バンプレスト「
SCultures BIG 造形王頂上決戦2 vol.6 ブルック」のレビューです。
自立可能、高さ18センチ
”ヨミヨミの実”の能力者、死んで骨だけブルック。コスチュームは”2年前”のもので、ヴァイオリンを持って仕込み刀を構えたポージングはオリジナルになります。細身の造形でありながら、意外にも自立します。剣先がやたら丸い。。
顔は・・・まぁ、髑髏なのですが、ちゃんとブルックになっています。”骨にアフロ”で「ほら、ブルックでしょ?」といった具合のフィギュアも多い中、このブルックはよく似ています。
表情は・・・まぁ、髑髏なのですが、鬼気迫る様子が伝わってくるかと思います。
肌は・・・まぁ、髑髏なので骨ですけど、まるで土から掘り起こされた様な
汚し塗装がされています。劇中のブルックに対する感覚だと、「
お前、風呂入れよ!w」ってツッコミたくなるのですが、一つのフィギュアとして見れば、こちらの方が衣装とのバランスが良く、骨のイメージがしっくりくるので悪くはないです。
目・鼻・眉は・・・(ry
アフロヘアーはリアルなチリチリ感が見事に再現。
帽子には虫食いや”ほつれ”のようなダメージ造形が色々と施されています。
台座
「2」になっても、やっぱりでかいSCulturesの専用台座。このブルックには
補助スタンドもついています。自立は一応可能ですが、安定性はあまり高くなく、長期で飾る場合は細身の脚への自重負担を軽減するために何かしらボディを支える措置が必要そうです。
死んで以来50年間”魔の三角地帯”で彷徨い続けた
ブルックの一張羅は当然ボロボロです。原作でもはっきり描かれている
袖口のダメージがリアルに再現されています。腕の部分の破れ再現はあっても、袖口や裾あたりのダメージを再現したブルックフィギュアは私が知る限りは無かったかと思います。
ステッキの握り方がスタンハンセンの「ウィー」状態になっているのは謎です。
力入らないだろ!これw
ヴァイオリンは首のスカーフとダボ接着しています。造形王の原型では弦は金属線が使われていて気になっていたのですが、まぁ
製品版ではプリントですよねーw ただ、ヴァイオリンのニス塗装の再現はもうちょっと頑張って欲しかったところです。
ところで、戦闘中にヴァイオリンで”眠り唄 フラン”を奏でて戦うブルックですが、よく弓代わりに仕込み刀で弾けるな~と。しかも、どう見ても両刃なのですがw 実は弦が金属だったり、あるいは指で弾いていたりして?
服が肌蹴てブルックの
骨盤が見えているのは珍しいです。しかし、骨盤に内臓が入る穴がない!?(驚愕)。これじゃあ、うんこが出ないじゃないか!(絶望)。
骨盤と同じく通常は見えない
靴裏にも造形がされていました(大きな穴はダボ穴です)。リアルだと相当滑りそうな靴裏ですが。
台座は例のごとく
魂ステージに交換。左腕をアームで支えると、正面からアームが目立たずにフィギュアを安定させることができます。多分これで大丈夫…のはず。
造形王ジャンゴと一緒に。
以上、造形王ブルックのレビューでした。
コミカルなブルックというキャラクターの持つ
本来の不気味さだったり、おどろおどろしさを強調した造形王だから実現できた異質なテイストのブルックフィギュアで、
スカルフィギュアとしても成立しています。というか、おそらくそれを意識して造られているはずです。コレクターのスカルコレクションの中にブルックが紛れ込んでいたら、それはそれで笑えるのですがw スカルグッズと一緒にディスプレイするのも面白いかもしれません。
【フィギュア】 P.O.P "Sailing Again" ブルック 【レビュー】