郵便ポストも麦わらで熱中症対策? 鯖江、漫画ワンピース参考に衣替え
日替わりの帽子姿が人気を集めている福井県鯖江市中野町の中河郵便局前にあるポストが、夏仕様の麦わら帽子に“衣替え”した。同局を訪れた客からは「涼しげだね」と好評だ。
高野章局長(54)が、上部の塗装が剥げたポストを見かねて、妻の明見さん(54)に帽子の製作を頼んだのが始まり。2月上旬からかぶせ始めたニット帽のほか、キャップやハンチング帽など十何種類もある。
4月上旬にはポストを塗り直し、鮮やかな赤色に戻った。だが住民から継続を望む声が多く、今も毎日続けている。
新作の麦わら帽子は4種類で、高野局長も一緒に作った。発泡スチロールの土台に竹で骨組みを作り、麻やビニールひもで麦わらの質感が出るよう工夫した。中でも高野局長が大ファンという人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の主人公の帽子を参考にしたものがお気に入りという。梅雨が明けた7月下旬からかぶせている。
高野局長は「暑い夏に少しでも涼を感じていただけたら」と話していた。
(福井新聞オンライン)
日替わり帽子の郵便ポスト話題に 夏にはルフィの麦わら?
日替わり帽子のおしゃれなポスト―。福井県鯖江市中野町の中河郵便局前にある円柱形のポストが、毎日さまざまな柄の帽子をかぶり、近所の話題になっている。晴れの日はキャップ、雨の日には防水素材、雪の時はニットなど、天候に合わせて“おしゃれ”を楽しんでいる。
同郵便局の高野章局長(53)が1月、ポスト上部の塗装が剥げてきて「寒そうでかわいそう」と帽子をかぶせることを思いついた。ポスト上部の直径は50センチ。妻の明見さん(53)に「ニット帽を編んでほしい」と頼んだところ、大きすぎて難しく断念。高野局長が着ていたセーターを手直しして帽子に仕上げた。
かぶせ始めたのは2月上旬。その後明見さんのアイデアが膨らみ、不用になった衣類や布団のシーツ、壊れた傘の布などを使ってキャップやハンチングを次々に作った。牛柄や水玉模様、郵便配達員をイメージした紺色など、現在13種類もある。
帽子は毎朝、その日の天候に合わせて高野局長が選ぶ。近所の人々からは「癒やされる」「面白い」と好評。郵便局前の交差点で信号待ちするドライバーの目線も集めている。
高野局長は人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」が好きで、夏になったら主人公のような麦わら帽子をかぶせたいと考えている。「始めたら楽しくなってきた。麦わら帽子は難しそうだが、何とかやってみたい」と意気込んでいる。
(福井新聞オンライン)