LOGPIECE(ワンピースブログ)〜シャボンディ諸島より配信中〜 【TVレポート】 世にも奇妙な物語 「ゴムゴムの男」
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フジテレビ 「世にも奇妙な物語 25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編」 4月11日放送


1990年から始まった短編ドラマシリーズ「世にも奇妙な物語」が今年で25周年を迎えます。今回は「人気マンガ家競演編」として人気漫画家原作・コラボのドラマ5本が企画され、『ONE PIECE』とコラボしたドラマ『ゴムゴムの男』が放送されました。

『ゴムゴムの男』
主演:阿部寛
脚本:神森万里江
演出:木下高男
プロデューサー:永井麗子

この記事はあらすじ&ハイライト&感想のまとめです。


・ストーリーテラー(タモリ)

「アダムとイヴが食べた禁断の果実。彼らはそれを食べたことによって善悪の知識を得、怒った神から楽園を追放されます。それが人間の罪の始まりとされていますが、では、この男が食べた禁断の果実。これは一体、彼に何をもたらすのでしょうか?」



・組の若頭・鬼頭(阿部寛)はある日、何者かに銃で撃たれ歩行ができない程の重傷を負い入院する。


・入院見舞いのメロンが奇妙なことに”ゴムゴムの実”になり・・・


・”ゴムゴムの実”を手に取った鬼頭はよく見ずもせず、実に齧りついてしまう。

鬼頭 「…まずッ!何だコレ?…(冷静)」


よく見ずもせずに皮ごとかぶりつくヤツがいるか!w


脊髄損傷によりもう元のように歩くことができないと知った鬼頭はショックを受け、病院の屋上から身を投げる。



・が、お腹が急に膨らんで風船状になり、地面でバウンド(笑)



・身体の異状に気づいた鬼頭は困惑。精密検査を受ける。

鬼頭 「俺の体が…俺の体が…どうなっちまったんだよ!」


医者 「ゴムですね」


この医者、画像診断でなぜゴムだと分かった?w


・看護師に変装した暗殺者(中村さくら)の電気ショック→ゴムなので電気は効かない。

暗殺者「何で平気なの!?クソっ!しくじった!」


・逃げる暗殺者をゴムゴムの能力で捕まえる。




・暗殺者を送ったのは組の新しい若頭・犬飼(北村有起哉)だと知った鬼頭は自分を撃ったのも犬飼ではないかと疑いを持ち始めていたところ・・・病室のテレビに勝手にアニメが映り、アニメの中からルフィが飛び出してくる。



ルフィ 「よーっと!はははは!」

鬼頭 「・・・・・・」

ルフィ 「よお!」

鬼頭 「何だ…お前は?」

ルフィ 「おれはルフィ!海賊王になる男だ」

鬼頭 ( ゜Д゜)ポカーン


一旦、CMでーす。


・CM明け

ルフィ 「おれはルフィ!海賊王になる男だ」


大事なことなので2回言いました。


・ルフィは自分以外にゴム人間になった人間がいると聞いて”こっちの世界”に遊びに来たらしい。鬼頭は珍妙な出来事をすんなりと受け入れる。


・また命を狙って来た暗殺者を捕まえ、犬飼の居場所を聞き出した鬼頭は犬飼がいる倉庫へ向かうが、自分が歩けるようになったことに驚く。

鬼頭 「…立てた?!」

ルフィ 「ヒヒヒヒ!そりゃそうさ!ゴムだから(どや)



ゴムだから何??????


・犬飼の裏切りに失望する鬼頭にルフィは「気に入ったヤツのことなら何度だって信じられる」と諭すが鬼頭は聞く耳を持たず、犬飼がいる倉庫に一人で乗り込む。

鬼頭 「現実はなぁ…もっと複雑なんだよ!…たくっ、これだからアニメのヒーローはよ」



・ゴムゴムのアクション1 伸ばした腕を鞭のようにブンブン振り回す。



この技は何?w ”ゴムゴムの銃乱打”はコスト的に無理だったようです。

・ゴムゴムのアクション2 銃弾を跳ね返す。


定番のやつ。ジャケットに穴が開いていない謎。

・ゴムゴムのアクション3 大きくなった手の平でハエたたき。


え、これはもしかしてギア3?w


・人情で犬飼に止めを刺せずにいたところ、黒幕の組長・大鳳(山田明郷)登場。全ては、組の組織改革にあたって仁義を大事にする鬼頭を邪魔に思った組長の仕業だった。組長はダイナマイトで鬼頭と犬飼ともども抹殺しようとする。


