・ここまでのドレスローザ編
前話までの現状整理。
【ルフィ(ルーシー)】【ゾロ】【ウソップ】【ロビン】【フランキー】【ロー】【錦えもん】【カン十郎】【バルトロメオ】【リク王家】【トンタッタ族】【コロシアムの戦士たち】
New!
所在: ドレスローザ
目的: ドフラミンゴの討伐
ルーシー、大勝利。
(~790話)
【コアラ】
所在: 王宮
目的: 戦争を助長しているドレスローザからの武器の輸出を止めること
革命軍のサボ、ハック、コアラはドレスローザに武器「生産」の場所を突き止めるために潜入。コアラは地下交易港で他国の貿易船が海賊船を装って武器貿易をしていることを発見する。その後、王宮の下「外壁塔」内部に潜入していたところ、バージェスを発見。バージェスがルフィの命と〝ゴムゴムの実〟を狙って、ルフィのもとへ向かったことをサボに連絡する。(~786話)
【サボ】
所在: 中心街
目的: ルフィの援護
密かに革命軍に入隊し革命軍No.2の「参謀総長」にまでなっていたサボはルフィと入れ替わり、ルーシーとしてコロシアム決勝戦に出場。優勝賞品である”メラメラの実”の能力を手に入れる。革命軍の目的はドレスローザの武器「生産」の場所を探し出すこと。サボは一人、兄としてルフィを援護するため、海軍をくい止めるが、大将藤虎(イッショウ)との勝負は引き分けに終わる。王宮に潜入しているコアラからバージェスがルフィの命を狙っていると連絡を受けてルフィのもとへ駆けつけ、バージェスの強襲を阻止する。(~787話)
【藤虎(イッショウ)】
所在: 「SMILE工場」付近
目的: 鳥カゴを止めること
イッショウはローと麦わらの一味の海賊同盟の真相、グリーンビットへ向かった目的を調べるため、ドレスローザに派遣される。同盟が真実だったため、ローの七武海の称号剥奪を決定し、ローと麦わらの一味を追う。ドフラミンゴが”鳥カゴ”のゲームを始めてもなお、ドフラミンゴではなく海賊同盟の追跡を続けるが、それにはドレスローザ国民の想いを酌んだ高度な判断があった。追跡は本気ではなく、麦わらの一味らがドフラミンゴを討ち取ることを期待している。ゾロが宙で斬りエリザベローが吹き飛ばしたピーカの巨大な岩が街に落ちる前に能力で浮かせて住民を避難させていた。さらに、ゾロ達の鳥カゴ止めに海軍を引き連れて協力する。〝王下七武海〟制度の完全撤廃を望んでいる。(~788話)
【サンジ】【ナミ】【チョッパー】【ブルック】【モモの助】【シーザー】
所在: ドレスローザの沖
目的: シーザーを連れて作戦の次の島「ゾウ」を目指す
シーザーを連れてサニー号で、ローの作戦の次の島「ゾウ」を目指す。途中、ドレスローザの沖にてドフラミンゴとは別の理由でシーザーを追うビッグマム海賊団の攻撃を受け、戦闘に?!(~730話)
・天夜叉堕つ
791話
本編と直接関係ないのですが、791話冒頭のアオリ文字と
前回の感想記事の文言が被ってしまったことについて、まず触れておこうかなと。
790話
天夜叉墜つ。
(789・790話最新話記事)
天夜叉ことドフラミンゴがルフィに敗れ、言葉の通り宙から地下にまで落ちたことと、権威の失墜をかけて私は「墜」の方の”落ちる”を使ったわけですが、『ONE PIECE』の担当編集者は天夜叉の”天”から「堕天」にかけて「堕」の方の”落ちる”を使ったようです。なかなかやりよる(ぇ
・ドレスローザの歓喜
〝鳥カゴ〟の消失により、ドフラミンゴの敗北とルフィ(ルーシー)の勝利が確定。コリーダコロシアムの実況担当ギャッツのアナウンスにより、ドレスローザ国民に勝者の名前が告げられました。(791話)
読者一同: ドレスローザ編がようやく終わるぞー!!
