「ONE PIECE」の名場面を完全再現!世界に1台の等身大サンジの充電器
人気漫画「ONE PIECE」のキャラクター・サンジの名場面を再現した「サンジの等身大くそ満タン充電器」が3月24日、都内でお披露目された。本アイテムは、Yahoo!JAPANが2015年12月16日~16年1月6日に開催した「人気キャラ大集合!! きせかえてGET! キャンペーン」の抽選で1名だけに当たる賞品で、1万人以上の応募者が殺到した。
サンジがルフィの仲間になるために、師匠である海上レストラン「バラティエ」の料理長・ゼフの元を去る際に「長い間、くそお世話になりました」と土下座する感動の場面を等身大(身長180センチ)で再現。そのまま充電器になる、世界で1台だけのレアアイテムだ。キャンペーンの担当者は、「多くのユーザーに感謝を伝えるというキャンペーンの趣旨と、サンジのゼフへの感謝の思いに関連性を見出し、この場面を選んだ。そして、どうせなら等身大だろうと思った」と製作の経緯を説明。1台のみの製作となった理由として、コスト面が大きいといい「いい車が買えるくらい。間違いなく、携帯電話よりははるかに高いです」と告白した。
型取り、色付け、表情など全てが職人の手作業で、製作期間は約3カ月を要した。製作担当は「平面を立体にするにあたり、服のしわにはこだわった」と明かす。本シーンは漫画、アニメでも顔全体が見えるカットはなかったため、師匠に泣きながら別れを告げるサンジの表情の全てを、初めて確認することができるが「漫画やアニメで見えない部分は原型師のセンスに任せた」という。土下座しているため確認するのは難しいが、立ち上がった場合はサンジと同じ身長180センチになるように計算されており、細部までこだわりが光る(可動はしない)。また頭部とでん部に接続口があるが、キャンペーン担当者は「お尻の(接続口の)ポジションには悩みました。デリケートな部分なので」と笑っていた。
また原作者・尾田栄一郎氏は本企画を知った際に「面白い!」と絶賛したという。尾田氏が現物を見に来る予定はないが、「ONE PIECE」の担当編集者は確認のために本会場を訪れることが決定している。
(映画.com)
「もともと二次元のキャラクターを立体に起こす作業は思っていた以上にたいへんでした。試作の型は発泡スチロールで製作するのですが、途中で何度も関係者の方々に監修を仰ぎつつ、リアルな動きを付けていきました。メインの素材に使っているFRPは今の“カーネルおじさん”と同じ材質です。表面の塗装にもこだわりました。FRPの上に着色してからトップをクリアコートして、サンジの衣服はマットな仕上げながら、さらっとした手触りを持たせています。お子様がいるご家庭の方が当選した場合は、お子様がフィギュアの上に馬乗りになることもあり得ると考えましたので、本体の耐久性にはこだわっています」
(RBB TODAY「置き場所に困る!“等身大”サンジのスマホ充電器がついに完成」)