「新システム導入の「造形王頂上決戦5」開催決定！今回は出場キャラクターもユーザー投票で決定 」
「【造形王頂上決戦5】 出場キャラクター選出投票 結果発表」の続報です。


16日より造形王頂上決戦5公式サイトにて出場原型師のインタビューと3キャラ全6作品の未彩色原型が公開になり、予選投票がスタートしました。今回のルールでは、同キャラによる予選ブロックを勝ち上がった作品で決戦投票を行います。ユーザー投票で出場キャラクターを決定し、予選が同キャラ対決となる新ルールに伴い、予選で大敗した作品は商品化希望投票にかけられ、商品化されない可能性があるというのが、これまでの大会と大きく異なる点です。また、これまで通り毎日投票の形式ではありますが、投票期間が短くなっているのも変更点です。

なお、原型師の対戦組合せと担当する制作キャラクターについては、バンプレストがマッチメイクしたそうです。

■ 造形王頂上決戦5
公式サイト： http://bfc.bpnavi.jp/zoukeio5/
予選投票期間： 2015年11月16日〜11月23日
商品化希望投票（予定）：2015年12月2日〜12月6日
決勝投票期間：2015年12月19日〜12月20日
優勝賞金： 100万円

【予選ルール】
予選投票方式： 期間中毎日1回まで各ブロック1作品を選んで投票
商品化希望投票：予選において対戦相手にダブルスコア以上の差をつけられた造形師のフィギュアは、商品化希望投票を実施。ここで一定の投票ポイントを得られたフィギュアは商品化される。

● バルトロメオ対決

原型師： ウロタ（高橋製作所） 原型師歴： 8年 BFC以外のバンプレストでの原型担当商品： ・ONE PIECE JEANS FREAK エース、ゾロ ・ワンピース DRAMATIC SHOWCASE～4th season～ ルフィ、シャンクス ・ドラゴンボールZ 超造集 トランクス
INTERVIEW 今大会への意気込み バルトロメオはドレスローザ編からのキャラの中でひと際キャラ立ちしていて見ていて楽しいですし、大好きなキャラクターです。表情豊かなキャラクターで熱い所もある、そんなバルトロメオらしさが個人的に一番出ていると感じたシーンを選んで制作しました。投票して頂いた皆さんが欲しいと思って頂けるフィギュアになるように頑張ります！前回悔しい思いをしたので僕自身かなり気合い入っていますので、皆さん応援宜しくお願いします！ 「次こそ造形王に、おれァなるべよォ〜〜〜！！」	今作のキャラクターへの印象は? バルトロメオは感情豊かで面白いので今後の活躍が楽しみなキャラクターの一人です。 こだわりのポイントは? 髪の毛のなびきや筋肉の流れ、浮き出た血管や号泣する表情など、場面の要素すべて拘ったつもりです。体全体にシャドウ塗装を施したので塗装面でも厚みを出せたかと思います。 参考にした原作/アニメの場面は? ドレスローザ編　ピーカ軍グラディウス戦で見せた「バリバリの銃」。

原作773話でグラディウスに止めを刺したオマージュ神拳〝バリバリの銃（ピストル）〟の「バリバリのォ〜」の溜め部分を立体化。前大会のバギー同様に躍動感のあるフィギュアになっており、それでいて、造り込みもパワーアップしているようです。あっさりしてて、しっかりしてるというのがウロタさんの造形に感じる印象です。私はもちろんコチラ推し。

原型師： フージーターズ 原型師歴： 23年 BFC以外のバンプレストでの原型担当商品： ・一番くじ ワンピース ヒストリーオブルフィ ルフィ ・一番くじ ワンピース～パンクハザード編～ トラファルガー・ロー ・一番くじ ワンピース〜ドレスローザ編〜 トラファルガー・ロー ・一番くじ ワンピース〜VS海軍編〜黄猿 等　　　　以上全て一番くじ。