791話
で、お前は何が言いたい?w
(※「麦わらの一味」説が有力らしいです)
・外国人には難易度が高い状況説明シャツ
魚人島編以降の『ONE PIECE』の隠し要素の一つにいなっている「
状況説明シャツ」。日本語がアルファベットやダジャレ絵で表記されていることが多く、元より外国人の読者には難解な隠し要素ですが、今回、特に外国人には難しいであろう「状況説明シャツ」がありました。
791話
中央手前の男性の背中「
OSHI(猿)」
おしさる?、、いやいや、猿の別の読み方が「エテ」ですから、「おしえて(教えて)」になりますね。エテ公とかエテ吉とか言って、「エテ」の意味は深く考えたことがありませんでしたが、猿が手を使うことが上手ということで「得手(えて)」に由来する読み方らしいです。
・藤虎の土下座
ルフィら麦わらの一味とキュロスらコロシアムの戦士たち、そしてトンタッタ族の活躍によりドンキホーテファミリーは壊滅。ドフラミンゴ並びに最高幹部3名、裏切ったヴァイオレット(ヴィオラ)とベビー5を除く幹部8名は海軍によって拘束されます。
そして海軍により、映像電伝虫の念波圏内であるドレスローザ隣国3国(アップルナイン島の他2島の名称は不明。ファンク兄弟(※隣国の殺し屋)の出身島?とマミー(※容姿から)の出身島?)に向けて、現ドレスローザの様子が生中継され、メイナード中将によりドレスローザで起きた事件の全容が伝えられるのでした。そしてさらに、
もう一匹の映像電伝虫により映し出された光景も世界にとって衝撃でした。
This is Dogeza, expressing a deep apology in Japan (and One piece world).
藤虎(イッショウ)がリク王及びリク王家、ドレスローザ国民に対して陳謝したのは、「世界政府」がドフラミンゴという凶悪な海賊を
〝王下七武海〟という制度の下、ドレスローザの王として君臨することを認めてしまったこと。この中継は海軍本部への報告前に行われた藤虎独断の行動であり、〝王下七武海〟制度の撤廃を目論む藤虎が行ったこの生中継の意義は明白です。
陳謝する気持ちは真意だと思われますが、パフォーマンスの意味合いの方が強く、
海軍のトップが〝王下七武海〟制度の失敗を認めたことを世界に示すことが第一の目的でしょう。隣国3国に配信されたこの衝撃の土下座シーンは、居合わせた記者によって、ドレスローザの真実とドフラミンゴの失脚、そして麦わらの一味とローの海賊同盟の活躍を伝える記事とともに世界中へ報じられることになりました。当然、〝王下七武海〟制度に対する世論は厳しいものに変わっていくはずです。
いわば三代勢力の均衡が崩れかけない事態に五老星らは、さぞご立腹でしょうが、藤虎に先手を打たれたことで、世界政府としては事実を曲げて報じることが出来なくなっています。世界政府は世界徴兵(
713話)で厄介な人間を大将に任命したことにようやく気づくことになるわけですが、海軍最高戦力である三大将の一人を今失っては二大勢力の均衡もままならず、藤虎がそう簡単に解任されることはないと予想されます。ドレスローザの真実を知った後、ドフラミンゴを海軍が討伐するのではなく、ルフィらが討伐することを良しとした高度な判断からも分かるように、藤虎は不器用な人間のように見えて実は相当計算高い人間のようです。ローとは大違いw
ところで、
藤虎が〝王下七武海〟制度の撤廃を目指すことになった理由は何だったのか。ゼファー(ゼット)と同じように、親しい者が〝王下七武海〟あるいは後に〝王下七武海〟になる海賊によって傷つけられた経験があるのでしょうか。しかも、その海賊が同一人物なら!?…同じようなきっかけで、ゼファーは海軍を去り、イッショウは海軍に入隊することを決意したかと思うと面白いです。いや、まぁ妄想なのですけど。
あと、藤虎以外の海兵もおそらく藤虎の命令で一緒に土下座をしていますけど、
藤虎の能力で海兵全員、頭を重くされて地面に膝と手をついているかと思うと面白いですw いや、まぁ妄想なのですけどw