バンダイ コレクターズ事業部 Figuarts ZERO モンキー・D・ルフィ -ONE PIECE FILM Z 決戦服出陣Ver.- のレビューです。




高さ14センチ（本体）、17センチ（台座＋剣込み）

映画『FILM Z』より、決戦服に身を包んだルフィの立体化。通常販売された「決戦服Ver.」と異なり、WEB限定販売されたこちらの肉とコートの決戦服は、ドック島から出陣する時のものなので「決戦服出陣Ver.」となっています。最強装備という設定の決戦服は、実際のところ、ゼットに敗れた海賊達が残していった衣装と装備という・・・ｗ
ポージングはサニー号船上でガオン砲の発射を指示している時のものです。



クローズドボックス型の外箱のデザインは映画オープニング風。コントラストの強いルフィのイラストは描き下ろしです（たぶん）。







モチーフになっているシーンのルフィの表情がよく再現されています。アニメが元のためか、やや幼く見えるのは仕方なし。口を大きく開けたZEROルフィは「新世界Ver.」でもありましたが、極端に平べったい顔になることはなく、真横から見ても造形崩れはありません（※コートの襟がいい仕事をしている可能性も）。

前髪の細い一本は表情パーツの一部ですが、肌との塗り分けが綺麗で、髪の毛パーツとの別になっている違和感もなく自然です。アイプリントも綺麗です。ただ、この個体は口の周りがややごちゃごちゃしているのが傷ですね。





コートは深みのある真紅色のグラデーション塗装。ZEROの場合、公開される彩色原型は予約時あてにならず、製品版の劣化を恐れていたわけですが、一定水準はクリアをしておりチープな印象はありません。この個体はベルトの塗装が一部コートにはみ出ています。




全く食べられそうにない発泡スチロールのような質感の肉です。食品サンプルまでとは言わないものの、もうちょっとジューシーに見えるよう塗装してほしかったところです。逆にリアルすぎても嫌ですけどｗ




左手の剣は着脱可能。ZEROで指と爪にはっきり墨が入っているのは珍しい気がします。




コートの中は膝上から埋まっていますが、ズボンの裾だけは造形されています。



台座


不透明な黒色のステージにシンボルマークと名前、キャラクターの台詞が白色でプリントされた通常のZERO台座とは異なる豪華な『FILM Z』特別仕様（※FILM Zシリーズ共通）。半透明の赤色のステージに、金色と白色で映画のロゴと名前、台詞の代わりに手配書の決まり文句「DEAD OR ALIVE」の文字がプリントされています。通常台座もこれくらいカッコよければ、多少邪魔でも積極的に使うのになぁ～と。





コートの赤と装飾の金、台座の赤とプリント金がマッチして見栄えがいいですね。



一番くじゼットと一緒に。ゼットの身長設定はルフィの2倍なのでサイズ感はぴったりですが、一番くじゼットの台座が分厚いため、高さは調整する必要がありそうです（ゼットの台座移植を検討中）。
とは言っても、ルフィはこの決戦服でゼットと戦っていないので店頭販売された「決戦服Ver.」の方が、ゼットと一緒に飾るには向いていると思います。



以上、ZEROルフィ Z決戦服Ver.のレビューでした。

私の場合、劣化の影響で印象ががらりと変わるZEROは店頭で製品版を確認してから買うようにしているため、WEB限定販売は不安でいっぱいだったわけですが、酷い劣化はなく程よい出来に仕上がっています。大きな岩もとい肉がついたボリュームで、価格2,500円というのも満足できるレベルです。
キャラクターらしさがよく出ており、映画のワンシーンを立体化したこのルフィフィギュアは、映画の記念に持っておくには打ってつけじゃないでしょうか。


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