『ONE PIECE』に登場する「鷹の目のミホーク」のあの刀を実際に作ってみた
『ONE PIECE』に登場する「鷹の目のミホーク」の武器を実際に作ってみたら「本当に切れる!」という動画が話題になっている。
映画やアニメ、ゲームなどに登場した武器を実際に再現してしまおう! という燃えるコンセプトの番組<MAN AT ARMS: REFORGED>で特集されたのは、人気マンガ/アニメ『ONE PIECE』に登場する最強の剣士・鷹の目のミホークことジュラキュール・ミホークが使う黒刀、その名も"夜"だ。
かねてから多数の再現リクエストが寄せられていたというこの刀剣を、刀鍛冶であるマット&ケリーのスタグマー兄弟が率いる<ボルチモア・ナイフ・アンド・ソード>が実際に作ってしまった。
まずは、原料となるばね鋼鋼材を液圧プレスで圧縮し、動力ハンマーを打ちつける。刀剣の形が出来上がってきたところで、火で熱して赤くなっているうちに叩く。次はマット氏が刀剣を研ぐが、なにしろ巨大なサイズなので合計8時間はかかったという。
さらに熱を加えて真っ赤に焼いた刀剣を、水や油の中に入れて冷却する焼入れ作業へ。そして研磨して黒色酸化物で黒く着色すれば、刀部分は完成だ。刀剣の"つば"は、木材に金属板を加工しながら装飾部分を再現していく。ランプワーク(オイルランプの炎を使うガラス細工の技法)で作った宝石玉を装飾すれば、巨大なつばの完成だ。
ついに完成した、鷹の目のミホークの黒刀"夜"だが、スイカや船の模型、ぬいぐるみ、氷の塊など、あらゆるものをぶった切って、その鋭い切れ味まで証明する。
刀鍛冶の職人技による名刀の再現に、ネット上では「ついに来たか!」「素晴らしい!」「完璧だ!」と賞賛が集まりつつ、早くも"次に作ってほしい(架空の)武器のリクエスト"が続々と寄せられており、今後も番組は盛り上がりそうだ。
(AOLニュース)