鈴木: 俺はもうダントツでルフィですね。見た目もまったく俺と違うし、やってる事も何もかもが違うんですけど、俺が勝手に重ねてます。1巻の2話で「これは俺なんだ」って思っちゃったんですよ。ルフィが「おれは海賊王になりたい!」って言って、コビーに「そんなの無理だよ。できるわけないじゃん、死んじゃうよ」って言われるんだけど、「その為に戦って死ぬんなら別にいい」ってセリフがあるんです。それがワンピースにハマったすべてなんで。なんでもない一コマなんだけど、15歳の時にプロレスやりたいと思ってこの世界に行く事を決めた時に、親とした会話と全く同じなんですよ。
田中: そうなんですか!?
鈴木: 親は「死んじゃうからやめろ、あれはテレビの向こう側の世界だからお前なんかが行くところじゃない」って言ってきてさ。それで「死んだらどうすんの」って聞かれて、「その為に死ぬんだったらそれでいい」って言い返したんだよね。それがまんま同じだったんで、ハマっちゃったんですよ。
田中: それはハマりますね!「これは俺だ」ってなっちゃいますよ。
鈴木: ジャンプは小学3年生くらいからずっと買ってるんだけど、最近は好きな漫画しか読んでなかったんだよね。それでワンピースは連載されてたけど読んでなかったんだよ。でも甥っ子とたまたまアニメ見て、ちょっと面白いなと思って、その子から1巻借りて読んだら……次の日は全巻買ってたよね!それからもう俺の物語だと思ってるから(笑)。
田中: アハハ、試合中にルフィになりきってる時とかないですか?
鈴木: よくありますよ。手足が伸びたりはしないけど、蹴る時に「JETスタンプ!」、殴る時に「ガトリング!」って心の中では言ってる(笑)。あと、ルフィって勝った時にこうやる(拳を後ろに引く)じゃないですか。実はたまにやってます、アレ。
田中: えー!鈴木さんのそのポーズ見れたらめっちゃレアですね!(笑)。
鈴木: アレやってる時は、本当にゴキゲンですね。完全にルフィになりきってる(笑)。今喧嘩売ってる団体の中では、立ち位置はドフラミンゴなんですけどね。その前は黒ひげ。ぜんぜんルフィにたどり着く気配がないんだけどね(笑)。
鈴木: 俺は完全にありますね。だって、やってる事が全国各地に行って敵と戦って、終わったら宴をして……まったく同じですから。よくワンピースつながりのサッカー選手とか歌手の友達に「ずるい!」って言われますよ(笑)。
田中: それはうらやましいですよ!
鈴木: 実際『週刊プロレス』とかだと「海賊王・鈴木みのる」って書かれてますからね。
(中略)
鈴木: 鈴木軍(ブログ注:鈴木みのるさんが率いるプロレスユニット)もメンバーの決め方がもう完全にワンピースなんだよね。新メンバー入れるかどうかの基準が「キャラがかぶらない」。
田中: アハハハ、コックや狙撃手は2人もいらない、っていう。
鈴木: そう。だから入りたいって言ってくる他団体の選手とかいるんだけど、結構断ってる。「キャラがかぶるから」とは言えないけどさ。
鈴木: う〜ん、それマジメに答えるんだったら、絶対にゴムゴムの実なんですよ。俺の方が絶対すごい技が出来る気がするんで(笑)。でも本音はスケスケの実だね!
田中: あれは最高ですね!あと僕が欲しいのはゴロゴロの実ですねえ。めっちゃ電気代楽だろうなって。バンドって電気代かかるんで(笑)。
鈴木: 稼げよ〜!でも携帯いつでも充電出来るのは楽でいいな……。