・ジンベエの海侠一人旅 Vol.15
「今まさに、降って来た遺跡」
Vol.10(761話)
1 仲間達(魚人海賊団)の元へ向かう。
2 迷子の子海ネコに遭遇する。
3 子海ネコを海イヌのお巡りさんのところへ連れて行くが、子海ネコが泣いてばかりで困ってしまう。
4 実は子海ネコと同じ町に住んでいるという海イヌのお巡りさんに子海ネコと一緒について行く。
5 子海ネコと海イヌのお巡りさんが住んでいたはずの海底の町が跡形も無く消えていた。
6 なぜか お巡りさんの家だけ残っていた。
7 見上げると今まさに沈んでいる船があった。船体は傷だらけ。
8 転覆した船を助ける。
9 救助した人達に見せられた新聞で、ルフィとローの海賊同盟を知る。
10 港町で海獣たちが暴れる事件が発生したことを知る。事件には謎の遺跡が関与?
11 事件が起きた港町へ行く。
12 港町の上の遺跡は消えた海ネコ達の町だった。
13 港町に上陸。住民から起きた出来事を聞く。「急に遺跡が町を潰すわ、海獣が船を壊すわ、お供えなくなるわ」
14 海神へのお供えが消えたことを確認
15 遺跡の上に新たな遺跡と海イヌのお巡りさんが降って来た。
遺跡の形、(海)水を伴って海イヌのお巡りさんと一緒に降って来たこと、壁に肉球のマークが彫られていることから、新たに降って来た遺跡はVol.6(757話)で確認された海イヌのお巡りさんの家だと分かります。消えた海ネコ達の町の中で唯一残っていたのが海イヌのお巡りさんの家だったわけですが、先に陸に上がっていた町(遺跡)も
何らかの力で海底から空に打ち上げられたと考えられます。しかも、全く同じ場所に…。
また、港町に現れて暴れたという海獣は遺跡と消えた海獣の町の住人とも考えられます。遺跡と一緒に飛ばされたわけです。ただし、そうなると先にジンベエが遭遇した、海獣に襲われたと思われる沈没船との因果関係がよく分かりません(港町から逃げ出し、海獣に襲われて船体が損壊するもなんとか航海を続け、ついに沈没した?)。お供え物は現れた海獣たちが食べ去っていったのでしょうか。それにしても丈夫な遺跡と海獣たちですw
・ここまでのドレスローザ編
前話までの現状整理。
SOP作戦成功によりオモチャの呪いが解け、ドレスローザの真実が暴かれたドフラミンゴは、"イトイトの実"の能力でドレスローザ全体に巨大な"鳥カゴ"を作り、国中にいる者全員が賞金稼ぎになる”殺しのゲーム”を開始する。ドレスローザの地形はピーカの能力により大きく変えられた。
<ゲーム終了の条件>
・ドフラミンゴの首を取ること、あるいは12名の「受刑者」たち全ての首を取ること。
<ルール>
・「鳥カゴ」からは誰も逃げられない。外への通信も不能。
・プレイヤーはドレスローザにいる者全て。
・”寄生糸”で操られた人間が無差別に隣人を傷つけ続け、ゲームを終了しなければ全員死に絶える。
・討ち取った「受刑者」の星1つにつき1億ベリーの賞金が出る。
<受刑者>
★→レベッカ、ロビン、錦えもん、ヴィオラ、フランキー
★★→キュロス、ゾロ
★★★→サボ、ルフィ、ロー、リク
★★★★★→ウソップ
【ルフィ】【ロー】
所在: 新「王宮」最上階
目的: ドフラミンゴの討伐
仲間たちの数々の援護によりついに王宮最上階に到着。ドフラミンゴ、トレーボルと戦闘開始。ドフラミンゴは分身の〝影騎糸〟を出し、さらに〝寄生糸〟でベラミーを操って戦う。ローが麦わらの一味と海賊同盟を組んだ目的は、カイドウを倒すためではなく、遠回りにドフラミンゴを討つことだった。ローにとってドフラミンゴは13年前殺されたコラソンの仇。(~761話)
<ローの回想>NEW!
