本日未明、安全保障関連法案が参院本会議にて賛成多数でようやく可決されました。スカスカの日本の安全保障（お隣に軍拡を進めている独裁国家が2つもありー中国・北朝鮮ー、さらに日本の領土・領海・領空を周辺国ー中国・韓国・ロシアーに侵されている現状）が、ようやく真面な方向に一歩踏み出したと言えるでしょう。次のステップは今政権ではお預けになっていた憲法改正、自主憲法の制定ですね。2日前の参院特別委員会の採決では、民主党らの強行妨害を想定して委員長の鴻池氏はポケットにある意外なものを忍ばせていたそうです。

虚を突く可決、周到に準備　自民、前夜からシナリオ

　８分あまりの強行劇。怒号が飛び交うなかで行われた採決だった。しかし、その筋書きは周到に準備されていた。

　１７日午後４時半ごろ、参院特別委員会の鴻池祥肇（よしただ）委員長に対する不信任動議が否決された。委員会室の外で待機していた鴻池氏が右、左、正面とお辞儀して委員長席に腰を下ろした。

　民主党の福山哲郎理事が「これからの議題は何ですか」と話しかけながら委員長席に歩み寄った瞬間だった。委員会室の後方に控えていた約１０人の自民党議員が鴻池氏をガードするためにスクラムを組んだ。

　同時に、安倍晋三首相も閣僚席に座り、中谷元防衛相と岸田文雄外相が続く。

　前日夕から足踏み状態にあった委員会が、あっという間に安全保障関連法案の採決の舞台へと転換した。

　虚を突かれた野党議員は、一瞬遅れて委員長席に押し寄せた。鴻池氏の横に陣取った自民の佐藤正久筆頭理事が、手で合図する。すると同党の山本一太議員が法案の質疑を終え、ただちに採決に入ることを求める緊急動議を読み上げた。

　混乱を尻目に、安倍首相は採決の結果を見ることもなく、委員会室を足早に立ち去った。

　鴻池氏は採決の進行を記した紙を読み上げるが、聞こえない。佐藤氏が与党議員に起立を促す。民主の小西洋之氏が委員長席の後ろから自民議員の輪の中に飛び込むが、佐藤氏にはじき飛ばされた。

　こうして関連法案は可決された。野党議員から「無効、無効」の大合唱が起きるが、自民の議員らに囲まれたまま鴻池氏は委員長席を後にした。

　鴻池氏は上着のポケットに、野党議員に進行表を奪い取られることを想定して、

人気マンガ「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ（ワンピース）」の歌舞伎上演のチラシ

をダミーとしてしのばせていた。

（朝日新聞デジタル）

↓こんな風に詰め寄られて進行を妨害されるので…（※鴻池委員長は隠れて見えません）


↓ポケットにはダミーの進行表（議事次第）


ダミーにしては派手だなぁw

このニュースを扱うにあたって朝日新聞の記事を出すのは不本意なのですが、他にソースがなかったので仕方なく使っています。政治をよく分かっていない小中高生は、民主党ら野党や偏向メディアがしきりに使う「強行採決」という言葉を聞くと、与党政権が何か悪いことをしているのではないかと印象操作されてしまうと思います。私も子供の頃はそうでしたので。しかし、民主主義の議会において「強行採決」は本来起こりえません（あるとすれば賛成派と反対派が同数できっちり割れた時ぐらいでしょう）。なぜならそれは、当たり前の事ですが、通常、議事が過半数の議員の賛成で可決されるからです。この当たり前の民主主義の原則に従わず、採決を強行に妨害しているのは民主、社民、共産党の議員達の側であり、憲法に明記されたこの真っ当な手続きを「強行採決」だと批判しているわけです。審議を省略して採決することは広義の「強行採決」に当たるかもしれませんが、今国会は歴史的にも長く、審議は尽くされています。というか少数派なのに廃案を唱えるだけで、対案も用意できない民主、社民、共産。社民、共産はそもそもイデオロギーが完全に間違っているので問題外として、集団的自衛権の行使容認が憲法違反だと批判して、自分達は議会において憲法違反行為をしている。こういう自己矛盾が腐る程あるのが民主党で、与党を批判する脳しかないために、筋が通らず、嘘ばかり、政権能力がない、確たる党是がない。

