全国3,000店の男子書店員と選んだ“男子がハマった女子漫画ランキング”を『エンタミクス』誌が発表
4月19日(土)に発売される“日本唯一のインドアエンタメ総合誌”こと『エンタミクス』6月号では、全国3,000店の男性書店員の投票による「男子がハマった女子漫画ランキング」を“連載中作品”と“完結作品”に分け、ベスト20を発表。連載中作品・第1位には『ちはやふる』(末次由紀 / 講談社『BE・LOVE』連載中)、完結作品・第1位は『赤ちゃんと僕』(羅川真里茂 / 白泉社)が選ばれました。
2度に渡りアニメ化され、累計発行部数は1,000万部を超える『ちはやふる』は、“競技かるた”の世界を、仲間との結束、ライバルとの戦い、恋の三角関係などを通じて描く青春ストーリー。作者である末次由紀は、「びっくりしました!」とコメント。男の人が手に取りにくい表紙と言われるそうで、「皆さん勇気を出して下さったんだと思うと、ありがたさでいっぱいになります」と感謝の気持ちをコメント。
また、作品のエピソードを膨らます時などは、競技かるた大会の取材を行ったり、“こんな選手がいたよ”という情報をもとにしているそうですが、「キャラクターとしては“まっすぐな主人公”を考えるとき“『ONE PIECE』のルフィならどうするだろう”と考えたりもします」と制作秘話を明かしています。
母を亡くし、父と2歳の弟“実”と 3人で暮らすことになった小5“榎木拓也”の日常を描いた育児漫画の名作、1996年にはアニメ化されている『赤ちゃんと僕』。作者の羅川真里茂は、「赤ちゃんのお世話をお兄ちゃんがする、という話は投稿時代に途中で断念した作品だったんです。読み切りネームで何を描こうか悩んでいた当時、姉に赤ちゃんキャラが可愛いと褒められたことを思い出した」とか!
連載中の作品と完結作品の2部門の各ベスト20の全容や原作者インタビューは、発売中の『エンタミクス』6月号に掲載。推薦者の“ハマった”ポイントや、編集部がおすすめする“ハマる”ポイントが解説されているほか、各作品の名場面も紹介されています。
(CDジャーナル)
先月の「エンタミクス」5月号が女性店員の投票による「
女子がハマった男子漫画ランキング」で、今月号はその
男性版の特集が組まれているようです。作者曰く、『ちはやふる』の主人公のまっすぐな性格はルフィが参考にされていたりもするという制作秘話は既出か新出なのか知らないですけど、言われてみれば確かにって思うところはありますね。ルフィが恋愛体質ではないですけどw
男子がハマった女子漫画ランキング<連載中作品>
順位 |
作品 |
作者(性別) |
連載誌(出版社) |
1 |
『ちはやふる』 |
末次由紀(女) |
「BE・LOVE」(講談社) |
2 |
『ガラスの仮面』 |
美内すずえ(女) |
「別冊花とゆめ」(白泉社) |
3 |
『俺物語!!』 |
河原和音(女)/アルコ(女) |
「別冊マーガレット」(集英社) |
4 |
『夏目友人帳』 |
緑川ゆき(女) |
「LaLa」(白泉社) |
5 |
『君に届け』 |
椎名軽穂(女) |
「別冊マーガレット」(集英社) |
6 |
『大奥』 |
よしながふみ(女) |
「MELODY」(白泉社) |
7 |
『海街diary』 |
吉田秋生(女) |
「月刊フラワーズ」(小学館) |
8 |
『パタリロ!』 |
魔夜峰央(男) |
「花とゆめ」(白泉社) |
9 |
『NANA』 |
矢沢あい(女) |
「Cookie」(集英社) |
10 |
『失恋ショコラティエ』 |
水城せとな(女) |
「月刊フラワーズ」(小学館) |
男子がハマった女子漫画ランキング<完結作品>
順位 |
作品 |
作者(性別) |
連載誌(出版社) |
1 |
『赤ちゃんと僕』 |
羅川真里茂(女) |
「花とゆめ」(白泉社) |
2 |
『動物のお医者さん』 |
佐々木倫子(女) |
「花とゆめ」(白泉社) |
3 |
『ハチミツとクローバー』 |
羽海野チカ(女) |
「コーラス」(集英社) |
4 |
『のだめカンタービレ』 |
二ノ宮知子(女) |
「Kiss」(講談社) |
5 |
『花より男子』 |
神尾葉子(女) |
「マーガレット」(集英社) |
女性が少年漫画を読むより、男性が少女漫画を読む方がやっぱり敷居が高いので、ランキングを占めたのはメディア化作品がほとんどですね。『ちはやふる』とか『ガラスの仮面』のようなスポ根気質の漫画は男性が入りやすいような気がします。
女子がハマる少年・男性漫画ってどんな漫画?(エンタミクス調べ)