16年前、〝北の海〟の港町「スパイダーマイルズ」。滅亡した〝白い町〟から一人脱出し、ドフラミンゴのもとへやって来た10歳のロー。「珀鉛病」によって寿命があと3年と2ヶ月と知っているローは自身が死ぬ前にできるだけたくさんの人間を殺したいと思っていた。ドフラミンゴはローの将来性を見込んで、「珀鉛病」が悪魔の実によって治療できる可能性を示し、自身の右腕になれるようローを鍛え上げる。
ローがドンキホーテ海賊団(ファミリー)に入って2年が経ったある日、バッファローとベビー5にせがまれてローは本名を教える。ローの本名はトラファルガー・D・ワーテル・ロー。これを盗み聞きしていたコラソン(本名:ロシナンテ)はローにファミリーから出て行くべきだと諭す。コラソンの目的は弟として兄ドフラミンゴの〝暴走〟を止めることであり、実は海兵であり、能力者でもあった。
コラソンはファミリーからローを連れ出し、珀鉛病を治療できる病院を探して回るが見つからないまま6ヶ月が経過してローの容体が悪くなる。ドフラミンゴから〝オペオペの実〟の情報を手に入れたコラソンはファミリーと海軍を裏切って、これを奪い、ローに食べさせた。裏切りがばれ、ドフラミンゴに追い込まれたコラソンはローを逃がして自身は命を落とした。(752話、761話〜767話)
【キュロス】
所在: 4段目「ひまわり畑」
目的: ドンキホーテファミリーとの因縁に決着をつける
ルフィより一足早く4段目「ひまわり畑」に到着。ディアマンテに撃ち殺されそうになっていた娘のレベッカを救出する。ディアマンテと戦闘。(~758話)
【レベッカ】
所在: 4段目「ひまわり畑」
目的: ルフィの援護
ローの海楼石の手錠の鍵を届けるため、レオとカブの案内により”TAL(トンタッタエアライン)ジャンピングサービス”で宙を舞い、ルフィ達と合流を約束した”ひまわり畑”(新地「王宮」4段目)に一足先に到着。ルフィ達を待つ間、母スカーレットの仇であるディアマンテに殺されかけたところを駆けつけた父キュロスに助けられる。ローの手錠の鍵を届ける。(~758話)
【レオ】【カブ】
所在: 4段目「ひまわり畑」
目的: マンシェリー姫の救出
ある能力者であるためにドフラミンゴに一人捕らえられているトンタッタ族のマンシェリー姫。”ひまわり畑”へ向かうレベッカに同行していたレオ達は、ヴィオラからマンシェリー姫の居場所(礼拝堂の裏にある小さな部屋)を聞き、救出に向かう。(~756話)
【バルトロメオ】【ロビン】【キャベンディッシュ】
所在: 3段目
目的: ルフィの援護
バルトロメオとロビンはローの海楼石の手錠の鍵を届けるため、レオとカブの案内により”TAL(トンタッタエアライン)ジャンピングサービス”で宙を舞い、ルフィ達と合流を約束した”ひまわり畑”(新地「王宮」4段目)を目指していたが、地上からのグラディウスの攻撃を受け、3段目に墜落。ルフィ達を4段目に向かわせるため、グラディウスを足止めする。ルフィ達と同行していたキャベンディッシュは愛馬のファルルをオモチャの兵に負傷させられた因縁にケリをつけるため3段目に残って戦う。シュガーが再び気絶したことにより、オモチャの兵がドンキホーテファミリー下っ端に戻った。(~759話)
【八宝水軍】【ハイルディン】【エリザベロー&ダガマ】【オオロンブス】【イデオ】【
スレイマン】【
ブルー・ギリー】
所在: 2段目
目的: ドフラミンゴの討伐
ウソップあるいはルフィへの恩返しのため、初めはそれぞれがドフラミンゴを討つため王宮を目指したが、手を組み王宮を目指すルフィ達を援護する。スレイマンとギリーはデリンジャーに倒された。(~757話)
【ゾロ】
所在: ピーカの石像の上
目的: ドフラミンゴの討伐
ピーカと剣士対決。ピーカの能力を見極めたゾロが圧倒。(~755話)
【サボ】
所在: アカシア
目的: ルフィの援護