・ルフィ颯爽登場。

ルフィ 「終わらねぇよ」

組長 「な、何だ!?コイツは」

ルフィ 「ひょろ長のおっさんはおれの仲間だ!」







・組長は吹っ飛び、鬼頭と犬飼は仲直り。二人でのし上がることを再び誓う。

ルフィ 「あっ!サウザンド・サニー号だ!」

鬼頭 「え?サウザンド・サニー号?」

ナミ 「ルフィ〜!やっと見つけた!こんなところにいたの」

ルフィ 「おれの仲間たちが迎えに来てくれたみてぇだ じゃあな!おっさん」

ルフィ 「おっさん達、海賊になんねぇか?今度はおれ達の海に遊びに来いよ!」

鬼頭 「ああ」


・元の世界へ帰っていくルフィ(BGMはアニメ「ワンピース」から)


テレビから飛び出して来て、サニー号で仲間と一緒に海へ帰っていくルフィ…???


<レビュー>
世の中のドラマ的には駄作。「世にも奇妙な物語」シリーズ的にもたぶん駄作です。「世にも奇妙な物語」の作品の良さは、シュールさや奇妙さ、後に残る感じの強さだったりするので、アニメの世界と現実がつながる奇妙さで言えば及第点なのかもしれませんが、大筋は仁義を大事にする極道とアニメの世界からやって来たルフィの心の通じ合いで、アニメ「ワンピース」よりのファミリー向けの内容で終始しているために物足りなさを感じます。

普通の観点で見ると、主人公の鬼頭を演じる阿部寛さんの演技とセクシー暗殺者登場時の演出、CGルフィの作画は良かったです。ダメだったのはラストのアクションシーンでの”ゴムゴム”のCGがチープで、アクション自体もぼっ立ちで全然迫力がありません。序盤のコミカルなシーンならチープなCGでも十分なのですが、本来一番の見せ場であの滑稽なアクションでは、演じているのが阿部寛さんということもありドラマ『トリック』のワンシーンにしか見えません。

また、ルフィが登場しなくても鬼頭は犬飼との絆を回復することはできたはずで、能力を使えば最後の場面は何とかできたはずです。主人公が少年ならまだしも、ルフィのストーリー上の役割は薄く、登場したことで一気に子供っぽい作品になってしまいました。ビジネス主義の現代のヤクザ界で、任侠に憧れる極道が、本来なら簡単に消されてしまったところを”ゴムゴムの実”の力で跳ね返し、世直しをしていくという任侠物語で十分成立していたのではないかと思って仕方ないです。それで最後は、全部成し遂げた後にカナヅチの呪いを知らず、主人公が溺れて沈んでいき、例のBGM(ドゥルルルルン ドゥルルルルン ドゥルルルルンルル ドゥルルルルルン)が流れて終了すれば、いかにも「世にも奇妙な物語」っぽいでしょう?

やはり、漫画原作でオチがしっかりついている同回の他4作品に比べると見劣り感は否めません。


ワンピース関連番組情報
世にも奇妙な共演!〝ゴムゴムの実〟を食べてゴム人間になった阿部寛がルフィと出会う奇妙な人間ドラマ

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無題
げじ
ワンピも「世にも奇妙な物語」も阿部さんも好きですが、
この作品は確かに、自分も面白く無かったです(笑)。
ただ宣伝の為だけにコラボした感じがしました。
シャボンディ島民さんのシナリオの方が「悪魔の実を食べるとカナヅチになる」という設定も活かせるし、
単なるハッピーエンドで終わらない「世にも奇妙な物語らしさ」も出ていて面白いです(笑)。
アクションシーンに関しても、大きく息を吸った様子も無いにいきなり阿部さんがゴムゴムの風船を使っていたり、
骨風船を使った様子もないのにいきなり手が大きくなっていたり、棒立ち状態で腕を伸ばせてたりして、
「あんまり原作を知らない人が作ったのかな」と思っちゃいました(笑)。
2015/04/13(Mon)21:34:53
Re:無題
シャボンディ島民
ルフィじゃなくてドフラミンゴが出てきて、悪魔の実を主人公に与えるという設定の方が面白かったかなとも思ってます。それで溺れていく主人公を前に、ドフラミンゴが現れて「マヌケが」って言って、高笑いして去っていくんです。

激しいアクションだとCGコストで予算オーバーになってしまうので、苦肉の策だとは察するわけですが、アクションはZ級のダサさでしたねw
2015/04/15(Wed) 21:50
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