発売元は「
TSUME」というルクセンブルクの造形メーカーで、2010年設立以来、日本のアニメ、特にジャンプ作品の高品質フィギュアを多くリリースしています。社名の「TSUME」の由来はいまいちよく分かりませんが、読みと意味は「爪」です。日本ではほとんど認知されていないのですが、実は私は2年ほど前から密かに注目しており、この度ついにワンピースフィギュアが発売されることになりました。気になっている人も多いでしょうが、ちゃんとした
正規品です。
商品名の「HQS」は「High Qualitiy Statures」の略。メーカーは”高品質”を売りにしており、実際、彩色原型と製品版の違いはほとんどないような印象があります。また、全てのフィギュアは数量限定で、
シリアルナンバーが入った金属プレートが付属します。
原型制作:Cyril Farudja
彩色:Guillaume Hémery
監修:Cyril Marchiol
ゾロフィギュアは2体付属しており、このように↑
フィギュアごと差し替えることが可能です。モチーフになっているのは635話の”
黒縄・大龍巻”のシーンで、それぞれのゾロフィギュアは技を出しているコマと、竜巻がどこまで追ってくるのかという叫びに「地獄の果てまで」と答えているコマの再現になっています。ジオラマ台座は魚人島のギョンコルド広場を再現。塗装はまだ監修中とのこと。
差し替え分がP.O.Pサイズのフィギュアに相当するという、とにかくスケールのでかいフィギュアです。販売はオフィシャルサイトに併設されたオンラインショップでされており、日本からも発注は可能です。ただし、海外発送料が上乗せされて、合計代金は466.96€=
約6万円となります。。
物珍しさもあり、とーーっても欲しいのですが、冷静に考えて6万円はコスパが悪すぎますし(半分以上、どでかい竜巻にお金を払っているようなもの)、
高さ50センチ、直径55センチもあるフィギュアを収納するケースとスペースは日本の住宅事情に厳しいものがあるでしょうとw
「ONE PIECE」の版権は獲得したわけなので、これからワンピースフィギュアのリリースは続くと考えられます。TSUMEのフィギュアはジオラマがつくと価格が跳ね上がるのですが、キャラクター単体のフィギュアならば44€程度という手頃な価格で売られているので、買うのは次の機会にしましょうかね。
とりあえず送料は張りますが、ワンピースフィギュアの選択肢が一つ増えたのは嬉しいことです。
TSUME公式サイト