というわけで、悪魔(の実)超人トーナメント開幕です。
「最強の悪魔の実」というテーマは
いかにも厨二っぽくて、普段は扱うのが憚られるのですが、先日紹介した記事「
『ONE PIECE』マニアが選ぶ最強の悪魔の実ベスト5」に触発されたことが記事を書く動機となりました。トーナメントは超人系(パラミシア)限定です。
【ルール】
・超人系限定
・1対1
・能力者の体格・身体能力は同じ(一般の成人程度)
・能力で生成した以外の武器・道具使用禁止
・覇気使用禁止
・場外無し
・制限時間あり
・相手を戦闘不能にすれば勝ち
「
覇気使用禁止」としたのは覇気によって有効になる打撃や防ぐことができる攻撃が不明瞭なため(例えば、通常打撃が無効な”ゴムゴム”には覇気が有効、”オペオペ”の手術は覇気で防ぐことができる)。「
超人系限定」として、動物系を除いたのは能力によって上昇する身体能力や格闘スキルが未知数であり、変形点の影響も不明であること、自然系を除いたのは、「覇気使用禁止」のため他系統の対抗手段が無く、さらに自然系同士の対決は属性相性の影響が大きくてトーナメントの不平等性が強くなってしまうためです。
能力の選出は原作(第710話まで)からのみで詳細が明らかなもの。超人系と思われるホーキンス、アプー、ボニー、ウルージ、錦えもんの能力は詳細不明のため、省いています。
趣旨としては、
一般人が超人系”悪魔の実”を食べて能力を(空想科学的に)最大限まで高めた状態をシミュレーションします。さらにいつもと変わった趣向として、
私自身が”悪魔の実”を食べてトーナメントに出場して優勝を目指します。
そして、私が選ぶ悪魔の実は・・・キロキロの実です。
連載初期に登場した悪魔の実で、実際、弱い能力として描かれてしまったため、おそらく弱いイメージが定着してしまっている”キロキロの実”ですが、能力の特性を
空想科学的に考えると
実は超人系悪魔の実の中ではS級の強さを誇っています。
「1kgから1万kgまで(自分の)体重を自在に操る」
これが”キロキロ”の能力の全てです。
この特性を利用してミス・バレンタインが使った攻撃技は
”1万kgプレス”と
”1万kgギロチン”
どちらも
体重を軽くして宙に舞い上がった後、体重を1万kgにして自由落下で降って来るという技です。当たればこそ強力ですが、これらの技は実際弱いです。というのも、上から降って来るというのは空気抵抗を無視すれば、1kgでも1万kgでも落下速度は同じ(自由落下速度)で、例えば15mの高度から降って来るとすると、地面に着くまでに約1.7秒もかかってしまいます。落下中は方向転換ができないので、攻撃を受ける側は落下点を見きわめてちょいとサイドステップを踏めば簡単に攻撃を避けることが出来てしまうわけです。これでは当たるはずもなく、原作でもゾロに軽く受け流されています。
動けないウソップに対して”1万kgギロチン”を使った時も、着地直前で1万kg=10トンもある体を、ナミとビビが繰り出した打撃によって真横に吹っ飛ばされてしまっています(126話)。・・・
なんという女子力w
しかし、今回は能力者の身体能力は同一で一般人を想定しているため、重さ10トンの降下物をスイングで吹っ飛ばす化け物じみた人間は存在しません(※能力で向上した身体能力は加味します)。この攻撃は当たりませんが、その破壊力は本物なんです。
ここでは、驕って能力を開発しなかったミス・バレンタインの代わりに”キロキロの実”の真の強さをプレゼンしていこうと思います。
★その1 重さはパワーだ!!!
ミス・バレンタインは跳んで降りてくるという回りくどいことをしていますが、”キロキロ”の真価は単純に1万kg=10トンという体重が持つ力です。わざわざ降ってこなくても、
そのまま10トンの状態で戦うだけで恐ろしい力を発揮します。
そもそも体重というのは格闘技において強さのパラメータの一つで、例えば、プロボクシングの階級は約3~7ポンド=1.3~3kgで区分けされています。1階級違うだけで、パンチ力に大きく影響し、10kgも違えば格段の差が生まれます。もちろん実際は体重を増やすだけパンチ力が増すわけではなく、体格に見合った筋量をつけなければいけないわけですが、”キロキロの実”はそういった事情は一切関係なく、体格とスピード(※後述)を維持して体重を自在に操ることができてしまいます。
能力者の体重を55kg(スーパーバンダム級)とすると、”キロキロ”で体重を増した能力者との体重差は
脅威の9945kg!
