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『海賊無双2』がいよいよ本日発売となりました。こちらはPS3版のプレイレビューです。
まだ軽く触った程度ですが、感想・評価をつけるなら、こんな感じです↓

ストーリー： ★☆☆☆☆
無双感： ★★★★★
快適性： ★★★★☆
やり込み： ★★★★☆
通信プレイ：★★☆☆☆

まず、ストーリーはクソです（笑）。

本作のストーリーモード「パイレーツログ」は「DREAM STORY」という完全オリジナルストーリーで構成されています。不思議な貝（ダイアル）の影響でルフィの仲間が敵になるという設定までは良いのですが、アニメや映画の「もし、この島に行ったら」というIfストーリーのレベルではなく、現状の原作の設定をほとんど無視しているため、多くの原作ファンはストーリーに入っていけないでしょう。

キャラクターは新世界編と”2年前”のデザインが入り乱れており、新世界編ではすでに死んでいるキャラクターも何もなかったように登場します。また新世界編では既に面識があるキャラクターでも、面識があったりなかったり。まさに「ドリーム（夢）」ストーリーというわけです。しかも、この夢の世界にはレッドラインが無いのか、”新世界”と”前半の海”を簡単に行き来し、収録キャラと収録ステージが無理やりぶっ込まれたストーリーにプレイヤーは付き合わされることになります。

前作は原作のエピソードを追体験するストーリーであったため、不完全な点に違和感を強く感じことが多々ありましたが、本作ではオリジナルが過ぎる「夢」のストーリーに違和感バリバリです。まさか、クリア後に「夢オチ」が待っていまいな？ｗ



ストーリーモードでストーリー以外に前作と大きく異なる点は、ルフィ以外のキャラクターが使える点です。実質は前作のメインログとアナザーログが一つにまとまったようなイメージです。ステージごとにキャラクター選択画面で”オススメ”のキャラが表示されるのですが、何を持ってお勧めしているのかは実際プレイした感覚ではよく分かりません。

もう1点は、アドベンチャーステージが無くなったこと。”ゴムゴム”のアクション自体も無くなったため、ワンピースの世界に不釣合いだったオブジェも無くなりました。前作の不評な点の大部分を占めていたアドベンチャーステージが無くなり、この変更のおかげで、ルフィ以外のキャラクターがメインストーリーで使えるようになったわけですから、良い事尽くめです。

プレイアブルキャラは

ルフィ（新世界編）／ゾロ（新世界編）／ナミ（新世界編）／ウソップ（新世界編）／サンジ（新世界編）／チョッパー（新世界編）／ロビン（新世界編）／フランキー（新世界編）／ブルック（新世界編）／エース／白ひげ／ロー（新世界編）／スモーカー（新世界編）／ペローナ（新世界編）／くま／エネル／黄猿／赤犬／青雉（新世界編）／ガープ／クロコダイル／バギー／ミホーク／ジンベエ／マルコ／ハンコック／黒ひげ（新世界編）／ルフィ／ゾロ／ナミ／ウソップ／サンジ／チョッパー／ロビン／フランキー／ブルック

の計36名。

まだほとんど触ってはいないのですが、

マルコがめちゃくちゃ楽しいです。


通常技にも不死鳥のアクションがあり、画面を飛び回り無双するマルコを楽しむことができます。必殺技では”再生の炎”で大範囲攻撃をしつつライフを回復する性能です（ダメージ受けない程強いので回復はあまり実感できませんが）。

また強キャラに限らず、新システムのスタイルアクションと進化した仲間ストライクのコンボによって、多くのキャラで無双することが可能です。仲間ストライクは発動時に交代必殺技がプレイキャラと仲間の分で2回、戻るときの交代でもう一度必殺技が2回も出る強さです。スタイルアクションはキャラクターによってテクニカルタイプとアタッカータイプがあり、とりわけテクニカルタイプがもの凄く強いです。というのも発動中、チェーンコンボがつながり易くなり、永続で攻め続けることができるからです。これによって、前作で弱キャラだったナミでもボスを簡単に倒すことができ、超気持ちいいです。非発動時でもコンボパーツが多く、ボスがずっと宙に浮いているシーンはしばしば見られます。

