・ここまでのドレスローザ編
前話までの現状整理。
【ウソップ】【ロビン】【トンタッタ族】
NEW!
所在: 地下交易港「幹部塔」跡
目的: スマイル工場の破壊/スマイル工場で働くトンタッタ族の解放
フランキー、ウソップとロビンがそれぞれ出会った片足の兵隊とトンタッタ族は国王ドフラミンゴの体制を倒そうとしている者達だった。彼ら「リク王軍」の目的はドレスローザの自由と元国王リク王の名誉を取り戻すこと。ウソップのついた嘘がもとで、フランキーたちはトンタッタ族に伝えられる伝説のヒーローとして共に戦うことになる。作戦の第1目標はオモチャの能力者である”シュガー”に世界一辛い調味料「タタババスコ」の塊を食べさせて気絶させること(「SOP作戦」)。密かに掘った「地下通路」からオモチャ達が働く地下の交易港に入り、シュガーとトレーボルがいる幹部塔の中に潜入するが、トレーボルの実力に敵わず全滅。ウソップは奪われた「タタババスコ」の塊を逆に食べさせられる。意識を失っていたはずのウソップは世界一の辛さに世界一のリアクションを見せ、それを見て驚いたシュガーは気を失って結果オーライ!(笑)→
SOP作戦成功&伝説のヒーロー「ウソップ」誕生。
ウソップのおかげでオモチャから元の姿に戻ることができたと知ったコロシアム出場選手達はウソップを神のように崇める(→「ゴッド・ウソップ」誕生)。ウソップは彼らにSMILE工場破壊とトンタッタ族救出を命じる。(~744話)
<決起本部の情報整理>
・「闇の工場」には「マンシェリー姫」を含め500人のトンタッタ族が捕らえられている。
・900年前までのドンキホーテ王の治世では、トンタッタ族はドレスローザの奴隷として人知れず地下深くで働かされていた。
<オモチャにされたコロシアムの主な戦士達>
・ハック(革命軍)
・キャベンディッシュ(ハクバ)
・サイ(八宝水軍;目的はドレスローザから敵国への武器密輸を止めること)
・ブー(八宝水軍)
・チンジャオ(八宝水軍)
・エリザベローⅡ世(プロデンス王)
・ダガマ(プロデンス王国軍師)
・アブドーラ(犯罪者)
・ジェット(犯罪者)
・ハイルディン(海賊傭兵)
・オオロンブス(冒険家)
・イデオ(ボクサー)
・ケリー・ファンク(殺し屋)
・ボビー・ファンク(殺し屋)
・スレイマン(ディアス海戦A級戦犯)
※敗退者でオモチャにされていないのはリッキー(リク王→拘束)とベラミー
【サボ】【コアラ】【ハック】【バルトロメオ】
NEW!
所在: 地下「交易港」
目的: 戦争を助長しているドレスローザからの武器の輸出を止めること
ルフィは正体を隠し、「ルーシー」としてコリーダコロシアムに出場し、Cブロック予選を通過する。しかし作戦状況が変化し、ルフィは”メラメラの実”を諦めてドフラミンゴをドレスローザで倒すことを決め、封鎖されたコロシアムの出口を探していたところ、12年前に死んだはずのサボと再会する。密かに革命軍に入隊し革命軍No.2の「参謀総長」にまでなっていたサボはルフィと入れ替わり、ルーシーとして決勝戦に出場。Aブロックはバージェス(黒ひげ海賊団)、Bブロックはバルトロメオ、Dブロックからはレベッカが予選を通過し、ファミリー最高幹部ディアマンテを加えた5人による”メラメラの実”争奪バトルロワイヤルが始まる。「リク王軍」の
SOP作戦成功後、サボは海水で囲まれた闘技舞台を一撃で破壊し、他の選手を場外負けにして優勝。”メラメラの実”の能力を手に入れる。
闘技舞台の陥落により決勝出場選手は皆、地下交易港に落下。サボは革命軍のコアラ、ハックと合流し、武器「生産」の場所を探す。(~744話)
【ルフィ】【ロー】
【ヴァイオレット(ヴィオラ)】【片足の兵隊(キュロス)】【リク】
NEW!
