・ここまでのドレスローザ編
前話までの現状整理。
【ルフィ】
NEW!
所在: コリーダコロシアム
目的: コロシアム賞品の”メラメラの実”を 獲得
正体を隠し、「ルーシー」として予選バトルロイヤルCブロックに出場。過去のガープへの恨みをルフィで晴らそうとするチンジャオに勝利してCブロック勝ち抜き決定。正体に気づいたキャベンディッシュ(Dブロック)に命を狙われている。ドフラミンゴはベラミーにルフィの暗殺を指令。すでにAブロックはバージェス(黒ひげ海賊団)、Bブロックはバルトロメオが勝ち抜き決定。バルトロメオは麦わら一味の大ファン。一方、コロシアムの敗者達は皆、罠にかかりオモチャが捨てられた巨大な地下空間に落とされていた。(~725話)
【ゾロ】【ウィッカ】【錦えもん】
NEW!
所在: コリーダコロシアム前
目的: ルフィに現在の作戦状況を伝える/カン十郎の救出
盗っ人”妖精”の正体はトンタッタ族(小人族)のウィッカであった。ゾロはルフィに会えたら、サニー号につないで一度全員の状況を確認するようにとサンジから子電伝虫を預かる。締め切られたコロシアムの前で立ち往生していたところ、ルフィとゾロの正体を知るバルトロメオと遭遇し、ゾロはルフィを連れて来るようバルトロメオにお願いする。錦えもんはカン十郎が捕らわれているらしい「オモチャの家(=闇の工場)」の地図を持っている。(~725話)
【ウソップ】【ロビン】【フランキー】【片足の兵隊】【トンタッタ族】
所在: ”お花畑”の地下「リク王軍 決起本部」
目的: スマイル工場の発見と破壊/スマイル工場で働くトンタッタ族の仲間達500人の救出/ドフラミンゴファミリーの討伐
<フランキー> 同じく工場の崩壊を企てていた片足の兵隊を仲間に加え、彼らの計画に便乗する。反ドフラミンゴ体制「リク王軍」の隊長である片足の兵隊の目的はドンキホーテファミリーを討ち、ドレスローザの元国王リク王の名誉と自由を取り戻すこと。片足の兵隊はドレスローザで固く遵守される2つの法(「0時以降出歩かない」「オモチャは人間の家に、人間はオモチャの家に入ってはいけない」)があることとオモチャの真実を語る。ドレスローザのオモチャ達はドフラミンゴが連れて来た能力者によってオモチャの姿に変えられてしまった国民達だった。偵察部隊の情報によると、ドンキホーテファミリーと「シュガー」の動きを確認済みとのこと。(~722話)。
<ウソップ、ロビン> グリーンビットの森でトンタッタ族(小人族)に遭遇。小人の姿を見たため麻酔花で眠らされ、グリーンビットの地下「トンタッタ王国」に運ばれる。小人達はウソップ(ウソランド)が伝説のヒーローであるというウソップの嘘を信じ込み、ウソップをドンキホーテファミリーと共に戦ってくれるリーダーとして担ぎ上げる。捕らわれた仲間の中にはトンタッタ族の「マンシェリー姫」がいること、「闇の工場」はコロシアムの地下にあることが判明。トンタ長ガンチョがドフラミンゴとトンタッタ族の因縁は「空白の百年」に当たる約900年前の歴史の中にあると発言。トンタッタ空港から地下道を通り”
お花畑”の地下「決起本部」に到着し、フランキーと合流する。(~722話)
【ヴァイオレット】
NEW!
所在: ドレスローザ
目的: ???
