決勝ブロックの得点形式は予選ブロックと同様で、リアル投票は1票=
100pt、WEB投票(ログイン形式、毎日投票可)は初回の投票が
100pt、2回目以降が
10ptとなっており、WEB投票はこれに加えて投票期間中リリースされた造形王ブルックに同封のシリアルナンバー入力による投票が
50ptとなっています。
ナムコ店舗内で行われた
リアル投票では4箇所ともゾロが1位、ローがこれに追随し、いずれも他2つにダブルスコア以上をつけました。一方、
WEB投票ではローが約半数のポイントを獲得し、2位のゾロにダブルスコアをつけて圧倒。WEB投票での大差をゾロがリアル投票の開票でじわじわ埋めてローに迫るもついに届かず、ローが優勝という結果になり、
誰の目にも明らかなように、キャラ人気が色濃く出てしまっています。
決勝4作品のリアル投票において、スケールが一番大きいゾロは見た目のインパクトが一番大きく、得票に有利に働いているのは間違いないないでしょう。どこを重視するかによるかもしれませんが、造形の完成度は決勝4作品の中ではセンゴクが一番でもおかしくないでしょうと。リアル投票の問題点などについては
前回の予選結果の記事で随分と語ったので、あんまり言う事もないですけど、造形王という大会の雑感として、やはりキャラ人気投票になっているという印象は拭い切れません。
これは造形王だけに限ったことではなく、造形天下一武道会にも言えることで、
純粋に造形を競い合うなら使用キャラクターを統一する以外ありません。それが出来ないのは全作品を商品化する、すなわち通常の商品開発の過程でついでに大会を開催しているというバンプレストフィギュアコロシアム自体の問題です。大会自体が茶番と言うのは言いすぎかもしれませんけど、勝ちたければローを選べば優勝できる大会なら、このまま続けていっても何になるのかと。それほどロー人気は底知れないものがあります。
また、
優勝者への賞金は必要ないのでは?とも思い始めています。優勝者にはどうやら「造形王Special」で制作する権利が与えられるようなので、賞金がなくても大会のモチベーションは維持できますし、優勝者が新たに原型制作するのであれば投票するユーザーにも反映されます。賞金があったところでユーザーには何もいいことはありません。その賞金100万でちゃんと塗装しろと。台座を薄く小さくしろと。
なんか税金の無駄遣いに文句言うようになってますけど、賞金は本当に必要ですかね?
もう馴れ合いの大会になっているバンプレストフィギュアコロシアムに刺激はなく、駆け出しの無名の原型師を集めて同じキャラクターを造ってもらって優勝作品は商品化とかの方がギラギラするものがあってよっぽど面白いです。原型師にとっては売名のチャンス、バンプレストにとっては開催費用が浮いた上に原型師の発掘につながり、双方にとって良いことじゃないですか。
ところで、原作者の栄ちゃんがお気に入り作品を選ぶ
特別審査員賞は決勝ブロック4位のセンゴクになったようです。上位3作品と被らなかったのは偶々なのか、何なのか。特に栄ちゃんの選定のコメントは出ていません。この特別審査員賞を予想するツイッターキャンペーンが行われており、シンドリーと予想していた私は外れでした。
キャンペーンの記事ではっきり理由は書きませんでしたけど、栄ちゃんの思考から予想すると
ロー、ゾロ、チョッパーは無いことは大体分かっていました。どういう思考かというと”
人気のあるキャラは選ばない”ということです。どうしてこう言えるのかというと、インタビュー等をいちいち引用して説明するのが面倒臭いのですが、要するに”
不人気キャラが輝いている”と栄ちゃんは嬉しいはずなんです。人気があるとは言えないセンゴクが文字通り輝いているわけですけど、選定理由はやっぱりコンセプトが面白いということなんでしょうね。
また、今回は新ルールで「称号」というものがあり、それに付随して「男性No.1賞」「女性No.1賞」「プロデューサー阪田賞」「原型師賞」などがあるのですが、まだ発表になっていません。
それにしても造形王で
福家さんは報われないなぁ~、と。
前回のジャンゴも今回のシンドリーも優勝しておかしくないレベルの良いもの造っているのに、いずれも予選敗退です。
造形王3公式サイト 結果発表
http://bfc.bpnavi.jp/zoukeio3/championship.html
【第1回 造形王 決勝結果】
http://onepiece.ria10.com/Entry/1451/
【第2回 造形王 決勝結果】
http://onepiece.ria10.com/Entry/2464/