所在: ドレスローザ王宮2階「スートの間」
目的: ドフラミンゴの討伐
ローと麦わらの海賊同盟は天竜人だったというドフラミンゴの大掛かりな罠にかかり、ローはドフラミンゴと海軍大将藤虎の攻撃を受け窮地に追い込まれる。ローと麦わらの海賊同盟はカイドウを討つことを名目にしていたが、ローの真の目的はその過程である「SMILE」の製造を止めること、つまりはドフラミンゴを討つことだった。これには13年前のローとドフラミンゴの因縁が関係しているらしい。ローはドフラミンゴに一騎打ちを挑んで敗れ、王宮に捕らえられる。同室にはリクも捕らえられていた。
ロー「『"D"はまた・・・必ず嵐を呼ぶ』」「コラさん・・・」
ローを助けるため、ドフラミンゴを倒すため、ルフィはゾロ、錦えもんと共に王宮へ向かう。ヴィオラの案内で王宮に侵入し、道中で「リク王軍」隊長の片足の兵隊と合流し、ドフラミンゴとローらがいる「スートの間」の前にたどり着く。
SOP作戦成功後、人間の姿に戻った片足の兵隊(=キュロス)が部屋に突入し、ドフラミンゴの首を切り落とすが、首が落ちたドフラミンゴは命に別状がないらしい。部屋にはドフラミンゴの他、ピーカ、グラディウス、ベビー5、バッファローがいる。
ドフラミンゴ「これはマズイ事態だ…!! 「鳥カゴ」を使わざるを得ない…!!」(~744話)
【ドフラえもん(錦えもん)】【ウィッカ】
所在: ドレスローザ王宮1階
目的: カン十郎の救出
能力によりドフラミンゴに変装中。地下に捕らえられているカン十郎のもとへ向かう途中、グラディウスからカン十郎はスクラップ場から消えたことを聞く。(~740話)
【ゾロ】
所在: ドレスローザ王宮地下1階
目的: ドンキホーテファミリー打倒
能力により王宮と同化したファミリー最高幹部ピーカと戦闘。斬ってもキリがないピーカの体に対してどうすれば攻撃できるのか困惑する。
SOP作戦成功直後、ピーカはドフラミンゴのもとへ向かい、ゾロの前から姿を消す。(~743話)
【藤虎(イッショウ)】
【バスティーユ】【海軍】
所在: 「オモチャの家」前
目的: 麦わらの一味の逮捕
イッショウはローと麦わらの一味の同盟の真相、グリーンビットへ向かった目的を調べるため、ドレスローザに派遣される。同盟の事実が本当だったことから、ローの七武海の称号剥奪を決定。また、市民への被害を最小限に抑えるため、麦わらの一味と不審な者達(リク王軍)の動きを止めようと考える。オモチャの家で暴れていたフランキーをようやく止めたが、(「リク王軍」の
SOP作戦成功により)ドレスローザでオモチャから人間に戻った海賊が暴れ始めた報告を受ける。イッショウは”王下七武海”制度の完全撤廃を望んでいる。(~743話)
【フランキー】
所在: 「オモチャの家」
目的: スマイル工場の破壊
身体が大きすぎて秘密の「地下通路」を通れないフランキーは一人、「オモチャの家」から地下「交易港」を目指すが、「オモチャの家」の4つの入り口の1つを守備していたセニョール・ピンクと戦闘に。家の中には突入できたが、ピンクに加えてマッハバイスとも戦闘になり、さらに海軍にも包囲される。このまま地下に進んでもトンタッタ族の作戦の邪魔になると考えたフランキーは意味無く暴れ続け、海軍を地上に引き止めることにするも、ついに力尽きてしまう。
SOP作戦成功に一役買う。(~743話)
【デリンジャー】【セニョール・ピンク】【マッハバイス】
所在: 「オモチャの家」
目的: SMILE工場の守備
コリーダコロシアムの決勝出場予定だったドンキホーテファミリー幹部はディアマンテ以外、ドフラミンゴの指示でオモチャの家の入り口に配備される。ピンクとマッハバイス、遅れて来たデリンジャーも加勢し、暴れていたフランキーをついに止めたが、(「リク王軍」のS
OP作戦が成功し)オモチャ達が元の姿に戻り、シュガーが誰かにやられたことを知る。(~743話)
【サンジ】【ナミ】【チョッパー】【ブルック】【モモの助】【シーザー】
所在: ドレスローザの沖
目的: シーザーを連れて作戦の次の島「ゾウ」を目指す
作戦変更。シーザーをグリーンビットで回収し、サニー号の"風来・バースト"でドフラミンゴとイッショウの強襲から脱する。ローの指示でルフィらをドレスローザに残し、先に次の作戦の島であり錦えもんらの目的地である「ゾウ」に向かっていたが、再び作戦変更。トンタッタ族と共に戦ってドンキホーテファミリーを討とうという電話会議でのフランキーの訴えに賛同し、ドレスローザに船を戻すが、ナミの提案でやはり「ゾウ」を目指すことになる。(~730話)
【タマゴ男爵】【ペコムズ】【ビッグマム海賊団】
所在: ドレスローザの沖
目的: シーザーの捕獲