"ギロギロの実"の能力者。ドンキホーテファミリーだったが、ファミリーを裏切りサンジに協力する。"千里眼"の能力を持つ彼女は昨夜からサニー号の接近に気づいていたはずだが、ファミリーには報告しなかった。ドフラミンゴに因縁があるらしい。1人王宮へ向かう。(~625話)
【ロー】【ドフラミンゴ】
所在: グリーンビットの鉄橋
目的: 海軍とドフラミンゴをグリーンビットに引き留めて作戦の時間を稼ぐこと
ローと麦わらの海賊同盟は天竜人だったというドフラミンゴの大掛かりな罠にかかり、ローはドフラミンゴと海軍大将藤虎(イッショウ)の攻撃を受け窮地に追い込まれるが、一瞬の隙を見て脱出。シーザーをサニー号に預け、ドフラミンゴとの一騎打ちに臨む。ローと麦わらの海賊同盟はカイドウを討つことを名目にしていたが、ローの真の目的はその過程である「SMILE」の製造を止めること、つまりドフラミンゴを討つことだった。これには13年前のローとドフラミンゴの因縁が関係しているらしい。一方、イッショウは戦局を見て、ドレスローザへ向かった。(~725話)
【サンジ】【ナミ】【チョッパー】【ブルック】【モモの助】【シーザー】
所在: ドレスローザの沖
目的: シーザーを連れて作戦の次の島「ゾウ」を目指す
作戦変更。シーザーをグリーンビットで回収し、サニー号の"風来・バースト"でドフラミンゴとイッショウの強襲から脱する。ルフィらをドレスローザに残し、先に次の作戦の島であり錦えもんらの目的地である「ゾウ」に向かう。(~725話)
<その他のキーパーソン>
【リッキー】
鉄仮面、ドクロマントの謎の老剣士。盾を持たない戦い方が特徴的。元剣闘士だが、コロシアムに彼を知る者はいない模様。予選Bブロック敗退。ドフラミンゴを憎んでいる。レベッカに対して自責の念があるらしい。
【キュロス】
コロシアムの歴史上、最強の剣闘士。20年前まで活躍していたらしいが、国中の誰も彼を知らない。コロシアムの選手控え室にはなぜかキュロスの銅像があり、知られている情報はそのプレート書かれたことのみ。
【レベッカ】
コリーダコロシアム専属の女剣闘士(”囚人剣闘士”)。予選Dブロック出場。国民に恨みを買ったドレスローザの元国王リク王の孫(”幻の王女”)。ドフラミンゴが新しい国王になった際、唯一の家族だった母親スカーレットをドンキホーテファミリー(?)に殺される。親代わりに育ててくれた片足の兵隊を守るため、”メラメラの実”を手に入れてドフラミンゴを討とうとしている。
・リッキーの正体
その正体は・・・
三島平八でした。
「鉄拳」シリーズ
・リッキーの正体と片足の兵隊の正体
リッキーの正体を改めまして、、ドレスローザ軍隊長タンク・レパントに正体がばれ、仮面を脱いだリッキー。その正体は予想(
721話考察)通りドレスローザの先代国王、
リク王でした。
元ドレスローザ国王
リク・ドルド3世
(レベッカの祖父)
やはり最大のヒントは”名前”(
リク→リッキー)だったようです。
リク王に関する伏線を、721話からリッキーの正体がリク王だと分かった上で改めて整理すると、
①鉄仮面で顔が分からない
→正体がばれれば、ドンキホーテファミリーに捕らえられてしまう。
(
リッキーは招待選手(714話)なのでドンキホーテファミリーは正体を知っている?)
→レベッカの境遇に責任を感じているため、会わせる顔がない。(714話)
②「元」剣闘士(707話)
→剣闘が殺し合いではなかった時(720話)、リク王も剣闘士として参加していた?
③コロシアムの剣闘士は剣と盾で戦う訓練を受けるはずなのに、リッキーは剣一本で戦う(707話)
→リク王が同じく剣一本で戦うレベッカの祖父である伏線(721話)
④コロシアムで長く剣闘士をやっている者もリッキーを知らない(707話)
→偽名で正体を隠しているため。
⑤観客の中にはリッキーの戦い方に見覚えがある者はいるが、その人物を思い出せない(707話)
→②③④
⑥刃がない剣(709話)
→国民を斬りたくないため?