密かに革命軍に入隊し革命軍No.2の「参謀総長」にまでなっていたサボはルフィと入れ替わり、ルーシーとしてコロシアム決勝戦に出場。優勝賞品である”メラメラの実”の能力を手に入れる。革命軍の目的はドレスローザの武器「生産」の場所を探し出すこと。サボは一人、兄としてルフィを援護するため、海軍をくい止めるが、藤虎(イッショウ)が海軍の中で異質な思想を持っていることを知る。(~760話)
【コアラ】
所在: アカシア
目的: 戦争を助長しているドレスローザからの武器の輸出を止めること
革命軍のサボ、ハック、コアラはドレスローザに武器「生産」の場所を突き止めるために潜入。コアラは地下交易港で他国の貿易船が海賊船を装って武器貿易をしていることを発見する。その後、サボと合流。(~760話)
【藤虎(イッショウ)】
所在: 旧「王の台地」
目的: 麦わらの一味とローの逮捕
イッショウはローと麦わらの一味の海賊同盟の真相、グリーンビットへ向かった目的を調べるため、ドレスローザに派遣される。同盟が真実だったため、ローの七武海の称号剥奪を決定し、ローと麦わらの一味を追う。ドフラミンゴが”鳥カゴ”のゲームを始めてもなお、ドフラミンゴではなく海賊同盟の追跡を続けるが、それにはドレスローザ国民の想いを酌んだ高度な判断があった。追跡は本気ではなく、麦わらの一味らがドフラミンゴを討ち取ることを期待している。また、〝王下七武海〟制度の完全撤廃を望んでいる。(~760話)
【ウソップ】
所在: 旧「王の台地」
目的: ルフィの援護
ドフラミンゴが国王のドレスローザには知られざる闇があった。ウソップとロビンはドレスローザの自由と元国王であるリク王の名誉を取り戻そうとしている小人のトンタッタ族と出会い、彼ら「リク王軍」と共に戦うことになる。作戦の第1目標であった、オモチャの能力者である”シュガー”を気絶させること(
SOP作戦)になんとか成功し、ドレスローザの全てのオモチャが元の姿に戻った。〝鳥カゴ〟のゲームが始まり、王宮に着いたルフィとローにオモチャの能力者シュガーが近づいていることを知ったウソップは遠距離射撃によって再びシュガーを気絶させることに成功する。受刑者を捕らえようとして王の台地に集結したドレスローザの国民達に何をするべきか尋ねられたリク王はルフィ達がドフラミンゴを討ってくれることを期待して、少し待つことを提案する。(~760話)
【錦えもん】【カン十郎】
所在: 旧「王の台地」
目的: -
ドンキホーテファミリーに捕まっているカン十郎を探して、スクラップ場へつながる穴に飛び込み、スクラップ場にて無事に身を隠していたカン十郎を発見する。描いた絵を実体化するカン十郎の妖術(能力)により巨大なスズメを出現させ、スクラップ場から脱出し、旧「王の台地」にいるウソップと合流する。(~760話)
【トンタッタ族】
所在: 「SMILE工場」
目的: スマイル工場で働くトンタッタ族の解放
インヘルが率いるトンタッタ族は「SMILE工場」へ向かう。工場にはマンシェリー姫を含め500人のトンタッタ族が捕らえられている。工場天井のガラス越しにメッセージを描き、工場内にいるトンタッタ族に彼らがドンキホーテファミリーに騙されていること、中から工場の鍵を開けることを伝えることに成功し、工場に侵入する。一方、一人隔離されているはずのマンシェリー姫の姿は工場になかった(→王宮のある一室に幽閉されている)。(~757話)
【フランキー】
所在: 「SMILE工場」
目的: スマイル工場の破壊
意味も無く暴れ続け、ドンキホーテファミリーと海軍を地上に引き止めることで
SOP作戦成功に一役買う。その後、”ラディカルビーム”で「SMILE工場」を破壊しようとした直前、セニョール・ピンクに阻止される。ピンクによると、ラディカルビームでも海楼石製の壁で頑強に守られた工場の壁は破壊できないらしい。トンタッタ族の活躍で工場内部に侵入することができたが、再びピンクと戦闘に。(~757話)