INTERVIEW BFCについて 第一回目の大会から大変注目していました。毎回、出場する原型師皆さんの造形力とアイデア等のレベルの高さに、楽しさと同時に脅威を感じていました。しかし、投票結果が必ずしも造形力と比例していないと感じていたことも事実です。ですが、もし自分が出場する機会があったら誰のどんなシーンをつくろうか、と思いをめぐらすのが毎回楽しみでした。 今大会への意気込み 今大会は自分でキャラクター選択出来ないことを知り、出場を迷いました。しかし、バルトロメオ担当とわかった瞬間、俄然やる気が沸き起こりました。近年登場したキャラの中では最もお気に入りでしたので。多分、自由に選択出来た場合も奴を希望した気がします。サイズや塗装条件等、レギュレーションにおいて少し厳しさを感じることもありますが、この仕事を始めた頃の気分を思い出して、久しぶりに自由な造形作業を楽しんでいます。全てを出し切るつもりで頑張ります、よろしくお願いします。

原型師になったキッカケや動機は? 子供の頃から模型作りが好きで、美大卒業後に展示模型の製作会社に入社し、仕事として造形物を作る様になりました。80年代前半ですがガレージキットブームが来たときに、色々と作品を作り始めて、会社を辞めた事をきっかけにフィギュアの原型師になりました。 こだわりのポイントは？ 初登場時のヤンキー的な威圧感、雰囲気を表現しました。“静”の中での“躍動感”を出せる様に造りました。 今大会の意気込みをどうぞ! ウロタさんは動き、躍動感あるポージングで造ってこられるだろうと思っていたのでこちらは“静”で対抗しようと思いました。大差をつけられて負けないように… 商品化されない事だけは避けたい思いで必死で頑張りました。応援、宜しくお願いします。

インタビューにある通り、初登場時のヤンキー的な雰囲気がよく出ています。ポーズは、バリアの指を結んだ右手を出しながら歩いているというもので、古畑任三郎チックというか、シチュエーションはよく分かりません。

現在のポイント（19日時点）
ウロタ　129,100 pt　　VS　　フージーターズ　88,760 pt
・今大会では一番の接戦となっている本ブロック。どちらも顔は似ていて、ポーズは動と静。モチーフにしたのは本性がバレる前と後と、ユーザーの好みで票が分かれそうですが、勝敗を決したのは未彩色原型の仕上がりの綺麗さだと思われます。これは他の予選ブロックでも共通して言えます。



● ウルージ対決

原型師： 山下マナブ 原型師歴： 約10年（12年） BFC以外のバンプレストでの原型担当商品： ・ワンピース MEGAワールドコレクタブルフィギュア 白ひげ ・ワンピース CREATOR×CREATOR－KUZAN－ ・ワンピース KING OF ARTIST THE MONKEY.D.LUFFY ・ワンピース KING OF ARTIST THE TRAFALGAR.LAW
INTERVIEW 今作のキャラクターへの印象は? 第一印象は兎に角、造るのが楽しそう。ムキムキ、ゴリゴリに造りたくはなかったキャラクターです。ウルージは“僧侶”という肩書き、設定があるので和風で攻めようと思いました。今回、製作キャラクターは選べませんでしたが、3キャラクターの中ならウルージが一番楽しめるんじゃないかな、と思っていました。	実際に作り始めての感想は? 正直、難しいです。顔であったり、身体であったり。 製作過程で大変だと感じたところは? 顔の構成が難しかったです。斜めから見たときと、正面から見たときのすり合わせに苦戦しました。身体のボリューム感も、肩から二の腕にかけての太さが表現しにくかったです。

仏のセンゴクの時は金剛力士像風のアレンジがされていましたが、今回はウルージで仏風といったところでしょうか。法衣の裾が蓮の花の台座のように見えます。翼の飾りもかなりアレンジが入っています。


 

原型師： TK 原型師歴： 非公開 BFC以外のバンプレストでの原型担当商品： ワンピース DXF～THE GRANDLINE MEN ルフィ、シキ、コアラ など
INTERVIEW BFCについて 同キャラ対決や投票によるキャラ決定など、なかなか参加原型師にとって厳しいルールではありますが、考えようによっては普段やってる仕事と同じ事なのですぐ納得しました。ウルージらしさの表現が上手く行けば面白いフィギュアになるんじゃないかと思っています。 原型師になったキッカケや動機は? おもちゃ会社にアルバイトとして入り、イラストを描く仕事がきっかけです。その会社から原型造れない？と誘われて、商業的な原型を造る事になりました。	こだわりのポイントは? グラメン (THE GRANDLINE MEN) の様な静かなポーズが好みですが、いつもの仕事同様にメーカーさんに迷惑をかけず、でも少し面白い要素を持たせたい。今回のポージングのアイデアを是非楽しんで見て頂きたいです。 製作過程で大変だと感じたところは? 体型が大きいキャラなので、直立時に全高で約16cmのサイズで造らないといけなかったので、そのサイズ内にウルージのプロポーションを落とし込むのが大変でした。首の長さや腕周り、顔の斜めから見た時の表情と正面から見たときの表情をつじつま合わせも。