→剣闘はリク王の治世では殺し合いではなかった。(720話)
⑦年寄り(709話)
→娘のスカーレットが10年前の時点で20代後半、リク王の20代の子供とすると、リク王は生きていれば現在50~60代。(721話)
⑧「この歓声が憎い・・・!!!」(709話)
→10年前の”真実”を知らない国民達が憎い?
⑨「ドフラミンゴ!!! お前が憎い・・・!!!」(709話)
→陰謀により国を奪われたので当然憎い。
⑩「プロデンスの王・・・!!」(709話)
→国王だった時にプロデンスの窮地を何度も救ったことがある。(726話)
となり一応だいたい説明できますが、
不明な点はリク王がリッキーとしてなぜコロシアムにゲストとして招待されたのか、何の目的で出場したのかということ。例えば、ドンキホーテファミリーに監禁されていたとすると、レベッカと同じように見世物としてコロシアム専属剣闘士になっているはずでしょうから、あまり考えにくいです。身を隠して生きていたなら、10年間どうして身を隠し続けられたのか、なぜ存在もしないリッキーという選手がコロシアムに招待されたのか謎です。
それはさて置き、リク王が一夜にして国民の信頼を失った10年前の事件(リク王軍が村に火を放った)には国民が知らない真相があるらしく、リク王を知る元「リク王軍」の兵士達はリク王に跪き敬意を示すのでした。
転がっていたスクラップのオモチャの中にも跪く者達がおり、
このオモチャ達も「リク王軍」の兵士だった者達のようです。おそらく、これらの多くは10年前にドンキホーテファミリーによってオモチャにされてしまった者達と考えられます。そして、10年前オモチャの姿でドンキホーテファミリーと戦った者といえば・・・
721話
片足の兵隊:
私は・・・レベッカの実の父親だ
というわけで、こちらも
721話の考察で示した通りといった具合です。片足の兵隊がレベッカの父親というのはその境遇と振舞いから凡そ予想がつきますが、最大のヒントはやはり王族のスカーレットにリク王軍の兵士は敬語を使っているのに対し、片足の兵隊は敬語を使っていない点だったようです。
レベッカの父親であることは明らかになりましたが、その正体は?と改めて考えると、まず、今日の決戦が「リク王の名誉を取り戻す為の戦い」(
722話)といった発言と10年前の事件の真実を知っている様子から、片足の兵隊も
リク王軍の兵士(たぶん軍隊長)、少なくとも王族側の人間だったと予想されていました。もしかすると、ドフラミンゴに操られ村に火を放ち、リク王が信頼を失う原因を作ってしまった張本人であるからこそ責任を感じて、リク王の信頼を回復することに必死なのかもしれません。
もう一つは
キュロスなのかということ。これまでは、キュロスはオモチャにされて国民に忘れ去られていると仮定して、レベッカは片足の兵隊に身を守る剣術を教えられ(
721話)、コロシアムでは"
無敗の女"と呼ばれるまでになったのは、片足の兵隊が伝説の剣闘士キュロスだったから、という程度の予想でした。たとえ伝説の剣闘士に教えられたから、その子供だからといって今まで無傷で戦うことができるのかという話ですが、
前回、レベッカが
見聞色の覇気使いと分かったことで信憑性が大きく高まりました。というのも、エースの例で分かるように得意な覇気は遺伝すると考えられるため、キュロスがレベッカの父親で、かつ
見聞色の覇気使いならば「
3千戦全勝、その内、敵の攻撃を受けたのはたったの一太刀だけ」(
704話)という伝説的な成績も説明がつくわけです。それに対し、レベッカは母スカーレットの教えで人を傷つけない剣術を覚えたため(
721話)、コロシアムで勝つことは難しいと。
・ヴィオラ
707話
↓
726話
予選Bブロックでまるっきし悪役として描かれていたドレスローザ自衛軍隊長の
タンク・レパントは、実はリク王の忠臣だったことが明らかに。えぇ~…w
