この本、知ってますかね？
「嫌ワンピース」（コスミック出版）
なんだか凶悪な表紙デザインで、ワンピースアンチを掲げた本書（2013年7月24日発行）。書店で平置きされているのを偶々目撃して、目立つ表紙デザインですからつい手にとって読んでみると、その実際は本当のアンチ向けではなく、上級者向けのワンピース読本でした。
ここでは本書の一部を紹介しますよ。

◆ワンピ信者あるある 編

信者が語る仮説にツッコミを入れるとマジギレ

ワンピ信者は考察の欠点を指摘されると120％ブチ切れるらしい（ぇ

チョッパー好きの女子がゲーセンでチョッパーを取りたがる

別にいいだろｗ

ワンピースの実用書がキモい

「ワンピースに学ぶ仕事術」とか「ワンピースの言葉が教えてくれること」といった実用書は様々出ており、これらの便乗本は確かに内容は酷いのですが、ワンピ信者関係ないだろ！とｗ
一方、本書のあとがきには「最後まで読んでもらったってことは、かなりの知識がついたはず。（略）これでウザい信者たちと闘える知識はつきましたね。是非、日々の生活に活用してください」と書かれています。おいｗ

覇気に異常な憧れを持っている

骨付き肉を食べたがる

へこむと「海賊でもやろうかな」ってつぶやく

ちょっと、そいつ連れて来いよｗ


◆夢中になれない理由 編

売れすぎ

グッズがありすぎる

作者が稼いでいると思うと嫉妬する

一体、何と戦っているんだ…？

生きているうちに終わるのか不安

夢中になってから不安になろうか。

スタイル抜群のボインばっか登場しすぎ

「たまには魅力的な貧乳キャラを登場させてくれない？」と続きます。そうだそうだー（便乗）


◆ハンコックのここが嫌 編

同人誌に出すぎ 

不可抗力だろ！ｗ

胸がデカすぎる

「キャラクターのここが嫌」の章は主要キャラクターそれぞれに項があり、実に本書の半分以上を占めています。内容はキャラ設定に対するツッコミが主で、例えばサンジの場合は「ジャンプ力が強すぎて異常」とか「発熱自在の脚って能力者かよ」、「料理人がタバコを吸うな」というような別にファン・アンチを問わないものですが、それを嫌いな理由として列挙しているものですから、しょうもないです。


あとは台詞やストーリーに難癖をつける章や、泣けると評判のエピソードに物申す章などがあります。アンチという異色のワンピース便乗本ですが、無理してアンチ本という体裁にしなくても、始めからワンピースのネタ本として書かれていればもっと上手くいったような気がします。『ONE PIECE』を読んでいて、ストーリーや設定に突っ込むことはしばしばありますからね。アンチにも見放される内容ではどうしようもありません。


この挿絵よｗ


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