漫画「ワンピース」で学ぶ哲学 大学でユニークな講義開講へ/台湾
台湾の華梵大学(新北市)文学部哲学学科の冀剣制教授が、来学期から日本の人気漫画「ワンピース」を題材にした授業を行うことが決まり、すでに学生などから大きな注目を集めている。11日付の自由時報が伝えた。
ワンピースのファンだと語る冀さんは、漫画の登場人物の性格や発言などから哲学に通じる様々な人生の道理を掘り起こし、今年5月には著書「ワンピースの哲学課―正義と夢、人生の偉大な航路」を出版した。
冀さんは人生において「夢」や「冒険」、「信念」が大切だと話す。今の若者は夢を持っている人が少なくなっているとした上で、授業では何のために生きているか分からない学生などに、自分の夢について考えてもらうほか、一人旅に出掛けてレポートを書いてもらう予定だという。
ワンピースの登場人物の中では「黒ひげ」がお気に入りだという冀さん。「やめときな、正義だ悪だと口にするのは!!…この世のどこを探しても答えはねェだろ」というセリフを引用しながら、人生でやるべきことは善悪を議論するのではなく、夢を追いかけることだと語っている。
(フォーカス台湾)
元記事↓
〈台北都會〉海賊王哲學 華梵開課探索人生道理
係真A!風靡日本和台灣無數大人小孩最喜歡的漫畫卡通「海賊王」眾英雄,將從動漫走進大學課堂,華梵大學哲學系教授冀劍制,自己是「海賊王」粉絲,還從男女主角的性格中發掘許多與哲學相通的人生道理,所以編寫出「海賊王的哲學—正義、夢想與人生的偉大航道」一書,將於下學年開課傳授學生,學生們獲悉都迫不及待,希望冀劍制能引領大家進入海盜哲學的冒險歷程。
「不要滿口不是正義就是邪惡,就算找遍世界都不會有答案的!」這是冀劍制最喜歡的主角之一、海賊黑鬍子汀奇所說的話。他解讀,黑鬍子展現哲學思想中「道德相對主義」的論點,他認為「什麼才是正義」,是沒有答案的,在世界不同地區,依據不同文化傳統,就會有不同的善惡標準,所以討論善惡沒有意義,人生該做的事就是努力追尋夢想。
冀劍制想透過這本書、這堂課激勵學生「夢想」、「冒險」與「信念」是人生最重要的東西,尤其現在年輕人愈來愈缺乏夢想,不知道活著為什麼,他希望來修課的學生,除了思考自己的偉大夢想外,他也會設計作業,讓每個學生進行「一個人的旅行」,寫出體悟和心得。
華梵文學院長郭朝順十分認同冀劍制的開課構想,讓學生從生活中貼近哲學思考,進而產生學習興趣,校方甚至未來想規劃「海賊王哲學」成為全校學生的通識選修課程,哲學系二年級的劉晏慈本身就是海賊王粉絲,她對「海賊王」開課充滿期待,希望在課程的修習與師生互動中,對海賊王故事有更深的領悟。
(自由時報)