ワンピが8年連続で年間トップ、コミック“単巻別”と“作品別”で。
オリコンは11月30日、ウェブ通販を含む全国書店3,517店舗からの売上データをもとに集計した「オリコン2015年年間“本”ランキング」の各部門(集計期間:2014年11月17日〜2015年11月22日)を発表した。コミック部門は、「ONE PIECE 76」(尾田栄一郎/集英社/2014年12月発売)が期間内売上318.5万部で、2008年度の同部門年間発表開始から8年連続となる単巻別年間1位を獲得している。
また、続いて77巻(今年4月発売)が302.0万部、78巻(今年7月発売)が297.7万部、79巻(今年10月発売)が281.1万部を売り上げ、2013年度以来2年ぶりとなる上位4位を独占した。
なお、今年より対象アイテムを追加した作品別総売上ランキングでは、「ONE PIECE」が作品別総売上部数1,410.3万部で、こちらも8年連続で年間1位を獲得。2位は「七つの大罪」が作品別総売上部数1,030.4万部で、昨年9位から上昇した。そして原泰久「キングダム」(年間5位・期間内総売上856.9万部)が昨年21位から上昇しTOP5入りを果たしている。
(ナリナリドットコム)
2013年度以来ぶりのコミックランキング上位4位独占と言っても、集計期間中に単行本が3巻発売されたか4巻発売されたかの違いだけですからね。
ピンクで網掛けした作品は集計期間中に初めてアニメ化した作品です。シリーズ別ランキングの他を見ますと、アニメ効果で「七つの大罪」(前9位)「食戟のソーマ」(前19位)「監獄学園」(前圏外)が、アニメ&映画効果で「暗殺教室」(前10位)が既刊の売り上げを伸ばして上位にランキングしたようです。アニメ化の宣伝効果は絶大ですね。「キングダム」(前21位)の売上げアップはアメトーク効果が大きいでしょう。
『進撃の巨人』は新刊の売上げが前年度に比べてあまり落ちておらず、安定した売上げを維持している模様です。新刊だけの売上げで見れば、連載終了した『NARUTO』に代わり、完全に2位の貫禄が出てきています。
(実質集計期間:2014年11月17日~2015年11月22日)
<シリーズ別>
順位 |
シリーズ |
出版社 |
推定売上部数 |
1 |
ONE PIECE |
集英社 |
14,102,521 |
2 |
七つの大罪 |
講談社 |
10,304,112 |
3 |
進撃の巨人 |
講談社 |
8,778,048 |
4 |
暗殺教室 |
集英社 |
8,605,861 |
5 |
キングダム |
集英社 |
8,569,215 |
6 |
ハイキュー!! |
集英社 |
6,531,508 |
7 |
食戟のソーマ |
集英社 |
4,321,830 |
8 |
テラフォーマーズ |
集英社 |
4,188,158 |
9 |
監獄学園 |
集英社 |
4,058,119 |
10 |
東京喰種トーキョーグール:re |
集英社 |
3,758,541 |
<作品別>
順位 |
シリーズ |
出版社 |
推定売上部数 |
1 |
ONE PIECE 76 |
集英社 |
3,185,018 |
2 |
ONE PIECE 77 |
集英社 |
3,020,137 |
3 |
ONE PIECE 78 |
集英社 |
2,977,466 |
4 |
ONE PIECE 79 |
集英社 |
2,810,583 |
5 |
進撃の巨人 15 |
講談社 |
2,000,137 |
6 |
進撃の巨人 16 |
講談社 |
1,920,780 |
7 |
進撃の巨人 17 |
講談社 |
1,807,155 |
8 |
NARUTO-ナルト- 72 |
集英社 |
1,324,693 |
9 |
NARUTO-ナルト- 68 |
集英社 |
1,098,121 |
9 |
東京喰種トーキョーグール:re 1 |
集英社 |
1,017,871 |
10 |
暗殺教室 12 |
集英社 |
1,012,500 |
2014年年間コミック売上げランキング 『巨人』が進撃するも『ONE PIECE』不動の首位陥落ならず(オリコン調べ)