけて追い払う。
→ 婆さんと再び別れ、港へ。
・シノクニのとんでも毒性
前々回(
696話)、シノクニに捕らえられた錦えもんが無事だったことから、シノクニに捕らえられた他の者たちも案の定、生きていることが示唆されていました。本話では錦えもんがなぜ生きていたか、その仕組みが明らかになりました。
シノクニに捕らえられる
↓
シノクニが身体に纏わりつき固まる
↓
全身マヒになる
↓
仮死状態になる
↓
シノクニの殻の中で毒を吸い込む
↓
半日後、死に至る
・・・お、おう。。
死に至るのに半日かかるのは
仮死状態になって呼吸が弱くなっているから、毒の吸い込みがゆっくりになっているというわけです。そのため、シノクニに捕らえられた者はすぐには死なず、すぐに殻を壊してあげれば助かるということなのですが、いろいろオカシイですw
まず、G-5海兵の台詞で「
全身マヒし仮死状態に」なるとあるため、あたかも全身麻痺すると仮死状態になってしまうかのようですが、「全身マヒ」は四肢が不随になることであって、通常は「仮死状態」にはなりません。麻痺性の毒が進行して脳性麻痺、呼吸麻痺になるならば、なぜいい具合に必ず仮死状態になるのか?呼吸麻痺が進行すれば通常、そのまま死んでしまうのに、シノクニは敢えて麻痺性の
仮死状態で止めてから、吸入性の毒でゆっくり殺すように設計されているのです。また「全身マヒ」ということですが、殻が割られた錦えもんは意識を取り戻した後、すぐに普通に動いていました(696話)。
部分麻酔で手術した人は経験があると思いますが、意識があっても動かない(=不随)から「マヒ」です。シノクニの戦略としては、一度捕らえた者に殻を破られないようにするための「全身マヒ」ということなのでしょうが、なんとも
不思議な「全身マヒ」です。また捕らえられると、一瞬で全身マヒになってしまうのは恐ろしい毒性ですが、これもちょっと待ってください。シノクニになる前の状態、「スライム(スマイリー)」の時は身体の周囲から漏れるガスで、シーザーの部下が一瞬でぶっ倒れていました(668話)。ほんの少し吸い込んだだけで泡を吹いてぶっ倒れるスライム(スマイリー)のガスに対して、シノクニはまず対象を捕らえられてから全身マヒさせ(浸潤性の毒?)、仮死状態にしている間に呼吸性の毒は効いていないようです。つまり、
毒性が劣化してませんか?
もの凄い歪みを感じる(ゴゴゴゴゴゴゴ........
「
キャラクターは通常では死なない」というワンピース世界の宇宙法則に捻じ曲げられた結果が、このシノクニの変わった毒性というわけですw
ともあれ、シーザーの部下が着ていた
防護服はベガパンクが開発したもので、シノクニが全然効かないということと、シノクニの毒性に気づいたG-5海兵らは防護服を着用して、研究所の中に残っている仲間を助けに向かいます。シーザーの元部下たちも仲間たちの救助に向かうことを許され、茶ひげも防護服を着て中に入るようですが・・・
そのお前専用タイプどこにあった?w
・ドフラミンゴの実力
ベビー5とバッファローの頭部を持って空からパンクハザードに上陸したドフラミンゴは、G-5が拘束していたベビー5とバッファローの胴体に頭部をドッキング。ローが突きつけた取引(
697話)に完全にキレているドフラミンゴ(※ローの取引に応じるつもりはないようです)はG-5海兵を
覇王色の覇気で威嚇。続いて、麦わらの一味を無事に出航させた事を責め、
能力でG-5海兵を攻撃。スモーカーとそのまま戦闘。
と、ドフラミンゴが
覇王色の覇気持ちであることが判明。これについては
694話のモネのドフラミンゴへの思い「
あなたこそ”海賊王”になる男」とモモの助がドフラミンゴの幻影に恐怖するシーン(
685話)から、ドフラミンゴの覇王色の覇気持ちについてコメントしていたchocoさんが鋭かったです。
どうやら
覇王色のバーゲンセールは始まってしまったようです。ドフラミンゴが”D”かということについての私の考えは、同じく694話のコメントレスで書いているのでそちらも引用しておきます。
「
ドンキホーテ・D・フラミンゴ」という説は以前からあるようですが、確かに今回のモネのセリフで信憑性は出てきましたね。ただ、そう考えるのはまだ早いので、もうちょっと待ってください。まずは「若様」と呼ばれている理由が明らかになってこないと何とも言えないです。
仮にDだとして、モネがそう思っているとすると、白ひげが知っていたロジャーの想いの真意(→ティーチ、お前は違う)すなわち歴史の真意?をモネも知っていることになって疑問です。とは言っても、ドンキホーテ海賊団がドフラミンゴとは呼ばずに「ジョーカー」やら「若」と呼ばせていることは既にトリックが仕掛けられている証拠なのかもしれません・。・
ちなみに、私はその説はロジャーの名前の変換のパターンと異なるため否定しています(http://onepiece.ria10.com/Entry/10/#comment15)。ロジャーの場合は「ゴールド(GOLD)」が「ゴール・D(GOL D)」でしたが、ドフラミンゴ(Doflamingo)の場合はDで区切ると「