ウルージが持っている楕円状の大きな御盆みたいなやつは造形王の台座ですね。大会のレギュレーションの都合で武器を持たせると重量オーバーになるためか、じゃあ、付属する台座を持たせちゃえと。破天荒なポージングのアイディアが光っています。キャラクターらしさが出た表情もよく再現されています。

現在のポイント（19日時点）
山下マナブ　46,420 pt　　VS　　TK　171,440 pt
・商品化希望投票条件のダブルスコアがついています。全高16センチのレギュレーションでウルージを制作するにあたって、かたや胡座、かたや膝付きのポージングとなった両者。キャラクターらしさとポージングのアイディアで勝負ありです。



● トラファルガー・ロー対決

原型師： 山口 範友樹（アートプレスト） 原型師歴： 10年くらい BFC以外のバンプレストでの原型担当商品： ・進撃の巨人 MASTER STARS PIECE THE LEVI ・進撃の巨人 MASTER STARS PIECE THE EREN YEAGER ・仮面ライダーシリーズ CREATOR×CREATOR－MASKED RIDER FAIZ－ ・ONE PIECE JEANS FREAK サンジ
INTERVIEW 実際に作り始めての感想は? 今回はサイズも指定されていたので、シルエットが細身のローを他の2キャラに見劣りしないように見せるのはどうするかの試行錯誤をしました。 こだわりのポイントは? どの角度からも見所のある構図と、平面を立体にした時の面白さと説得力。	製作過程で大変だと感じたところは? まずはポージングですね。たくさん立体化されたフィギュアがある中で、ローらしさを出しつつ差別化する為には何をするかを悩みました。今回はポーズをシンプルにした分、作り込みで見せる方向ですが、サイズに対してのディテールのバランスを見つつ全体として違和感が無いようにまとめるのが大変ですね。

山口さんにローを制作させるとか、バンプレストは造形王を終わらせにきてますね。一応、賞金100万円の大会なのですが、こんな出来レースが許されるのでしょうか…。ともかく、流石の造形王とも言うべきか、今回も緻密でかっこいいフィギュアに仕上がっています。

原型師： MIDORO 原型師歴： 0年 BFC以外でのバンプレストでの原型担当商品：なし
INTERVIEW 今大会への意気込み 私が出てよかったのか今でも心配ですが、一人でも多くの人に楽しんで見ていただけたら幸いです。初めてこういう場で物を作るので緊張しています。今までの製作になかった大変さがいっぱいですががんばります。どうか私が出てまあ良かったんじゃない？と思ってもらえますように。あとは自分自身が楽しむことも忘れないでやろうと思います。 原型師になったキッカケや動機は? 趣味でフィギュアを造っていたら、知り合いがイベントの出展に誘ってくれました。その事がきっかけで、人に見られる楽しみが出来、今に至ります。	製作過程で大変だと感じたところは? 大きさに苦戦しました。これまで造ってきたガレージキットのサイズよりも、小さいサイズのフィギュアなので、手くせでどうしても自分自身が慣れてしまっているサイズで造ってしまいがちでした。量産することも考えたり、頭にイメージはあるけどやってみないと分からない部分も多かったです。 参考にした原作/アニメの場面は? ドレスローザ編のドフラミンゴとの死闘場面

ワンピースの世界観は伝わって来ず、"宇宙海賊"（キャプテンハーロック）の方のキャラクターじゃなかろうかと。原型師歴0年の無名？原型師が造形王とマッチメイクされて、完全にかませ犬です。今回6人しかない枠に経験の浅い女性原型師を出場させた意図って…大会プロデューサーの阪田さんが私情で招待した疑惑。

現在のポイント（19日時点）
MIDORO　34,570 pt　　VS　　山口 範友樹　183,190 pt
・特に言うこともない、当然の結果。やはり同キャラ対決は分かりやすくていいですね。