バンダイ コレクターズ事業部 超合金魂 GX-63 フランキー将軍 のレビューです。
自立可能、高さ26センチ(フラン剣の先まで)
形状記憶合金「
ワポメタル」の導入により実現した夢の合体ロボ・フランキー将軍。「
超合金魂」シリーズはロボットアニメやSFアニメに登場するメカを最上級のギミックで再現してきたロボット玩具の代表的なモデルで、『ONE PIECE』のようなファンタジー作品に登場するメカが商品化されるのは初のことです。
正面
隠し正面
外箱は外側のカバーを外すと、中にもう一つパッケージがある仕様になっています。中から現れるパッケージは、
昔の超合金シリーズ風にデザインされたものです。
背面
隠し背面
上面
隠し上面
店頭だと、正面だけでも旧デザインの方がインパクトがあって売れそうかも?w
組み立ててまず驚くのは、このバランスの悪いフォルムでしっかり自立するということ。上半身は主に
ABSで構成された軽量ボディ(※とは言っても結構な重さがあります)、一方下半身は
ダイキャストで構成されて重く、丈夫な関節が自立を可能にしています。
サイズ比較。手前からワンピースコレクション、1/144 WORLD SCALE、合体鉄の海賊(※腕はキャラバンク)、超合金魂。―― 全部バンダイです。頭部のドリルまでの高さは23センチで、付属の特典冊子によるとフランキー将軍の全高は
約12メートルとのことなので、およそ1/50スケールモデルとなっています。
頭部はドリルがデフォルメされることなく、忠実に再現。髪は将軍本体で唯一(?)のPVC製、目も唯一の
クリアパーツです。ボディは随所に
メタリック塗装が施され、ドリルはとりわけ
鏡面仕上げでピッカピカです。
アゴは開閉、頭部は上下左右に動かすことができます。
胸と襟にそれぞれ2本ある切り込み線は、変形時に開閉する部分で、原作でもちゃんと描かれている線です。しかも、この超合金魂のフランキー将軍は実際にこの部分が開閉し、
ほぼ設定通りに変形することができます(後述)。
胸のハッチを開くと、コックピットにPVC製のフランキーが搭乗。付属の特典冊子によると、将軍の
操縦レバーはコックピットの天井裏にあり、フランキーは両腕をコックピットの外にだしてレバーを握っているそうな。
ワンピースコレクションと一緒に。スケールは「
ワンコレ」や「
アニキャラ」シリーズが一番合いそうです。また、この将軍は
関節が多数内蔵されているため、
可動域の限り、様々なポージングを取ることが可能です。
腕は片腕だけで
24個もの関節があります(ほぼ手の関節ですが)。脚も含め多くの関節は動かすとカチカチという小気味いいクリック音が鳴り、しっかりと固定される仕様です。かと言って固過ぎるわけでもなく、ポーズは取り易いです。
1.
3段階の角度に固定可能。主に肩の角度を調整する。
2.
腕がボール型の肩周りを360度回転可能。関節だけが独立しているため、腕を回しても肩の星は動かずそのまま。
3.
腕と肩の付け根がほぼ180度可動。
4.
腕が360度回転可能。
5.
肘関節。約100度可動。
6.
図で上下に約90度可動。
7.
⑥と直交する向きに少し可動。
8.
手首が360度回転可能。
9.
手の平は内側に90度可動。
10-24.
指は第3関節が球関節、第1・2関節が蝶番関節。
指には全て関節が入っているため、手はポージングはこの通りかなり自由度が高いです。
サムアップ。
フレミングの左手。
ボディ側には肩に接続する関節が1個。これは内側に30度程度可動します(※肩の干渉がなければ最大90度可動)。設定上ある上下に肩を動かすための機構は造形上は再現されていますが、ここの関節は上下に動きません。片脚には全部で7つの関節があります。
1-4.
ほぼ180度前後に可動。
5.
