登録商標「ULTIMANIA」を記載した 晋遊舎の書籍販売停止について
株式会社スクウェア・エニックスは、このたび、株式会社晋遊舎へ、書籍表紙等の題名部分にスクウェア・エニックスの登録商標である「ULTIMANIA(アルティマニア)」が記載された6誌の販売停止を要求した結果、同社がこれに応じ、さらに、本件に関する謝罪文が、同社ウェブサイトに掲載されたことをお知らせいたします。
「ULTIMANIA」は、スクウェア・エニックスが長年継続して発行・販売するゲーム攻略本のシリーズ名称であり、スクウェア・エニックスの登録商標です。晋遊舎は、同社が発行・販売する書籍である「ワンピース最強考察」、「ワンピース最強考察プラス」、「ワンピース最強考察Z」、「ドラえもん最強考察」、「ポケモン最強考察」及び「AKB48最強考察」の題名部分に、スクウェア・エニックスの許諾を得ずに「ULTIMANIA」と記載していたため、今回の措置となったものです。
スクウェア・エニックスは、今後も登録商標の保護を重視するとともに、お客様に誤認・混同が生じることのないよう、継続して努力してまいります。
(スクエア・エニックス プレスリリース)
晋遊舎の謝罪文↓
あのー、著作権者への配慮は?
と、誰もがツッコミそうな苦しい謝罪文になっていますw
「ドラえもん」と「ポケモン」も商標じゃないか!と思う人もいると思うのですが、ロゴを使わない限り、
本のタイトルの場合は本の内容を表しているだけと解釈され、通常は商標権侵害には当たりません。今回の場合は「ULTIMANIA」がスクエニの攻略本のシリーズ名に使われている商標であるため、本のタイトルに「ULTIMANIA」の記載があると同シリーズと混同されやすく、商標権侵害に当たる可能性が高いというわけです。
「AKB48最強考察」とは一体何を考察しているのかさっぱり分かりませんが、「
ワンピース最強考察」は書店ではよく『ONE PIECE』のすぐそばに陳列されているような定番の考察本で、この手の非公式読本の中ではおそらく一番評価が高い代物です。気付いてないことに気付かされた章もあり、それらは以前、私の解釈も加えて
記事にしたことがありました。かと言って、他の章は無茶苦茶な考察が多かった印象で、実際のところネットの考察が元なのか、この本によって無茶苦茶な考察がネットに出回っているのかよく分からないところです。
伝えられている通り既に該当の本は販売停止になっており、新刊での購入は不可能になっています。ただ、中古では問題なく買えますし、要は「ULTIMANIA」の記載を外せば新装で販売できますし、そのうち「ワンピース最強考察」の名前で新作は出るでしょう。
この手の非公式の考察本はたくさん発売されていて、実は連載終了後にまとめ買いして変な考察を色々いじってやろうなんて考えていたのですが、よく考えてみれば「
FAQ(考察)」のページがあるので、ここのネタにしちゃってもいいですね。
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