シーザーを狙い、巨大な海賊船でサニー号の前に現れ、砲撃を開始する。シーザーを狙う理由は”研究費”を騙し取られていたためらしい。(~730話)
<その他のキーパーソン>
【リッキー】
鉄仮面、ドクロマントの老剣士。盾を持たない戦い方が特徴的。元剣闘士だが、コロシアムに彼を知る者はいない模様。正体はドレスローザの先代国王リク王だった。10年前、ドフラミンゴの計略により国を奪われる。
【キュロス】
コロシアムの歴史上、最強の剣闘士。20年前まで活躍していたらしいが、国中の誰も彼を知らない。コロシアムの選手控え室にはなぜかキュロスの銅像があり、知られている情報はそのプレート書かれたことのみ。
実は片足の兵隊の正体。10年前、オモチャにされた時、シュガーが契約を交わし忘れたため、オモチャ達の中で唯一自由に行動することができる。
【レベッカ】
コリーダコロシアム専属の女剣闘士(”囚人剣闘士”)。予選Dブロック出場。国民に恨みを買ったドレスローザの元国王リク王の孫(”幻の王女”)。ドフラミンゴが新しい国王になった際、母親のスカーレットをドンキホーテファミリーに殺される。親代わりに育ててくれた片足の兵隊を守るため、”メラメラの実”を手に入れてドフラミンゴを討とうとしている。片足の兵隊の正体が実の父親だとは知らない。
【ヴァイオレット】
"ギロギロの実"の能力者。正体は元ドレスローザの王女ヴィオラ(レベッカの叔母)。10年前、リク王(父)を殺さないことを条件としてドンキホーテファミリーに入る。"千里眼"の能力を持つ彼女は昨夜からサニー号の接近に気づいていたはずだが、ファミリーには報告しなかった。一時はサンジを罠にかけたが、ファミリーを裏切りサンジに協力する。ヴァイオレットは能力で「リク王軍」の行動をずっと見ていた。
【コラさん】
ローとドフラミンゴの13年前の因縁に関係しているらしい。
【ベラミー】
”2年前”ドフラミンゴに見捨てられたベラミーは、かつてその存在を信じる者を笑っていた”空島”へ行き、海賊団の仲間を失ったが、スカイピアの黄金を持ち帰りそれをドフラミンゴに寄与することで再びドフラミンゴの部下になっていた。コリーダコロシアムで今回優勝すればドンキホーテファミリーの幹部になれることをドフラミンゴから約束されていたが、Bブロック予選で敗退。ベラミーに愛想を尽かしたドフラミンゴから指令を受けたデリンジャーに殺されかけるが、バルトロメオに助けられる。建前では殺されかけても未だドフラミンゴへの忠誠を示すが、ルフィにも割と協力的である。
・ドフラミンゴの裏技
744話
ドフラミンゴが首を斬られても無事なワケが判明。
↓
↓
↓
分身の術だったでござる。
キュロスに首を斬られた方のドフラミンゴは
糸で精巧に造られた”操り人形(マリオネット)”でしたというワケなのですが・・・いやいやいや、いつの間に入れ替わったんだよ!とw
ドフラミンゴが斬られるまでの流れ(
743話)は、
①キュロス、部屋に突入する
↓
②ドフラミンゴ、侵入者に気付く ※この直後入れ替わる?
↓
③キュロス、ドフラミンゴに飛びかかる
↓
④ドフラミンゴ、侵入者ががキュロスだと認識する「てめェは…!!!」
↓
⑤キュロス、ドフラミンゴの首を斬る
となっており、キュロスがドフラミンゴを確実に目で捉えている③以降で入れ替わったとは考えにくく、考えられるのは②の直後しかありません。入れ替わったことには周りの人間や後ろで見ていたリクすらも気付いていないのですから、ほとんど
身代わりの術に近いですね。ドフラミンゴが斬られる直前、「スートの間」に
謎の粉塵(?)が立ち込めて視界が悪くなっていたのは、今考えれば、一応、ヒントというか破綻しないための描写だったようです。気づくか!w
入れ替わっていたとして、本物のドフラミンゴは一体どこに隠れていたのかという疑問は残りますし、斬られたドフラミンゴが身代わりの”人形”だということに読者が気づかないもう一つの大きな理由は、この糸で造られた人形が
あまりにも精巧だからです。ドフラミンゴ本人と瓜二つなだけではなく、斬られる前後の驚きの表情までも再現し、普通に喋っちゃってます。あのー、これ、糸でドフラミンゴが操ってるんですよね…?というか糸で作った人形なんですよね?w
再現度高すぎでしょ。。
そういえば、この”
操り人形(マリオネット)”について、かすった予想コメントが
744話の感想記事にありました。
ドフラミンゴが無事な理由を私は全身を糸状にできるためと思っているですがどうでしょうか?
(ジョジョ6部の主人公、徐倫のように) 「核」となる心臓でも刺されない限りバギーのように体が離れていても不思議ではないと思うんですよね!どう思われますか??