タンクとリク王の会話から、タンクはリク王への仁義を尽くすため、
ヴィオラという人物を見守るためドフラミンゴの支配下になっても軍を去らずに残っていたようです。すなわち、このヴィオラという人物はおそらく
リク王の血を引く王族の生き残りであり、現在はタンクと同じくドンキホーテファミリーの下にいると思われます。名前のみが出ただけで、詳細はこの程度しか分かりませんが、実は
この名前こそが重大なヒントになっています。
これはリッキーの時と同じパターンであるため、気づいた人はすぐに気づいたと思いますが、つまりこういうことです↓
ヴィオラ〔Viola〕→ ヴァイオレット〔Violet〕
「viola」は
菫(スミレ)のラテン語(学名)、そして「violet」は
菫の英語です。「ヴァイオレットはリク家の王族ではないか?」という
ヴァイオレット王族説(
723話、
725話)はにわかに信憑性が高くなってきていたのですが、今回の件からほぼ間違いなさそうです。まとめると次の通り。
・
ヴァイオレットがサンジに依頼した「殺して欲しい男」はドフラミンゴ。(712話)
・
ヴァイオレットは麦わらの一味の作戦に協力する。(713話)
・名前がレベッカの母親スカーレットに似ている。両方とも名前の由来が色。(721話)
・
10年前、ドンキホーテファミリーに捕らえられた王族達の生死は不明。(721話)
・
片足の兵隊が率いるリク王軍の決戦前夜からヴァイオレットの様子がおかしかった。(723話)
・
コロシアムの街頭中継でレベッカに罵声が浴びせられているのを見て、無言でモニターを銃で撃ち破壊する。(725話)
「ヴィオラ」の方が本名ならスカーレットと名前が似ているという点は、ただの偶然だったかもしれません。この説のとっかかりの一つではあったのですが結果オーライでしょうw 少々フライング気味ですが、初めにコメントで提唱した みみっくさんお見事でした(
http://onepiece.ria10.com/Entry/2788/#comment1)。
・ドレスローザの歴史
レベッカの回想からまとめたドレスローザの歴史(
721話)に本話までに明らかになった事実とガンチョが語った歴史を補足(時系列は不確定な部分があるので前後入れ替わる可能性あり)。
●
遥か昔、トンタッタ族は自国に無い資源を求め海へ出て人間に捕まり絶滅に瀕していた。
↓
●
トンタッタ族はドレスローザの王ドンキホーテが提案した「"少しの労力"と引き換えに"資源と安全"を保障する」という条約を締結したが、実際はトンタッタ族がドレスローザの地下で奴隷として働かされていた。
"奴隷時代"(~900年前)
↓
"空白の100年"(900年前~800年前)
↓
●
800年前、世界政府を設立した20の王族のうちの一つであるドンキホーテ家はマリージョアに移り住み国を空けたため、新たにリク家がドレスローザの王家になる。
↓
●
過去にトンタッタ族に行われてきた所業を知った心優しいリク王は、償いとしてトンタッタ族にドレスローザから生活に必要な物を何でも持ち出して構わないという密約をして、国民には"妖精の仕業"だと笑ってなだめた。→「妖精伝説」が生まれる
↓
①
リク一族が治めるドレスローザはトンタッタ族の支援の他、隣国の危機にも援助を惜しまなかったため、貧しい国だった。
721話
↓
●
トンタッタ族はリク王の優しい心を称え、いつしか進んでドレスローザを緑豊かな美しい花々の咲く土地に変えた。→ドレスローザの「緑の管理者」
701話
↓
②レベッカの祖父が国王だった10年前、王族である母スカーレットと娘レベッカは町の外れに二人で暮らしており(
※)、花を売って生計を立てていた。
※レベッカはオモチャになった父親の記憶がないため、二人で暮らしていた回想が真実かどうかは疑わしい(父親がオモチャになった場合、残された家族は元から母子家庭だったという記憶に置き換わる(717話))。
