イブニング2014年11号(5月13日発売)掲載『いぬやしき』(作:奥浩哉)第8話より
いやいや、ジャンプ読んでるからって、
そんなやついないでしょ・・・
「ほこ×たて」第2回ワンピース知識対決
いたーー!www
『変』シリーズや『GANTZ』でお馴染みの
奥浩哉先生は現在、「ヤングジャンプ」(集英社)から「イブニング」(講談社)に移って新連載『
いぬやしき』を始めています。まだ謎めいた部分はあるのですが、この漫画は端的に例えると、
人造人間に改造された仮面ライダーに敵対する”悪の組織がいない”というような設定で、二人いる主人公は対照的に一人は正義に向かい、もう一人は悪に向かっていく展開になりそうです。第8話では主人公の学園生活が描かれており(※もう一人の主人公はオジサン)、上のコマの通り主人公が
”二次元がいい”発言をしていますw
他のシーンでは、『ワンピース』好きらしい”ある種”の典型的な価値観を持つ主人公と『GANTZ』好きの登校拒否の友達の会話があり、その内容は
自虐とも皮肉とも取れるものになっています。
※近所で通り魔事件が発生。主人公が冗談で友達にお前が犯人では?とカマをかける。
主人公: お前 GANTZ信者じゃん
人殺しばっかのクソマンガ読んでっからさ
友達: クソマンガじゃねーし GANTZの悪口は言うな
主人公: ネットでクソマンガ認定されてるぜ
恥ずかしーから ポスターとか……
友達: お前はどーなんだよ GANTZ読んだことあんのかよ
主人公: あるよ立ち読みで ヤンジャン読んでたし……
あれ意味わかんねーし……
アマゾンとか2ちゃんとかで みんなボロクソ言ってんじゃん
友達: ネットしか世界がないとか……中身のない人間だな
この主人公の言い分にしても『ONE PIECE』のアマゾンレビューは決して良いものではないはずなのですが…今回『ONE PIECE』が使われた真相というのはおそらく、今現在、日本で一番売れている漫画である『ONE PIECE』を対比に使うのが一番無難ということでしょう。
実写映画ではなく原作漫画の『GANTZ』は、初めの謎めいた世界観と全く対照的な宇宙戦争に雑な伏線回収によって突入してからは、批判や読者離れが多くなり、あまりにもあっけない最終回によってクソマンガ認定されてしまいました。知っている人なら「あまりにもあっけない」という最終回の感想は多くの読者が共感できると思うのですが、『GANTZ』という作品が作者本人曰く「
無敵超人ザンボット3」のオマージュ作品だと知ってから、私の場合は随分と感想が変わりました。確かに符号する部分が大変多く、あー、なるほどなと。そうすると最終回のシーンも予め用意されていたものだと分かります。ただ、オマージュ作品をやり遂げるのに13年間もかけるなよ!と、連載初期から読んでいた私は思うわけですw
『GANTZ』の連載年数は既に超え、『GANTZ』同様に予め”ラスト”が用意されているワンピースですが、もしあっけない最終回を迎えてしまえば、いくらワンピースファンといえど批判はドン!と自然に湧き上がることでしょう。ここで言う「あっけない」というのは「
エピローグ的な描写がない」という意味です。いや~、ワンピースのエピローグは楽しみですよね。新世界編開始時にあった扉絵連載シリーズ「世界の甲板から」同様のものを最終回後に番外でしばらくず~っとやるのもありですよ?
↑ワンピで泣く主人公
かなりズレてるワンピースアンチ本「嫌ワンピース」の迷言・珍言
『甘い生活』弓香さんがすごくハンコックぽかったので作者に真相を聞いてみた