・誘惑の森にて
831話
前回、サンジを引き取るため、プリンと約束したホールケーキアイランドの南西の海岸に到着したルフィ一行。しかし、そこは「
誘惑の森」。どうやらルフィ達は侵入者を惑わすビッグ・マム海賊団の罠にまんまと引っかかってしまったようです。現状、この場所へルフィ達を誘導したプリンが怪しいです。
832話
森の中でナミ達を襲撃したミンク(?)のウサギはビッグ・マム海賊団の戦闘員でした。鶴に跨がる
鶴騎士(クレインライダー)。名前は
ランドルフ。ウサギのミンクであるキャロットの見立てでは、このウサギは
ミンク族ではないらしく、「エレクトロ」は出せないようです。
じゃあ何者なのか。動物系能力者なのか、ミンク族のハーフとか?
831話
鏡像のように増えてしまったルフィはドサクサにまぎれてナミ達に同行。一方、本物のルフィは捕えられてしまったようです。偽物のルフィはナミに襲いかかり・・・
832話
832話
鏡像の偽ルフィに化けていたのは魔女のような老婆?シャーロット家8女、
シャーロット・ブリュレでした。まぁ、能力者ですよね。森に現れた偽物のサンジもブリュレが化けていたのでしょうか。ただし、こちらの偽サンジは鏡面対称にはなっていませんでした。
831話
・ビッグマムが甘いお菓子を求める理由
今回のエピソードとは直接関係ないのですが、ブリュレの年齢、そしてビッグ・マムの年齢を考えていたら思いついてしまいました。
ビッグ・マムには娘が39人、息子が46人、
子供は合計85人います。
毎年一人ずつ産んだとしても85年もの歳月がかかります。見た目がジンベエの倍以上あるビッグ・マムが巨人族であれば、巨人族の寿命は人間族の3倍ありますから、出来ないことではありません。であれば、ビッグ・マムの子供は皆、巨人族のハーフのはずですが、そうではないようです。
ならば、寿命を奪うことが出来るビッグ・マムは奪った寿命を食べて長生きでもしているのでしょうか。寿命が延びたところで85人も子供を産めるのか疑問ですが、そこはワンピースですから、考えても仕方ないところです。素で長生きで体が頑丈なのかもしれませんし。
ともかく、ほぼ毎年子供を産んでいるとすると、
ビッグ・マムはほぼ年中妊娠していることになります。ほら、
妊婦は甘いものが無性に食べたくなる場合がありますから…ねぇ?w
・ヴィンスモーク家の家庭事情とジェルマの強さ
国土を持たない海遊国家の「ジェルマ王国」。別々に移動する何十隻もの船が集結すると、国の形を成すという。この国を治める王族は、その昔、”北の海”を武力で制圧した一族「ヴィンスモーク家」。
832話
そして、国王がこの人↓。サンジの生みの父親、
ヴィンスモーク・ジャッジ。
832話
肩書きはカッコ書きでジェルマ66総帥とあります。ジェルマ66は傭兵軍団ですが、国王が総帥なのですから事実上の国王軍と言えそうです。
一方、サンジはそのヴィンスモーク家と縁を切って家出したわけですが、今回、ヴィンスモーク家にいた頃の様子がサンジの回想で明らかになっています。予想では家柄や教育に合わず、家を飛び出したぐらいに思っていましたが、実際はあからさまにサンジが虐げられていたようです。
833話
ヨンジまでの男4人兄弟は四つ子で、サンジだけが身体能力が劣っていたらしく、また好きな料理もバカにされ、兄弟からいじめられていたのでした。助けを求めた父親(ジャッジ)には「お前は一族の”恥”だ」と無下にされ、挙げ句の果てには監禁されていた様子です。
832話
サンジに昔の調子で話しかけたヨンジは、サンジにボコボコにされたようです。サンジは兄弟達に「落ちこぼれ」と呼ばれていたわけですが、今となっては力が逆転してしまったようです。
ところで、サンジに蹴られて変形した顔をトンカチやプレス機で直して、実際に直ってしまう様子はどういうことなのでしょうか。何かジェルマの科学力が関係するのか、体が尋常ではない程に丈夫であることを表現しているのか、単なるギャグ表現なのか。ヴィンスモーク家の者達が着ているヒーローコスチュームのような戦闘服「
レイドスーツ」は、GANTZスーツのように肌が露出している部分も強化される特殊なものなのでしょうか?
832話
結婚を拒むサンジにジャッジは拳で分からせようと、親子ゲンカが勃発。ジャッジの二重の極み的な蹴り技が炸裂しています。ジェルマの科学力で成せる技のようです。
832話
この親子ゲンカはジェルマの国民を盾にしたジャッジに奇襲で決着。部下を「壁」にして戦う力はイチジ(仮)の特殊技能かと思われましたが、ジャッジは「
ジェルマの兵士達はその全員がヴィンスモーク家の為に今すぐにでも喜んで死ねる従者」だと言います。「壁」にした上に刺し殺しているのに、ジェルマの兵士達は歓喜しており、忠誠を超えて狂気を感じます。科学力で洗脳してるのでしょうか。
ジャッジは”北の海”を再び武力で征服することを夢見ており、その野望を実現するためにビッグ・マムと手を組むことにしたのでした。ただし、結婚とはいえ、ビッグ・マム(ジャッジ曰く「イカレたババア」)の所へ大切な息子達を婿にはやれないということで、思い出したのがサンジ(ジャッジ曰く「出来損ない」)だったわけです。お茶会が終われば海賊船に戻ると言い張るサンジの手首には天竜人の奴隷達がつけている首輪と同じ代物、すなわち逃げると爆発する器具が付けられてしまいました。これはビッグ・マムからジャッジに渡されたものらしく、鍵はビッグ・マムが持っているとのこと。
サンジと対立する明確な敵ジェルマと戦うのはもちろん、
島から出ようとするとサンジの両腕が吹き飛んでしまうため、サンジ奪還のためにはビッグ・マムから鍵を奪う必要も出てきました。