変な調査記事がありました。ニュースサイトしらべぇの記事です。

「目隠しエッチ」する人は冒険的で『ONE PIECE』好き？

アブノーマルなセックスは気になってはいても、なかなか実行に移せないもの。
たとえばアイマスクをつけて視界をさえぎって行う「目隠しセックス」は、アダルトビデオや洋画では目にするが、実際に体験談として聞くことはあまりないのではないだろうか。

■ 30代の経験率が高い理由は...

しらべぇ編集部が全国の20代～60代の男女1340人に調査を行ったところ、「アイマスクなどで顔を隠してセックスしたことがある」と答えたのは全体の8.8％。



年代別では30代の男女に多く見られた。30代ともなれば、自分自身の経験値も増し、円熟味を増す頃。カップルのセックスにも、変化が生まれてきている可能性がある。それとも、セックスにマンネリが生まれ、それを打破しようと工夫したのかも。

■ アイマスクセックス経験者のふたつの傾向

また、アイマスクでのセックス経験のある人には、異なるふたつの傾向が見られた、それは「アップル製品好き」と「ONE PIECE（ワンピース）好き」である。



ONE PIECEもジブリもともに冒険をテーマに据えた作品が多いが、全編通じて世界をめぐるONE PIECEのほうがより冒険に特化していると言え、ジブリ好きよりアイマスクセックス経験者が多いのも頷けそうだ。

また、アップルの創始者のジョブズの挑戦心は誰もが知るところ。MacやiPodなど、数々の革新的な製品は流行感度の高い人々の心を惹きつけてやまないが、フォロワーの中には性的にも好奇心が強い人が多いのかもしれない

■ 経験者に聞いた「アイマスクセックス」の魅力

実際のところ、アイマスクセックスはどのように楽しいのだろうか？

「もともと、私はセックスに関しては淡白だった。でも、ある時彼氏が『目の疲れにいいんだよ～』って蒸気で温めるやつを買ってきて...（笑）　私がつけてるといつの間にか部屋を暗くして、襲われました。視覚のある時より五感が敏感になって、触れられるだけで気持ちよかった。彼もいつもより息遣いが激しくて、その夜は盛り上がりましたね...」（30代・女性）

新しい世界に出会うということこそ、冒険の醍醐味。好奇心の強い人は試してみてもいいかもしれない。

（しらべえ編集部・岡本拓）

これだから文系は…

記事では20代から60代の男女1340名のうち、全体の8.8％（118名）の「目隠しエッチ」を経験したことがある者が「アップル製品好き」と「ワンピース好き」の傾向があると言っているのですが、比較データを示していないため、全く意味をなしていません。

おそらく、2つ目のグラフで示されている数字が調査対象の目隠しエッチ経験者の「アップル製品好き」（19.8％）と「ワンピース好き」（22.4％）の割合だと思われ、この数字が全体の「アップル製品好き」と「ワンピース好き」の割合（※記事では示されていない）と比較して高いと言っているのだと思います。

しかし、調査対象者の世代の分布（人数）が示されておらず、この調査の場合、目隠しエッチ経験者というデータ抽出によって世代が偏っている可能性が高く、本来は全体の世代ごとのデータと目隠しエッチ経験者の世代ごとのデータを比較する必要があります。つまり、最初の抽出で「アップル製品好き」と「ワンピース好き」がより多い世代にサンプルが偏り、それを平均した割合を見ているので自ずと全体の割合よりも高くなるというわけです。

分からずにこの記事を書いていれば、ただのアホ、分かっていながら隠して書いていれば、アップル製品愛好家とワンピースファンをディスりたいだけ。いずれにせよ、くだらない記事でした。

そもそも目隠しはソフトSMプレイだお


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