写真はテニス部と見られる高校生達(?)によるもので、手前の男性がゾロの”
鬼斬り”の構えでテニスラケットを握り、傘を剣に見立てた人たちが、鬼斬りの太刀を受けて後方に吹っ飛んでいるというものです。Twitter上で5月11日に「鬼斬り!」とコメントをつけて公開されたこちらの写真は、ツイート後瞬く間に拡散、現在までに
約9千件のリツイートがついています。
一つ突っ込むとすると、
初めの「構え」のまま、つまりまだ斬っていないのに、周りの人間がぶっ飛んでいるのが変な点です。(※”鬼斬り”は手前でクロスした腕を開きながら前方に突進する技)
この手のアニメや漫画の技をモチーフに空中に飛んだ瞬間を収めた写真は、今年の3月25日に「
マカンコウサッポウ!!!!!」と題して女子高生がTwitter上に公開したことが発端です。
このピッコロの「
魔貫光殺砲」とは似つかない「マカンコウサッポウ」写真には、
2万件ものリツイートがつき、海外のSNSにも波及。同様の写真をアップするのが流行となっていました。
海外では、なぜか「
HADOUKEN」(※『ストリートファイター』のリュウ・ケンの技「波動拳」)と名前を変えて流行し、本来の「波動拳」のポージングやそれに似ている「かめはめ波」のポージングにも派生。USカプコン(※カプコンは『ストリートファイター』のゲーム元)では「HADOUKEN」写真のコンテストを開催されました。
その後は、さらに『スターウォーズ』のフォース・グリップ(※フォースで相手を空中に持ち上げる)、『ハリーポッター』の架空の競技「クィディッチ」を模倣した「pottering」写真にも派生しています。
アイディア自体はかなり古典的なものですが、SNS上で流行しているのはごく最近のことというのが、興味深いですね。
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