メガハウス「
エクセレントモデルLIMITED Portrait.Of.Pirates "LIMITED EDITION" カリファ」のレビューです。
高さ21.5センチ
CP9の紅一点、”
アワアワの実”の石鹸人間カリファ(※泡姫じゃないよ!)。右膝を上げたポージングは408話の決めポーズの再現です。
まず、このカリファのパッケージには
テープ状の黒い布製(?)シールが2種類、長いのが3本、短いのが6本封入されています。
このシールを何に使うかといえば、、、
このシールを何に使うかといえば、カリファのこの網タイツの…(…黒か…)
決してお尻と下着を撮りたいわけではなく、、、網タイツのこの、、、
網タイツの繋ぎ目部分を隠すために貼るシールらしいです。長い方が左脚用、短い方2本が右脚用で、それぞれ予備が2つずつ。パッケージの写真もシールが貼ってあるので、とりあえず貼ってみましたけども、、、
このテープ、必要なくね?
実際の網タイツも裏側には繋ぎ目があるので、それほど見栄えが悪いわけでもなく寧ろリアルな再現だと思えば悪くないです。しかも、このテープの線が原作絵の再現になっているならともかく、そういうわけでもないので、このテープは使わないことにします。
台座は通常の台座に泡のエフェクトと金属の支柱が一体になった特殊なタイプ。アンバランスなポージングですが、本体が軽いのと土台部分の密着度・固定が強いため、フィギュアは
かなり安定して保持できます。これなら長期間のディスプレイでも安心です。
メガネは取り外し可能な
クリアパーツ(スペア1個有り)。こめかみ部分にメガネのつるを挿し込む穴が開いています。髪の毛は半透明樹脂をベースに原作の金髪ではなくベージュよりの彩色。上品なパール塗装とグラデーション塗装がされており、この辺りはさすがのP.O.Pクオリティです。
顔はメガネのおかげで、雰囲気は似ています。上唇はイメージ的にはもう少し太い気がします。アイプリントも惜しいのですが、目の形は丸みはなくもう少し横長なイメージです。まつ毛に関しても、下3本は原作に忠実ですけど外側に寄っている点が異なります。骨格ももう少し角張っていた方が良く、髪型はもう少しオールバックがはっきり分かるように、かつ髪の毛を盛り過ぎない造形に…と、
どこもかしこも微妙なズレがあるのですが、総じて丸みのある可愛い感じにまとまっています。原型師の
あじけんさんのアレンジの特徴ですね。
メガネは実はデフォルトのクリアパーツの他に、金属製の
エッチングパーツがなんと
8種(×2個)も付属していました。金属製のメガネはエクセレントモデルシリーズ(P.O.Pを含むメガハウスの1/7スケールフィギュアシリーズ)のメガネっ娘キャラにしばしば付いてくるものなのですが、P.O.Pではレイリーに続いてたぶん2度目です。メガハウスのフィギュアに詳しいわけではないですけど、8種もついているのはかなり珍しいんじゃないでしょうか。
フレームの形は
鼻側のラインが真っ直ぐなものと丸みがあるものの2パターンに
レンズ上のフレームがあるものとないものの2パターンで4種。さらに
鼻あての有る無しで2パターンあるので合計8種です。
どれにしようか悩みますわ~w
ちなみに、パーツはニッパーで取り外し、つるは折り目を毛抜きで押さえて指で曲げました。鼻あても毛抜きでつまんでクイッと(←レンズにフレームが無いバージョンは折り曲げるのが非常に難しいので、無理はしない方がいいかも)。
差し換え表情パーツ&差し換え左腕。差し換え表情の変化は唇を結んでいるだけですが、一気にキリッと引き締まった印象に。差し換え左腕はメガネのつるを持つ動作が再現されています。どちらで飾るか悩むところですが、折角508話のポージングと表情が再現されているので、ここではとりあえず、デフォルトのものを使っていきます。
そして、
メガネはGを選びました。まずカリファのメガネはフレーム無しのレンズなので、それに近いE、F、G、H。鼻あては有るので、G、H。形はHの方が近いのですが、このフィギュアの顔に合っているのはGかな~と。クリアパーツのメガネはレンズが再現されているのはいいのですが、レンズが厚く、つるが太いので、こちらの方が結果的に再現度が高く、
顔もクリアパーツのメガネをかけている時よりマシになりましたよね?
手袋とパンプスはつや有り塗装。ワンピース(※服)は写真だと光の加減でグラデーションが出ていますが、実際は見た目であるのかないのかはほとんど分からない程度で、結構地味です。
網タイツは
メッシュ素材が使用されています。美少女フィギュアでは古くから使われている手法ですけど、P.O.Pでは初採用となります。イベントの原型展示やサンプル品は右膝の部分に繋ぎ目があったっぽいんですが、製品版ではこの部分の繋ぎ目はなくなってます。その代わりに、膝の下に繋ぎ目がダマになっているので改良かというと微妙です。タイツの下の肌はシャドウが濃く塗装が暗調になっており、
塗装で網タイツの繊維が再現されています。ただし、原作の模様は蜂の巣状ではなく、もっと大きな網目状です。
「セクハラです」
※カリファの脚
すまんお…あっパンツ見え(ry
胸のメッシュ部分は網タイツと同じ素材です。胸の切込みが深すぎて、原作では見えなかったお腹まで見えるけしからん服になっていますが、キャストオフは出来ない仕様なので、ある意味健全です。まぁ、メッシュを破っても原作再現になりますけどw
”アワアワ”のエフェクトパーツ。水色の
クリアパーツにメタリック塗装がされています。これで完成形です。
S.H.フィギュアーツ ナミと一緒に。エニエス・ロビー編のナミはこの他、ZERO Battle Ver.が同等のスケールで、P.O.Pと同スケールのものは無いんですよね。とは言ってもエニエス・ロビー編ナミのP.O.Pが欲しいと言うよりは”ゴールデン泡”をくらったナミとサンジのふざけたフィギュアが欲しいのですけど、出ませんかね?w
以上、POPカリファのレビューでした。
想定通り、顔は
あじけんスタイル、身体は
ナイスボディなカリファでした。網タイツにテープを貼る仕様だとは思いもしませんでしたが、貼らなくて済む物なら再現度が高くなるので、寧ろ好都合な仕様でしょう。クリアパーツのメガネの他に、エッチングパーツのメガネが8種もついていたことは嬉しいサプライズで、ピッタリなメガネがあったおかげでデフォルトの顔よりかなりマシになりました。
トータルで見て顔は悪くなく、ポージングは良好。エフェクトパーツもついており、
P.O.Pの女性キャラの中では間違いなく上位に入る完成度です。ただし、P.O.Pの女性キャラなのにキャストオフが出来ないのは、多少物足りなさを感じてしまうような?w
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