体格を無視すれば、その体重差はプロボクシングの最軽量と最重量、
ミニマム級とヘビー級の体重差の約230倍!もう例え自体が何がどうなのかワケが分かりませんw 相打ちOKというレベルではなく、相手はパンチがかすっただけでノックダウンしてしまうでしょう。余談ですが、体重自在の”キロキロ”の能力によって、計量は一発クリアなので、格闘家が”キロキロの実”を食べれば、あらゆる格闘技を全階級制覇することも容易いことです。競馬のジョッキーでも活躍できることでしょう。
パンチ力というものは正確に測定する以外、計算する術がないのですが、その破壊力は原理的にはパンチの運動量(質量×速度)すなわち
拳と腕にかかる体重と
拳の速度と考えればいいです。能力者の体格と身体能力は同じなので、拳の速度を同じとすることができ、そのパンチ力は拳と腕にかかる体重に単純に比例すると言えます。したがって、”キロキロ”の能力によってパンチ力は10000÷55=
約182倍アップします。他の打撃技も同様です。
また、先ほどのウソップにミス・バレンタインが”1万kgギロチン”を使ったシーン(126話)の話題に戻りますが、あの場面でミス・バレンタインは宙に舞い上がる前はウソップの体の上に乗っていました。わざわざ宙に舞い上がらなくても、そのまま体重を10トンに変化させれば、肺が潰れて呼吸不全になるか内臓が破裂して多臓器不全になり殺すことが可能でした。「ギロチンチョーク」で締め上げるのもアリでしょう。とにかく10トンという体重を活かしてマウントポジションさえ取ってしまえば、圧倒的に有利になります。寝技も最強です。
★その2 体は超頑丈だ!!!
本来なら、体重が1万kg=10トンに増大した体には生命に関わる弊害が生じるはずですが、そのような様子はありません。なぜ体格が変わらずに体重が変化するのかは「悪魔の実の力」としか説明のつようがありませんが、
体重が変化する以外にも能力者の体には変化が起きているようです。
人間の体の約70%は水分で出来ており、その比重(密度)は水にほぼ近い約1(g/cm3)です。能力者の体重を55kgとして、”キロキロ”の能力で10トンになった状態の
比重は、体格が変わらないため、体重の比率と同じ
約182となります。これは
鉄の比重(7.86)の約23倍に相当します。これから何が言いたいのかというと、例えば女性ならば、豊胸手術でシリコンの代わりに鉄球を胸の中に詰めたことを想像してください。男性ならば、きゃん玉袋に本当に金の玉を詰めたことを想像してください。・・・
垂れますね。しかも、実際はその数十倍重い物体を詰めることになります。
もし能力者の体に変化がなく体重だけ増えれば、腕は重すぎて肩は脱臼、内臓は自重で破裂、腸は括約筋で収まりきらず脱腸することでしょう(ぇ 実際、自重で立つことすらままならないはずです。
つまり、”キロキロの実”の能力者は体重が増すにしたがって、
体がもの凄く頑丈になっていると考えられます(その際、筋肉も当然強くなっているはずで、だからこそ前項では体重の変化に関わらずスピードは維持していると考えました)。
その証拠に、”1万kgプレス”あるいは”1万kgギロチン”で仮に高度15mから降下した場合は、最終的な落下速度は時速約60kmとなるため、
その衝撃は時速60kmで走るバスやトラックがブレーキなしで壁に衝突する力に相当するわけですが、その技を繰り出したミス・バレンタインはピンピンとしています。つまり10トンの状態では、逆にこのような衝撃に相当する攻撃を受けても効かないほど頑丈というわけです。
しかも、そもそも前項の話と同じく、圧倒的体重差の前に通常の身体能力では体重10トンと化した”キロキロの実”の能力者に有効なダメージを与えることは難しいです。
★その3 移動速度もすごいぞ!!!