例えば、同じく弱キャラだったチョッパーも、新世界編ではカンフーポイントが強力になり無双しやすくなっています。爽快感を求める無双アクションに弱キャラは要らないんですよと。しかし、確認しているキャラの中では、ジンベエはもの凄く弱いです。技の発生フレームが長すぎる上に、技の発生保障がついていないので終わってますｗ



発売前までに未判明だった残り9枠のプレイアブルキャラは、案の定”2年前”の麦わらの一味でした。同じキャラのレベル上げを2回しないといけないのはだるいと思っていましたが、本作ではゲーム内で貯めることができる「ベリー」を支払ってキャラクターのレベルを上げることができます。ベリーは意識せず簡単に貯まるため、ストーリーモードで新たに加わった”Lv.1”のキャラをすぐに使用することが出来るのがとても快適です。36キャラもいますが、これによってレベル上げの苦労はほとんどなさそうです。



「パイレーツログ」にはメインストーリーとは別に各キャラごとのサブストーリー「仲間エピソード」もあります。その仲間のコイン（金）を手に入れることができ、仲間ストライクのアンロック条件にもなっているので、メインストーリーと同時に進行するといいでしょう。



ベリーはレベリング以外には、「ギャラリー」のコレクションアイテムを購入するのに使用します。上の画像は「ルフィの表情」。まぁ、要りませんｗ　他にはBGMやゲーム内のムービー、キャラクターボイスなど。レベルがカンストした後、使い道が無くなったベリーを使うお楽しみ要素ですね。ネガティブ発言が聴けるキャラクターボイスの「ネガティブホロウ」は面白いです。



キャラクター強化要素の「コイン」は前作から少し異なっており、成長要素があります。同じコインを取得するとレベルがあがり、属性なども付属し。よりステータスが強化されていきます。どうやら540枚もあるらしく（金、銀、銅が分かれているので、実質180種のはず）、ステージごとのシークレットコインもあるので集めるのは中々骨が折れそうです。コインセット等の細かい仕様変更はありますが、ここでは割愛。



こちらは新要素のスキルノート。要は、コインのビンゴゲームで、コインを集めていくとビンゴが完成し、特定のスキルがアンロックされます。スキルはキャラクターの強化要素で選択画面でセットすることが可能です。これは、前作のコインの組み合わせで発動するスキルが独立したものです。



「ビンゴ！」と叫ばなくても結構です。



通信プレイは対人プレイではありません。無双アクションの性質上（気持ち良くなれないので）、協力プレイでもバラバラに行動することが多く、楽しみは感じません。ただ、通信プレイの方が獲得コインが上位のものが出やすいようなので、ストーリーモードクリア後は「フリーログ」で１人プレイするよりは通信プレイした方が効率がいいでしょう。
ちなみに、発売直後の現在はクイックマッチを選んでもほとんど部屋に入れないので、クリエイトマッチを選んだ方が効率がいいです。


総括すると、

ストーリーは糞。前作よりシステム面は快適。プレイアブルキャラは前作の倍以上。アドベンチャーステージは無くなり、より無双アクションよりのゲームに変化。無双の爽快感が格段に上がっており、やり込み要素は変わらず十分。

となっています。以上プレイレビューでした。


ﾊｧﾊｧ....
　　ナミがエッチなご奉仕してくれるから
　　やる夫はスリーリーにも100点あげちゃうお

※「仲間エピソード」のナミ編冒頭の会話シーンで、ナミが前かがみで頭を上下し続けるシーンがあります。


追記）
前作のセーブデータを持っている場合の特典
ゲームを初めてプレイする時にゲーム内アイテム「50万ベリー」と「海賊無双2（銀）1枚」が貰えます。


海賊無双公式サイト
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