<カクさんのコメント>
このコメントには”イトイトの実”の能力を逸脱しているため考えにくいと私はレスしたのですが、発想は非常に惜しかったですね。これが人形だという発想にシフトしていればズバリ予想的中でしたが、前述の理由でその発想に至ることは非常に困難なことでした。これを普通に予想することは論理的ではないですが、”粉塵”の不自然さに気づいて完璧に予想的中した人は相当すごいです。MAJIDE。
・鳥カゴ
フジテレビの人気シリーズ『逃走中』や『戦闘中』に続く新たなゲームショー番組『手配中』が5月から放送スタート!プレイヤーはとある広大なフィールドに閉じ込められてしまう。ゲームを終了させる条件はゲームオーナーの命を取るか、ゲームオーナーが”賞金首”として挙げたプレイヤーを全て仕留めることだ!助かるためには誰かを殺さなければならない!”賞金稼ぎ(ハンター)”となったプレイヤーは無事に生き残ることができるのか!
まぁ、大体そんな感じです(ぇ
前回、ドレスローザの真実を暴かれたドフラミンゴが始めると言い出した「
鳥カゴ」とは、
”イトイトの実”の能力による脱出不能の柵(糸)で広大な範囲を覆うこと、そして、
その空間で行われる殺戮(のゲーム)を指していたようです。
”イシイシの実”岩石同化人間の
ピーカはやはり岩で出来た島全体を支配できるらしく、”鳥カゴ”の発動と同時に島の地形を大きく変えてドフラミンゴ達は「花畑の台地」へ逃げて行ったのでした。
このドーム状の柵はまさに巨大な鳥カゴを形成し、
糸1本1本が刃物になっているため、中の者の脱出を許しません。また、”鳥カゴ”は
電波を遮断するらしく、ドレスローザにいる海軍は外海の「本部」と電伝虫が繋がらなくなってしまいます。ドフラミンゴは”鳥カゴ”によって、真実が漏れる前に海軍も含めてドレスローザにいる全ての者を殺すつもりらしいですが、そんなことしたら、海軍がドレスローザに全力で攻めてくるんじゃないでしょうか?w
ところで、ドレスローザ全体を覆うこの”鳥カゴ”の大きさはどのくらいかというと、
735話の検証を参考に「王の台地」の高さを600メートルと推定すると、
高さ5.3キロメートル、
半径5.3キロメートルにもなります。ドフラミンゴは王宮から糸を真っ直ぐ上空に伸ばし、半球の頂点から方々にさらに糸を伸ばして”鳥カゴ”を形成しています。つまり、形成時の糸の最大の長さは
(王宮から頂点までの高さ)+(弧の長さ)
=(5.3km-0.6km)+8.3km=
13km!
13kmやw(→
「13km」で検索)
要するに、ドフラミンゴは最大で13km程度の糸を出すことが出来る、すなわち、
ドフラミンゴの攻撃射程範囲は13kmもある!…んですか?w
ちなみに、”鳥カゴ”が覆う面積は88平方キロメートルになり、ドレスローザは大体、伊豆大島ぐらいの大きさのようです。ドフラミンゴは「逃げも隠れもしない」と言ってはいますが、ピーカの能力を何とかしないと、いざとなった時はまた逃げられてしまいますよ。
・ドフラミンゴの能力(さすがに最終版)
イトイトの実の能力者
●
切れ味の鋭い糸を5本の指先から出し、相手を切り刻む。
698話
”
五色糸(ゴシキート)” ※ごしき
いと→ゴシキ
ート
●
太い編み糸を手の平から出し、鞭の様に操る。
”
超過鞭糸(オーバーヒート)” ※おーばーひ
いと
●
雲に糸をかけ、空中を移動する。
694話
”
空の道” ※雲がないと空中を移動できない
●
見えない糸でマリオネット(操り人形)のごとく相手の身体を操る。
682話
”
寄生糸(パラサイト)”
※一度に複数の人間を操ることが可能。
※能力者を操る場合、その能力もコントロールできる(→
682話考察)。
●
細く粘着性のある糸を蜘蛛の巣状に張り、相手を拘束する。
”パラサイト”で体のコントロールを奪っただけかも?ただし、そうなると浮いているのは不自然に
●
短い糸を指先から発射する。
”
弾糸(タマイト)”
●
糸でつくった自分の分身を操る。
”
操り人形(マリオネット)”(仮)
●
刃物のような糸で脱出不能なドームを作る。
”
鳥カゴ”
※電波障害により外部との通信も不能になる。
結論→ドフラミンゴは伊達じゃない。
ドフラミンゴは、多少無理がある設定でも能力の応用(+覇気)を極めれば、超人系能力者でもいくらでも強いキャラクターにすることができる可能性を示した、いい例じゃないでしょうか。その点で応用性が高い”ゴムゴムの実”は成長するジャンプ王道の主人公にうってつけの能力というわけです。