「自身の体重を自在に操る」という能力は言葉にすれば単純ですが、
質量保存という原則を大きく破っているために(※実際はエネルギー保存だが、それでも説明がつかない)、”
歪み”が生じています。概して空想科学を考える時、物理法則を無視しているものはとんでもない威力を発揮するというもの。悪魔の実が生んだこの歪みは、ブルックが発見した”ヨミヨミの実”の真髄”魂(ソウル)”の強さみたいなものです。
「質量保存(※エネルギー保存)」が崩壊した中で、物理法則には他に「
運動量保存」というものがあります。運動量とは質量(m)に速度(V)をかけたもので、外力がかからない条件では運動量は保存します。”キロキロ”の能力の歪みを利用すると、”キロキロの実”の能力者はとんでもないスピードで移動することが可能となります。
すなわち、走り出しの瞬間を仮に時速10kmとして、1万kg=10トンの状態から瞬時に1kgに体重を変化させた場合、運動量保存則から生み出される速度(V)は、
【質量×速度】=10,000kg×10km/h=1kg×V ∴V=100,000km/h
時速10万kmです!w
この速度は音速(約1224km/h)の約81倍に相当し、1秒間で約28kmも進みます。歪んでるなぁ~w
しかし、もちろん空気抵抗がありますし、1kgの体重でそんな速度で移動すれば、体がぶっ壊れてしまうので、
この加速方法は加減する必要があります。10トンから1トンに落とした場合は
時速100km、10トンから100kgに落とした場合は
時速1,000kmになり、これでも音速近い速度になります。
時速100kmは秒速約28mであり、
100mは約3.6秒で走ることができます。設定上、クロの”
抜き足”や六式の”
剃(ソル)”の場合は100mが4秒台とのことなので、
10トンから1トンに落とすだけで頑強さを維持しつつ十分な加速が得られます。
止まる時は体重を10トンに戻せば、再び歪んだ運動量保存で一気に減速することができるというわけです。
以上が(空想科学的)”キロキロの実”の真価です。お分かり頂けたでしょうか?
実は走・攻・守、三拍子揃った肉弾戦最強の能力だったのでした。
次は以上のことを踏まえて考えられる”キロキロの実”の新しい技構成です。これで勝つる!!
”1万kgパンチ”
攻撃技。10トンの状態でただ殴るだけ。破壊力は常人の約180倍。
”1万kgキック”
攻撃技。10トンの状態でただ蹴るだけ。破壊力は常人の約180倍。
”1万kgマウンテン”
固め技兼攻撃技。10トンの状態で押し倒した相手に跨る。
”1万kgチョーク”
絞め技。10トンの状態で相手の首を絞め上げる。
”1万kgアクセル”
移動技。物理法則の歪みで超加速。時速100km、体重1トンでそのまま体当たりすれば攻撃技になる。
さぁ、前置きが長くなりましたが、ようやく試合開始です。
ワンピースの世界では、超人系最強と呼ばれる”グラグラの実”がトーナメントでどれほど実績を上げるか見ものですね(私のさじ加減)。
トーナメント進行はキロキロの実(私)視点です。
【0回戦】
第1試合: ×シャリシャリの実
○バリバリの実
第2試合:
○スパスパの実 ×グルグルの実
第3試合:
○ハナハナの実 ×ホルホルの実
第4試合:
○マネマネの実 ×スケスケの実
【結果】
巨人族に変身したマネマネがスケスケを踏み潰してKO。※マネマネは記憶した顔と声の他、体格も真似ることが出来る。
第5試合:
○ボムボムの実 ×マトマトの実
【結果】
※ルール上、マトマトはロックオンできたとしても投げるモノがない。
第6試合: ×ヨミヨミの実 ○ウォシュウォシュの実
【結果】 ヨミヨミ=ただの人である。※ルール上、ヨミヨミの能力が発動した時は負けた時。
第7試合: ○ホロホロの実 ×チョキチョキの実
第8試合: ×サビサビの実 ○ベリベリの実
【結果】
サビサビ=ルール上、ただの人。※スパスパと対戦した場合どうなるか不明。
【1回戦】
-
VS. バリバリの実
バリバリの実の能力は指を結ぶことで無敵(?)のバリアを展開することができる。能力は防御力に優れ、バリアを投げ飛ばすことで攻撃も可能。しかし、能力者自身は生身であることと、(現時点では)バリアを1度に1枚しか展開できないことが最大の弱点。こちらは間合いを詰めて、バリアを見きわめ、超加速で相手をかき回した後、バリアの裏に回り込めばいいだけ。
”1万kgアクセル” ”1万kgアクセル” ”1万kgアクセル” ”1万kgアクセル”!!
バリバリ 「は・・速すぎて目で追えない・・・」
そこだあああああ!!!”1万kgアクセル” !!!