↓
③ドフラミンゴの陰謀により、リク王軍は村に火を放つ蛮行をして、リク王は国民の恨みを買った。
↓
●
ドンキホーテファミリーによってレベッカの父親が兵隊のオモチャに変えられた。
↓
④ドンキホーテファミリーが扇動して?クーデターが発生。王宮が襲撃され、リク家の王族達が捕らえられた。
↓
⑤レベッカ親子がディアマンテの軍(ドンキホーテファミリー)に襲われるが、オモチャの姿になったレベッカ父が銃で応戦し、二人が逃げるのを助けた。
↓
⑥ドフラミンゴがドレスローザの新しい国王に就任(10年前)。ドフラミンゴはリク一族を根絶やしにしようとした。
↓
⑦レベッカ親子は”お花畑”に身を隠していたが、町に食料の買出しに行った母スカーレットがクーデター軍に襲われて死亡。スカーレットを守れなかったオモチャの姿のレベッカ父(※片足→「片足の兵隊」)は娘のレベッカを命に換えて守り抜くことを誓った。
↓
⑧レベッカと片足の兵隊のホームレス生活。
↓
⑨季節は冬になり、二人はかつてリク王の軍に焼かれた村に移動。レベッカは空き家に住み、片足の兵隊は「オモチャの法」を守り、夜中に”オモチャの家”に行く生活を始めた。
↓
⑩レベッカ、7歳。
↓
⑪数年後、レベッカが人攫いに遭い、片足の兵隊がレベッカを救出。しかし、これが原因で片足の兵隊が指名手配されてしまい、二人は村を出た。
↓
⑫片足の兵隊は、レベッカが自身を守ることが出来るように剣術を教えた。
↓
⑬レベッカはとうとうドンキホーテファミリーに捕まり、コリーダコロシアム専属剣闘士となった。
↓
●
現在、トンタッタ族500人がドフラミンゴに捕らえられ、かつての奴隷のように働かされている。
●
ドフラミンゴが王になって以来、近隣諸国の戦争が絶えない。ドフラミンゴは"ジョーカー"として戦争中の国々に武器を売りつけて儲けている。
チンジャオ、サイ、ブーら「八宝水軍」の真の目的は、"花ノ国"の王の依頼で、
ドフラミンゴによる敵国への武器の密輸を叩き潰す事とのこと。えぇ~・・・そうだったの?w
しかし、チンジャオが言うには、武器がどこで作られ、どこに保管されているのか分からないらしく、まるで「SMILE工場」のようです。「
SMILE工場」についてはこれまで「
秘密の工場」や「
闇の工場」という呼び名が出てきており気になっていたのですが、どうやら武器工場も地下にあるみたいです。つまり、コロシアムの地下にあるという「闇の工場(秘密の工場)」は=(イコール)「SMILE工場」ではなく、「闇の工場」⊃「SMILE工場」という意味だったと考えられます。
闇の工場=秘密の工場 ⊃ SMILE工場+武器工場
さらに言うと、武器工場はオモチャが担当、SMILE工場はトンタッタ族が担当と考えると、「
SMILE工場は農場」という考察(
711話考察)に少し真実味が出てきます。
オモチャの家=武器工場
・ハックの正体
地下のスクラップ場にて子電伝虫で誰かと連絡を取っているハック。
ハック:これだけの巨大な落とし穴があるなら地下にまだ秘密がありそうだ
???:了解 調査を続けて
この一コマから分かるのは、
①
ハックもまたコロシアム出場の他に真の目的を持ってドレスローザにやって来た、しかもその目的は明らかにドレスローザの探索ということ。
②
電話の相手は上司であり、おそらく女性ということ。
③
子電伝虫の微弱な電波は地下にも通じるということ。
③はほっといて、①②からおそらくはハックも八宝水軍と同様に武器工場あるいはSMILE工場の調査を依頼されていると考えられます。しかも冷静に振舞っている様子から、メラメラの実につられてコロシアムに出場したチンジャオらとは異なり(?)、端からコロシアムと工場の関連は突き止めていたようです。
・謎のシルエット
スクラップ場にいる謎の人物のシルエット。
?????