【サンジ】【ナミ】【チョッパー】【ブルック】【モモの助】【シーザー】
所在: ドレスローザの沖
目的: シーザーを連れて作戦の次の島「ゾウ」を目指す
作戦変更。シーザーをグリーンビットで回収し、サニー号の"風来・バースト"でドフラミンゴとイッショウの強襲から脱する。ローの指示でルフィらをドレスローザに残し、先に次の作戦の島であり錦えもんらの目的地である「ゾウ」に向かっていたが、再び作戦変更。トンタッタ族と共に戦ってドンキホーテファミリーを討とうという電話会議でのフランキーの訴えに賛同し、ドレスローザに船を戻すが、ナミの提案でやはり「ゾウ」を目指すことになる。(~730話)
【タマゴ男爵】【ペコムズ】【ビッグマム海賊団】
所在: ドレスローザの沖
目的: シーザーの捕獲
シーザーを狙い、巨大な海賊船でサニー号の前に現れ、砲撃を開始する。シーザーを狙う理由は”研究費”を騙し取られていたためらしい。(~730話)
<その他のキーパーソン>
【リッキー】
鉄仮面、ドクロマントの老剣士。盾を持たない戦い方が特徴的。元剣闘士だが、コロシアムに彼を知る者はいない模様。正体はドレスローザの先代国王リク王。10年前、ドフラミンゴの計略により国を奪われる。
【キュロス】
20年前まで活躍していたコロシアムの歴史上、最強の剣闘士。片足の兵隊の正体。10年前、オモチャにされた時、シュガーが契約を交わし忘れたため、オモチャ達の中で唯一自由に行動することができた。レベッカの父親。
【レベッカ】
コリーダコロシアム専属の女剣闘士(”囚人剣闘士”)。国民に恨みを買ったドレスローザの元国王リク王の孫(”幻の王女”)。ドフラミンゴが新しい国王になった際、母親のスカーレットをドンキホーテファミリーに殺される。片足の兵隊の正体が実の父親だとは知らなかった。
【ヴァイオレット】
"ギロギロの実"の能力者。正体は元ドレスローザの王女ヴィオラ(レベッカの叔母)。10年前、リク王(父)を殺さないことを条件としてドンキホーテファミリーに入る。"千里眼"の能力を持つ彼女は昨夜からサニー号の接近に気づいていたはずだが、ファミリーには報告しなかった。一時はサンジを罠にかけたが、ファミリーを裏切りサンジに協力する。ヴァイオレットは能力で「リク王軍」の行動をずっと見ていた。
【コラソン】
コラさん。本名ロシナンテ。ドフラミンゴの実の弟。元ドンキホーテファミリー幹部。海軍のスパイとしてドンキホーテファミリーに潜入していたが、裏切りがばれ13年前にドフラミンゴに殺された。コラソンの目的は弟として兄ドフラミンゴの〝暴走〟を止めることであった。珀鉛病によって自暴自棄になりドンキホーテファミリーに加入したローに自分を取り戻させ、海軍も裏切って〝オペオペの実〟をローに食べさせ不治の病から命を救った。
【ベラミー】
”2年前”ドフラミンゴに見捨てられたベラミーは、かつてその存在を信じる者を笑っていた”空島”へ行き、海賊団の仲間を失ったが、スカイピアの黄金を持ち帰りそれをドフラミンゴに寄与することで再びドフラミンゴの部下になっていた。コリーダコロシアムで今回優勝すればドンキホーテファミリーの幹部になれることをドフラミンゴから約束されていたが、Bブロック予選で敗退。ベラミーに愛想を尽かしたドフラミンゴから指令を受けたデリンジャーに殺されかけるが、バルトロメオに助けられる。建前では殺されかけてもなおドフラミンゴへの忠誠を示すが、ルフィにも割と協力的である。
・我らドンキホーテファミリー
ヴィオラによる現在残っている(戦闘可能な)ドンキホーテファミリー幹部と戦況の説明から新たなに判明したことが多少ありました。本話は回想明けのおさらいのような回ですね。
■ at SMILE工場
SENOR PINK セニョール・ピンク
〝スイスイの実〟の「遊泳自由人間」NEW!