足の裏が内側に90度可動。脚を広げた際に調整することで接地できる。
股関節はかなり特殊なため、画像で正確に説明するのは難しいのですが、
①を開くとがに股に、
②を開くと開脚状態になります。
腕が結構干渉して多少無理がありますが、定番のポーズも可能です。
フラン剣は帯刀用の刀身がない柄だけのものと手に持つ用の2種類が付属。手に持たせる際は、右手の平にあるダボ穴で固定します。ドリル同様、
鏡面仕上げのためピッカピカ。もちろん刃はないので安全ですが、写真に私の顔が写り込む危険性があるため、慎重に扱う必要があります。なんて危なっかしい剣だw
柄は十分な長さがあるため、左手を添えてちゃんと両手で剣を持つことができます。
”将軍足元危険(デンジャラス)”
※砲身はP.O.P SAフランキーのフランキー大砲。付属パーツではありません。
”将軍砲(ジェネラル・キャノン)”
<変形>
変形の過程は説明が面倒臭いので取扱説明書を添えて(ぇ
付属のフランキーを乗せて・・・
クロサイFR-U4号の出来上がり
全長22センチ、高さ9センチ
付属のフランキーのスケールはおおよそ30分の1となっています。劇中の描写からも読み取れることですが、バイク時の将軍の腕と合体後の将軍の腕はやはりサイズが結構違うようで。ワポメタルが変形時に膨張するんでしょうかね(ご都合主義)。
付属のチョッパーを乗せて・・・
ブラキオタンク5号の出来上がり
全長21センチ、高さ10センチ
付属の特典冊子によると、
合体メカにクロサイとバラキオサウルスが選ばれたのは、フランキー曰く、クロサイの角もブラキオサウルスの首も「
"男"の象徴」であり、全世界の男の憧れだからとのこと(公式)。ここだけの秘密だ!w
履帯(キャタピラ)は複数のパーツが組み合わさってできており、タンクを動かすとちゃんと動きます。
コックピットの上には「アニキャラ」や「ワンコレ」シリーズぐらいの台座だと収まります。ワーコレは無理です。本当はアニキャラシリーズ魚人島編のシークレット(泣きながら敬礼しているチョッパーを再現)がぴったりだと思うのですけど、持っていないのでガン泣きのチョッパーw
説明は面倒臭いんですが、実際に変形させるのは凄く簡単で、必要なジョイントパーツもこれだけです。
付属の専用スタンド。アームに股間を固定する仕様で、アームの振りは上下のみで左右に振れないため、かなりポージングに制約がつきます。しっかり自立するので、基本的にあまり使う機会はなさそうです。黒一色であまり格好良くないですからね。上のポーズは"
将軍おもみ"的な。
将軍、宇宙へ。きっと将軍は宇宙も大丈夫なはず!?
付属の背景ボード。横38センチ、縦31.5センチ。アニメのフランキー将軍登場シーンで描かれた背景風のデザインになっています。とってもイイ感じ。コレクションケースのディスプレイにも当然使えますから、付属のフィギュアや特典の中で一番嬉しい代物です。
以上、超合金魂フランキー将軍でした。
形状記憶合金「ワポメタル」が使われた合体巨大ロボというフランキー将軍の設定は、どうぞ「超合金魂」で立体化してくださいとお膳立てされたようなもの!バンダイがその期待に応え、
フォルムに忠実でありながら、変形ギミックを見事に再現しています。
輝く全身のメタリック塗装と程好い重量感。快適で自由度の高いポージング。そして合体変形――(それとド派手な背景ボード)
究極だー!!
フランキー将軍等のレビューでも何度か書いていますが、メカを再現するには質感やエッジの出方といった点でPVCよりABSが圧倒的に向いているんですね。ダイキャストなら、なお結構。
作者の栄ちゃんから「
以後、この超合金を参考に作画させていただきます」というありがた~い言葉が贈られたこの超合金魂フランキー将軍は、いわば劇中に登場するフランキー将軍そのもの!ワンピースフィギュア好きでこれを持っていないのは、もはやモグリと言わざるを得ないかもしれません。定価26,250円はなかなか手が出にくいものなのは確かですが、その高級感も含めて男子の憧れで、ステータスになっている気がします。一瞬、ブラキオタンクとクロサイのディスプレイ用にもう1個買おうかと血迷ったぐらい究極です。
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