奥に見えるのはハイルディンです。脈略無くカットインされた一コマであり、かつ問題の人物が無言なため、全く意味が分からず、どういうシルエットなのかもよく分かりません。スクラップ場にいることから、落とし穴に落ちたコロシアムの敗者である可能性が高いため、予選出場者を見直せば気づくことがあるかもと思いましたが、それらしい人物は見つかりませんでした。
そして、コロシアム出場者を除外して考え直してみた時、思い浮かんだのは
カン十郎です。彼は錦えもんがドンキホーテファミリーから手に入れた情報によるとオモチャの家に捕らえられているということでしたが、、カン十郎だと思ってシルエットを見てみると・・・
刀はなく、着物を着て胡坐をかいている人物が後ろで手を縛られている肩より下の後姿に見えるような、見えないような。縛られているのに助けを求めず、無言のままでいるのは錦えもんのようなワノ国の侍らしいとも思えてくるではないですか?
・オモチャの能力者
コロシアムの敗者達が地下に落とされた理由が明らかに。
最初のターゲットになったのはサイ。穴の上から伸びた
トレーボルが出す「鼻水」の様な「鳥もち」のような物体によって体ごとを釣られ、穴の上に連れ去られ・・・
目が覚めると体がオモチャに。
トレーボル:べへへ んねーんねー 終わったから もういいぞ
???:「
人間に危害を加えないこと」「
ファミリーの命令には従う事」
トレーボル:ちゃんと守れよ 選手は皆パワータイプだ
まっすぐ進んであの扉を出ると工場と交易港だ!! しっかり働け!!
サイ:(体が思う様に動かねェ!! あいつの言葉に逆らえねェ!!)
最初の「」のつきの台詞をトレーボルではなく???としたのは、この場にトレーボルの他にもう1人いる、そして、それはオモチャの能力者だと考えたいためです。それはなぜかというと、トレーボルのその容姿や今回使って見せたように、
何やらネチネチした物質を体から出す能力者("ネチネチ"?、"ベタベタ"?、"モチモチ"?)であることが明らかであり、
人間をオモチャに変えるという能力者(
717話)とはかけ離れているからです。とは言っても、残念ながらトレーボルしか描かれていません。
700話
オモチャのサルになったサイの後ろに描かれているのはもしや?と思いましたが、胸のリングとコートの模様が一致しているため、これもやはりトレーボルのようです。オモチャの能力者はサイをオモチャに変身させた後その場を離れたとすると、
「」つきの台詞はただの命令ではなく、サイの動きを操る言霊となっているため、オモチャの能力者本人のものではないと都合が悪くなります。
じゃあ結局どういうことなのかというと、その場にいるいないに関わらず、
「」内の台詞は確かにオモチャの能力者の台詞なのですが、このシーンの
「」つきの台詞はトレーボルの台詞と考えられます。つまりは、オモチャの能力者が能力として命令した台詞をトレーボルが復唱しているので「」がついているというわけです。なんだか無駄に考察したような気がしますがw
そう考えてみると、このシーンではオモチャになったサイが目覚めた後のある意味おいしい所を、トレーボルに譲っていることから、
オモチャの能力者は目立ちたがり屋ではない無口な人物だと推察されます。例えば、オモチャの能力者が残る最高幹部の
ディアマンテ(ダイヤ)か
ピーカ(スペード)のどちらかだと仮定すると、ディアマンテの場合はトレーボルに台詞を奪われてディアマンテは気持ちが良くはないでしょう。
700話
一方、ピーカはどうでしょう。最高幹部が集まったシーン(700話)ではピーカは一言も発言しておらず、無口な奴だと推定されます。
オモチャの能力者最有力候補はピーカ?