D・オフラミンゴ(D oflamingo)」となってしまいます。つまり、ロジャーのように自然にいつの間にか「ゴール・D」だったものが「ゴールド」と呼ばれるようになったという話が、「D・フラミンゴ」説では通じないんです。 <
694話記事コメントより>
以前からドフラミンゴの能力には「
糸」を想像させる描写が多く、”
イトイトの実”などが予想されていましたが、本話ではついに、その「
糸」そのものが
初めて描写されました。確かに、
5本の指の先から出た糸を操っているようです。
能力の
「糸」に覇気を纏うこともができるらしく、ロギアに対しても有効に戦えるようです(後述)。
・いや、そんなことより・・・
パンクハザードを無事出航したサニー号の船内では、フランキーがシーザーの檻から脱出した後、単独行動について説明しています。研究所横の水路(G-5がPHに侵入する際、通ってきた水路)をサニー号に乗って脱出し、島を半周してパンクハザードの入り口に放置してあった
ミニメリー2号(655話)を回収。再び研究所側に戻ってきたとのこと。フランキー将軍に乗ってタンカーの上で何してたかは謎のままですが、一応、ミニメリー2号はどうなった?という一味全員(※フランキー曰く同じ質問はブルックで8人目→みんなメリー大好き)の不安と読者の疑問に答える形となっています。
いや、そんなことより・・・
その格好の方が気になるわ!w
おさげ頭にJKとプリントされたシャツ。
JK=女子高生?w
いくら髪型が自由自在といっても、
リボンは後付けでしょうとw 「LMNOPQRS」って?
※追記)「JK」に続くアルファベット順。
・次の目的地
錦えもんとモモの助、ロー、それに人質のシーザーを乗せたサニー号の次の行き先はドンキホーテ海賊団のアジト”
ドレスローザ”と判明。ローの指示で、ドレスローザへはまっすぐ進まず遠回りして向かうとのことです。これはおそらく、
パンクハザードへ向かってくるドフラミンゴと鉢合わせしないための航路ということでしょう。
ドレスローザへ向かう目的は、島のどこかにある
「SMILE」の製造工場を破壊すること。
また、ドレスローザは
錦えもんと
モモの助が目指していた島であり、仲間が一人そこに捕まっているとのことです。このことから「
事の成り行きでとある船に”密航”した」(
685話)モモの助はドフラミンゴの船に乗ってドレスローザを目指したつもりが、手違いでパンクハザードに行ってしまったということのようです。錦えもんが「
拙者達」と言ってから「
いや、拙者が行きたい島というのは・・・」と言い直しているのは、同様に仲間の救出に向かっているワノ国の同志がいるからでしょうか。
696話では錦えもんがモモの助に「
奴らもきっと無事と信じよう」と言っており、「奴ら」とはその者たちを指しているのかもしれませんし、他にもどこかに捕まっている仲間がいるのかもしれません。
ところで、
前話でローはスモーカーに”
グリーンビット”なる場所に向かうと言っているのですが、ドフラミンゴに麦わらの一味の行き先を聞かれた際にスモーカーはそのことを黙っている描写がされているので、ローがスモーカーに嘘をついたというわけでもなさそうです。次の目的地はドレスローザですから、
グリーンビットとは作戦の最終目的地、すなわちカイドウのアジトということになるのでしょうかね。
作戦の目的は「カイドウを倒す」ことですが、未だにローはその全容を説明してくれません。
本話では
「SMILE」にはリスクがあること、
カイドウの海賊団には500人を超える能力者がいることが明らかになりました。リスクが何を指しているのかはまだ分かりませんが、ローはそこに勝機を見出しているわけでもないようです。シーザーを誘拐して「SMILE」の製造工場を破壊しても、500人の能力者が減るはずはないのですが・・・。ローは「
こいつ(カイドウ)の戦力をいかに減らす事ができるかが鍵」と言っていますね。
未だにハートの海賊団と合流する様子がないのも気になるところです。
・奇跡のミス?
※ゾロの胸の傷(byミホーク)がルフィの胸の傷(byサカズキ)に。
いや、わざとだろ!w
どうしてこんなミスが起きてしまったのか考えてみたものの、全然分かりませんでした。
・カイドウの能力
前回、
前々回と、2週に渡って「
百獣」と「
最強生物」という2つの異名からカイドウについて3つのことを予想してきたわけですが、どうやら本話でまた一つの事項がほぼ確定したと考えています。前回までの状態は次の通り。
①
「百獣」→「百人の獣」
カイドウは「SMILE」を買い付け、
何百人ものゾオン系能力者軍団を組織している。(
確定)
②
「百獣」→「百獣の王」=ライオン
カイドウは
動物系”ネコネコの実”モデル・獅子(ライオン)の能力者。
百獣の王だからゾオン系最強種の設定!?(
ゾオン系能力者はほぼ確定)
③
「百獣」→「百獣の王」=キング
ドフラミンゴの周りには、ドフラミンゴ自身を始め、トランプの札の名前で呼ばれる人物がいる。
カイドウは「キング」?