生身の能力者に時速100kmで1000kgの肉体をぶつけてKO。
第2試合:
○ゴムゴムの実 ×バネバネの実
【結果】
能力は似ているが、リーチは短い。バネバネが打撃無効のゴムゴムに勝てる要素はなし。
第3試合: ×トゲトゲの実 ○ジョズの能力
第4試合: ○スパスパの実 ×ドフラミンゴの能力
【結果】 糸を操るドフラミンゴの能力は全身刃物人間のスパスパには通じない?
第5試合: ×アワアワの実 ○ハナハナの実
【結果】 ハナハナが無数の腕を咲かせて巨大な腕を作り、アワアワを叩き潰しKO。※触れると泡が立つためサブミッションは使えない。
第6試合: ○キッドの能力 ×ブキブキの実
【結果】 ルール上、金属を操るキッドの能力が活躍する場面は本来ないが、相手が良かった。
第7試合: ×フワフワの実 ○メロメロの実
【結果】 ※ルール上、フワフワは自身が浮く以外に能力は使えない。
第8試合: ×マネマネの実 ○グラグラの実
第9試合: ×スベスベの実 ○ボムボムの実
【結果】 摩擦0によって物理攻撃が無効な肉体を持つスベスベだが、爆撃の熱には弱いはず。火傷を負う。そもそも有効の攻撃手段を持っていない。
第10試合: ○オリオリの実 ×ベッジの能力
【結果】 ベッジの能力の反則負け。※1対1ルール
第11試合: ×バクバクの実 ○オペオペの実
第12試合: ×ウォシュウォシュの実 ○ドクドクの実
第13試合: ×ドアドアの実 ○ホロホロの実
第14試合: ○カゲカゲの実 ×ノロノロの実
第15試合: ×バラバラの実 ○ドルドルの実
【結果】 素手のバラバラに対してドルドルが武器で圧倒。バラバラの体のパーツをドルドルが能力で捕獲拘束し試合終了。
第16試合: ×ベリベリの実 ○ニキュニキュの実
【2回戦】
-
VS. ゴムゴムの実
ゴムゴムの能力は全身をゴムのように自在に伸ばすことができる。打撃攻撃は無効。リーチと弾性を利用した攻撃は強力。攻撃面と防御面の両方で多彩な技を持つ。移動技もアリ。全身をポンプのように操って心肺機能を高めることで身体能力を高めることが可能。斬撃が弱点であることを除けば、走・攻・守 揃った優秀な能力である。しかし、身体能力が仮に2倍になったところで、キロキロの超加速と突進力に敵うはずはなく・・・
”1万kgアクセル”!!
ゴムゴム「!?」 (体勢を崩したところで・・・)
からのおおおおおお!!!”1万kgチョーク” !!!
打撃は無効なので、首絞めで試合終了。
第2試合: ○ジョズの能力 ×スパスパの実
【結果】 全身がダイアモンドになるジョズの能力の前にスパスパの斬撃は無効。体当たりでKO。
第3試合: ○ハナハナの実 ×キッドの能力
【結果】 ※ルール上、キッドの能力はただの人。
第4試合: ○メロメロの実 ×グラグラの実
【結果】 どちらも相手の攻撃を防ぐ術はなく、移動技もない。メロメロの”スレイブアロー”(当たれば石化する矢を広範囲に放つ)が決まり試合終了。
第5試合: ○ボムボムの実 ×オリオリの実
【結果】 遠距離からハナクソ爆弾を連射して勝利。
第6試合: ×オペオペの実 ○ドクドクの実
【結果】 ドクドクは体に大量の毒(”毒竜”)を展開。空気中には毒霧を展開。さらに地面には浸透性が高く汚染が広がる毒(「地獄の審判」)を展開。オペオペはドクドクに近づくことができず、有効な攻撃手段は”ROOM”内でドクドクを持ち上げて地面に叩きつけることのみだが、ドクドクは大量の毒で落下ダメージを軽減。空間転移ができるオペオペも、やがて逃げ場がなくなり降参。
第7試合: ○ホロホロの実 ×カゲカゲの実
第8試合: ×ドルドルの実 ○ニキュニキュの実
【3回戦】
-
VS. ジョズの能力
ジョズの能力は全身がダイヤモンドにすることができ、ダイヤモンドの硬度による防御と攻撃を得意とする。しかし、ダイヤモンドが優れている硬度は表面に対する傷や圧力に対するもので、衝撃に対して優れて強いわけではない。
ダイヤモンドは砕けるんだよおおお!!”1万kgパンチ” !!!