→フランキーと戦闘中
■ at ピーカの石像
PICA ピーカ
〝イシイシの実〟の「岩石同化人間」
→ゾロと戦闘中
■ at 王宮のある台地
DOFLAMINGO ドフラミンゴ
〝イトイトの実〟の「糸人間」NEW!
→「王宮」でローと戦闘中
TREBOL トレーボル
〝ベタベタの実〟の「粘液人間」NEW!
→「王宮」でローと戦闘中。体をぶった斬られても無事なトレーボルは自然(ロギア)系能力者であることが確定していますが(
741話考察、
742話考察、
760話)、ロギア系だとして〝ベタベタ〟の成分が何か謎のままでした。今回、その能力が「粘液人間」と表されたことから、「
粘液」のロギア系能力者であることが明らかになりました。
Σって、何の粘液だよ!?w
超人(パラミシア)系ならばトレーボルから出る粘液ということで説明がつくのですが(※それは最悪ですけどw)、ロギア系となると何の粘液なのか気になるところです。しかし、
可燃性・爆発性の粘液(
739話)というのも謎なので、特に何の粘液ということではなく「粘液」をひとくくりにした自然系能力なのでしょう。
また、トレーボルがドレスローザ(あるいはドンキホーテファミリー)の「
参謀」であることが明らかになっています。
前回の回想で、トレーボルがドンキホーテファミリーの前身組織のボスであったことが明らかになっていますが、組織においてNo.2を意味する「参謀」に就いているのはその名残でしょうか。
DIAMANTE ディアマンテ
〝ヒラヒラの実〟の「旗(フラッグ)人間」
→「4段目」でキュロスと戦闘中。〝ヒラヒラ〟の能力〝
陸軍旗(アーミーバンテラ)〟で地面がはためく物質に変化し、片脚のキュロスは圧倒的不利に!?
GLADIUS グラディウス
〝パムパムの実〟の「破裂(パンク)人間」
→「3段目」でバルトロメオ、ロビン、キャベンディッシュと戦闘中
MACH VISE マッハ・バイス
〝????の実〟の「超体重(スーパーウエイト)人間」NEW!
→「2段目」でオオロンブスと戦闘中。〝キロキロの実〟の上位版に当たる〝
トントンの実〟が最有力候補。ただし、タヌキのような尻尾も気になるところです。
BABY5 ベビー5
〝ブキブキの実〟の「全身武器人間」
→「2段目」でサイと戦闘中
LAO・G ラオ・G
〝地翁拳(じおうけん)〟NEW!
→「2段目」でチンジャオと戦闘中。ラオ・Gの戦闘シーンにおいて、スピードの速いトンタッタ族の攻撃がまるで止まっているかのように遅く描写されており(
736話)、能力者であれば〝ノロノロの実〟の上位版の能力かとも予想していましたが、能力者の他の幹部たちが「~人間」と表現されているのに対して、ラオ・Gがそうなっていないことから
非能力者である可能性が高くなりました。どうやら、ただの拳法家のようです。〝地翁拳〟は聞いたことがありませんが、地→じ+翁(おきな)→じいさん=じじい拳ということなんでしょうね。ラオは中国語で「老」で、Gは「爺(じい)」に変換できるので、ラオ・Gは「老いた爺さん」というわけです。そればっかりか!w
DELLINGER デリンジャー
〝闘魚の半魚人〟NEW!