①は今回、
500人の能力者集団であることが判明しました。
今回、考察が進んだと考えているのは②の
カイドウの能力についてです。きっかけになったのは、ローが麦わらの一味に作戦の主旨を説明している中、
「カイドウ」の名前が出た時に錦えもんとモモの助が確かな反応を示したこと。カイドウに対して因縁があることは明らかです。これについては
696話の考察で言及しています。
そういえば、
685話でモモの助は海賊のイメージを「
かいぞくなるは目方百貫もある大男にてもっと狂ぼうで強そうな者にござる」と発言していました。この話時点では、このイメージは身長3メートルあるドフラミンゴのことだろうと考えていましたが、
693話扉絵に初登場した
カイドウらしき山男のようなキャラクターにイメージがぴったりではないですか。つまり、
錦えもんらの因縁はドフラミンゴだけではなく、カイドウにもありそうというわけです。
693話扉絵
錦えもんとカイドウの因縁が確かめられたからどうなんだという話ですが、何気ない今回の錦えもんとモモの助のリアクションによってパンクハザードでの錦えもんに関する伏線が半分以上回収された可能性があります。前述の内容も含め、回収されたと考えられる伏線は次の通り。
・
錦えもんは吐く程に海賊が大嫌い(657話)
・
ベガパンクの竜(小型)に対して不自然に反応する錦えもん(676話)
・
親の仇同然と竜に遺恨がある錦えもん(682話)
・
モモの助の海賊のイメージ「目方百貫もある大男」「狂ぼうで強そうな者」(685話)
・
山男のようなカイドウらしき人物(693話扉絵)
これらの伏線から導かれる一つの答えとは・・・・
カイドウは竜(ドラゴン)のゾオン系能力者じゃないの?ってことです。
カイドウが竜の動物系能力者であり、竜の姿で錦えもんの恨みを買うような非道なことしていれば、錦えもんが海賊が吐くほどに嫌いであることが一つの線でつながるのではないでしょうか。竜のゾオン系悪魔の実については、単純に
リュウリュウの実、
ドラドラの実などが考えられますが、以前言及(
673話)したことがある
サラサラの実シリーズの拡大解釈があっても面白そうです。
「
サラサラの実」の「サラ」は
サラマンダー(トカゲ)の「
サラ」ということでしょう。もしかすると、ドレークが食べた悪魔の実は
サラサラの実の古代種なのかもしれません。恐竜(T-REX)ってトカゲがでっかくなっただけでしょう?(ぇ
<
673話記事より>
<673話記事 朝からさんのコメント>
∑引用が長い!w
要は
サラサラの実 幻獣種 モデル・ドラゴンの登場が現実味を帯びてきたという話です。
ちなみに、
海道 龍一朗(かいとう りゅういちろう)という名前の歴史時代小説作家さんがいるのですが、関係ないです・・・よね?
なお、カイドウの名前を聞いてビックリして獣型の龍に変身してしまったモモの助を見て、錦えもんが「
ああ!!そうでござった そうか・・・こうきたか!!」と発言しているのは、モモの助が「小さな竜に変身」した聞いて、斬ってしまったベガパンクの竜(小型)をモモの助と勘違いしていた経緯(690話)があったからですね。
・血統因子
シーザーが開発した”人造 悪魔の実”の素となる「
SAD」(※Source of Artificial zoon Devil's fruitsと予想←
689話記事)はベガパンクの発見した”
血統因子”なるものの応用と判明。悪魔の伝達条件に関連するのか何なのかよく分かりませんが、とりあえず・・・
※褒められて照れる図
その顔やめい!w
もう表情のバリエーションは無いかと思っていましたが、”顔芸”マスターは伊達じゃなかったですw
顔芸マスター・シーザー・クラウンのCC展 【原作ネタ】
・青キジ登場
ドフラミンゴは戦闘でスモーカーを圧倒。体中が傷だらけになったスモーカーにドフラミンゴが跨り今にも殺そうとしている、そんな時に現れたのが元海軍大将
クザンでした。
クザン 「
あらら・・・ちょっとごめんな兄(あん)ちゃん そこどいてくれるか 友達なんだよ」
映画『FILM Z』に登場し、体の秘密(
※赤犬との決闘で左足を失い、ヒエヒエの実の能力で造られた義足をしている)も既に明らかになっていますが、原作では(一応)新世界編登場となります。
695話の
謎の影はクザンだったということですね。Gregさんお見事でした。
デッカイカモメの頭に座っているクザンですね。<
695話記事 Gregさんのコメント>
ただし結局、「ん」の台詞があるシルエットがどういう格好になっているかは全然見えてきませんw
※追記)コメントより、どうやら白抜きがクザンの口で空を見上げているシルエットのようです。
クザンとドフラミンゴの動向が大変気になる次回ですが、来週は休載です〆
スモーカーがパンクハザードで負けっぱなしなのも残念ですね(VSロー、VSルフィ、VSシーザー、VSヴェルゴ、VSドフラミンゴ)。