民主党らは、民意は反対派にあると言いますが、民意は前回の選挙でとうに決まっています。前回の選挙で主な争点になっていたのは、経済政策においてアベノミクス継続の是非、安全保障において集団的自衛権の行使容認の是非、エネルギー政策において原発再稼働の是非でした。自民党の憲法解釈内での集団的自衛権行使容認の政策については、党首討論やメディアで何度も取り扱われ、注目されておりました。そして、選挙の結果、自民党が単独で議席の6割以上を獲得する圧勝。行使容認の閣議決定に賛同していた次世代、本法案のような法整備が必要と訴えていた維新、本法案の集団的自衛権の一部行使のように自国の危機につながる場合に限り集団的自衛権行使容認としていた公明も加えると、その議席数は8割近くになります。民主党の議員は言います、法案反対のデモが活発化している、1億人の民意は我々にあると。いくら法案に反対するデモが行われようと、それは民意ではありません。もしそうであれば、仕事もしないで平日からデモをする暇な人間の集まりによって、民意がつくられ、選挙の結果が簡単に覆ってしまうことになります。これは選挙、すなわち代表制民主主義への冒涜です。デモは表現の自由によって守られている活動であって、民意を反映しているものではありません。そして、法案賛成のデモがあることには触れないという、報道しない自由。「集団的自衛権行使容認なんて聞いてない」←選挙をなめるなと言いたい。


＜よく分かる簡単な流れ＞
集団的自衛権行使容認を閣議決定（2014年7月）
↓
衆議院総選挙（2014年12月）
　・争点の一つに集団的行使容認の是非
　・党首討論やメディアで集団的自衛権の議論が注目
↓
自民党が歴史的大勝
　・議席の6割以上を獲得
　・集団的自衛権行使容認やむなしとする立場の政党の議席も加えると8割近い
↓
国会で安全保障関連法案の審議
　・社民党が戦争法案とレッテル貼り工作
　・メディアが民主・社民・共産の主張を大きく取り上げ煽る
↓
（朝起きると、メディアが煽っていて、安保関連法案のことを初めて知った）明治学院大学の学生らが（共産・社民らの主張を鵜呑みにして）安保関連法案に反対する団体SEALDsを結成
　・憲法改正されると食いっ逸れる憲法学者の教授と共に法案反対のデモ活動
　・Q「民主主義って何だ！！」A「民主主義ってこれだ！」（どんどん♪）
　・デモに参加した教授「民主主義ってこれ（デモ）なんだって気付かされました！」

※ 民主主義とは、多数決の原理によって構成員の意思決定を行う体制である。こと日本国憲法における議会制民主主義においては、選挙で選ばれた国民の代表である代議士らの多数決によって決定する。

↓
待ってましたとばかりに、メディアがこれを取り上げる。
↓
国会で安全保障関連法案採決
　・左翼団体のデモ活動「あべ、しーね」「あべは退陣」
　・民主・社民・共産らの採決強行妨害、強行採決とレッテル貼り
　・山本太郎と愉快な仲間たち（笑）
↓
無事可決。めでたし、めでたし。


追記）花田紀凱の週刊誌欠席裁判 第162回（ニコニコ生放送、2015年10月17日放送）より

花田紀凱（元「週刊文春」現「月刊WiLL」編集長）： 鴻池さんに話を聞いてですね、今人気あるらしいですね。なんか街歩いてると”鴻池さん！よくやった！ありがとう”みたいな。テレビであれだけ毎日のようにやってたからね。彼はね、最後にこう、読み上げないといけないわけだよ。その〜、色んな法案を。採決する時にね。囲まれちゃって。

で、彼は準備して、どうせこれ…（紙に書いても取られるから）暗記しようと思ってトイレに全部貼ってたんだけども、いつも酔っぱらって帰るもんだからね、なかなか暗記できなくてね。仕様がないから紙に書いて、こう（胸ポケットに）入れるんだけど、しかし”これ絶対取られるな”と。こう思ってですね、ダミーを入れといたの。

猿之助の芝居、今「ワンピース」ってのをやっててね、そのチラシみたいのがあるんだけど、それをコピーして、折って（胸ポケットに）入れて、こっち（片側のポケット）はなんか、彼の愛犬がいるんだ、その写真をまた折って入れといて、本物はですね、ケツの下に敷いて置いといた。

それで、わーっと囲まれて、やっぱりみんな（ダミーは）取られちゃったって。それでケツの下から出してですね、囲まれた中で読み上げたらしいですよ。（ダミーを）取った奴はどうしたのかね？w

ダミーで犬の写真って、『マサルさん』みたいですw


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