→「2段目」でイデオと戦闘中。背びれが突然生えてくる描写(
754話)や頭に生えている角と帽子のマーク、戦闘スタイルが格闘であることから、闘魚の動物(ゾオン)系能力者かと予想していましたが(※この場合、闘魚は海獣の仲間)、実際は
闘魚の半魚人でした。「半魚人」はおそらく
魚人と人間のハーフということでしょう。
チムニーは人魚と人間のクォーター(魚人族の血が4分の1)で泳ぎが人より達者程度でしたが、ハーフのデリンジャーは闘魚の特徴が背びれと角に残っているようです。背びれは出し入れ可能ということでしょうか。もしかしたらある程度の時間、水中で呼吸ができるのかもしれません。魚人と巨人族のハーフは「ウォータン」でしたね。
また、スレイマンに言ったデリンジャーの不可解な台詞「
ねー あたし何に見える?」(
753話)に対する答えはやはり闘魚で合っていたようです。デリンジャーが赤ん坊の時からファミリーに所属していたことも謎でしたが(
762話、
763話)、ファミリーに魚人はいないので、どうやら捨て子のようです。望まれずして生まれた半魚人だと思うと、悲しいことしか想像できませんがな…(いや、ジョーラが人魚の可能性もw)。
今回、デリンジャーの帽子の
闘魚のマークが簡略化されていたのは謎です。ミス?
■ 戦闘不能・戦意喪失
ジョーラ →敗走、行方不明(725話)
バッファロー →キュロスの攻撃により戦闘不能(744話)
シュガー →ウソップの攻撃により再び気絶(
758話)
・ベビー5の動揺
ベビー5とサイの戦闘中の不可解なやり取り。
ベビー5:
あなた今…何て…!?
サイ:
あァ!?
動揺して質問するベビー5に対してサイは怪訝なリアクションをしており、ベビー5が何か聞き間違えた様子です。たった2コマの描写で情報が少ないですが、ベビー5の性格から考えられるのは、
サイの発言を自分への頼みごとだと勘違いした可能性です。サイたち八宝水軍はドレスローザからの武器密輸を潰しにやって来たわけですが、武器工場は未だ見つかっていません。「武器工場はどこにあるんだ?」という様なことを直前にサイが漏らしたのかもしれません。
・あの日 引けなかった引鉄
弟としてドフラミンゴの〝暴走〟を止めるというコラソンの本懐を遂げるため、ドフラミンゴの前に現れた〝D〟の名を持つロー。天竜人と〝D〟の宿命なのか?ローはそれは「きっかけ」にすぎないとして、「
優しいコラさんがあの日 引けなかった引鉄を代わって引きに来ただけだ」と発言しています。
「あの日」というのはおそらく13年前 コラソンが死んだ日。確かに、ドフラミンゴに銃口を向けたコラソンは最後まで引鉄を引くことはありませんでした(
767話)。優しい両親の血を継いだコラソン(ロシナンテ)は、ドフラミンゴの凶弾をも優しく受け入れた父ホーミング同様、肉親であるドフラミンゴを撃つことはできなかったわけです。そもそも、コラソンはドフラミンゴを暗殺しようとしていたわけではなく、海軍として正当にドフラミンゴを捕まえて、ドフラミンゴの〝暴走〟を止めようとしていました。
それは「弟」としてであり、「親の仇」としてではなかったのでした。
真にコラソンの本懐を遂げることは、ドフラミンゴを殺すのではなく、あの日コラソンが伝えることに失敗したドンキホーテファミリーの悪事を暴き、ドフラミンゴを海軍に突き出すことでしょう。それには武器密輸の証拠をつかむ事が必要なのかもしれません。結果、ドフラミンゴがヒーロー達に殺されることはないので、ワンピースとしては可能性が高いかも?