KO。
第2試合: ○ハナハナの実 ×メロメロの実
【結果】 試合開始と同時にハナハナがメロメロの体に腕を複数咲かせ、サブミッション攻撃、ネックロックで試合終了。
第3試合: ×ボムボムの実 ○ドクドクの実
第4試合: ×ホロホロの実 ○ニキュニキュの実
【結果】 ニキュニキュは霊体もその肉球で弾くことが可能。衝撃波でKO。
【準決勝】
-
VS. ハナハナの実
ハナハナの実の能力は能力者の体の一部をどこにでも無数(最大1千?)に花のように咲かせることが出来る。全身を咲かせることもできる。相手の体に腕を咲かせれば、関節技や絞め技、急所攻撃などが可能。複数の咲かせた腕を合体すれば巨大な腕や脚となり、強力な打撃を与えることが可能。組み合わせによって多彩な技が考えられる。咲いた体の一部は能力者本人のもので、それがダメージを受ければ、能力者本体もダメージを受けるのが弱点。また、いかなる場所でも体を咲かせることができるが、高速で動くモノに対しては咲かせることができない(映画『FILM Z』の描写)=咲くまでに一定の時間がかかる。
したがって、”キロキロ”の超加速に対してハナハナの能力を使うことはできない。うまく腕を咲かせることが出来たとしても、10トンの体で地面を転げまわられれば、腕が折れてしまう。また、無数に咲いた体の一部は”キロキロ”の能力者の前では的でしかなく・・・
”1万kgパンチ” ”1万kgキック” ”1万kgチョップ” ”1万kgエルボー” ”1万kgニー”
TKO。
第2試合: ×ドクドクの実
○ニキュニキュの実
【結果】
ニキュニキュは気体であれ液体であれ毒を肉球で弾くことが可能。衝撃波でKO。
【決勝】
-
VS. ニキュニキュの実
ニキュニキュの実の能力者は手のひらに現れた肉球で、あらゆる物を弾き返すことができる。生物、気体、液体、固体の他、斬撃や本来触れることが出来ない霊体、さらに痛みや疲労など物体ではないものも弾くことができる。空気を弾くことで衝撃波を作り攻撃が可能。また、自身(?)を弾くことで高速移動もできる。体が生身であることが唯一の弱点。
どちらも高速移動が可能なため、近接攻撃しかない”キロキロ”に対して、遠距離攻撃を持っている”ニキュニキュ”が有利。超加速で衝撃波は避けることができ、高い防御力のおかげで致命的なダメージを負うことはないが、こちらからの攻撃が通らない。しかも、長期戦になれば、ニキュニキュは体から疲労を弾き出し回復することができ、さらに分が悪くなる・・・
制限時間いっぱい。判定負け。
【大会結果】
というわけで、「最強”悪魔の実”超人決定トーナメント」優勝はニキュニキュの実となりました。
したがって、
超人系最強はニキュニキュの実に決定です!(異論は受け付けません)
本当は”キロキロの実”に優勝させて出来レース乙!としたかったのですが、シミュレーションを進めていくと、あらゆる物を弾くことができる”ニキュニキュの実”は全ての実に勝つ手段があるということが分かり、まさしく最強だという結論に至りました。ニキュニキュもまた
運動法則を歪めてる能力なんだなぁ~(主に
作用反作用)。私がごり押しして準優勝になった”キロキロの実”は、戦っていない実の中に勝つことができないものがいくつかあり、最強には及びませんが、まぁ弱いイメージは払拭することができたかと思います。大分、長文で説明しましたしw
今後はニキュニキュの実より強い超人系悪魔の実が登場するのか、そういった点に着目しておくのも楽しみの一つかもしれません。また、覇気アリのルールであれば、状況は全然分からなくなるので(例えば、覇気でニキュニキュの跳ね返しを貫通できるのか?)、改めて
「覇気」という設定がワンピース世界の強さの基準をいい意味で曖昧にしていると実感したのでした。
※戦っていない悪魔の実や今回省いた自然系とのエキシビション(対キロキロ、対ニキュニキュ)、強さの評価基準・ランク付けなどの解説はやる気があったら追記しておきます。
産業能率大学 准教授、データ分析の結果「ONE PIECE」メガヒットの理由は”悪魔の実”