・世界の甲板から 5億の男編 最終話
ルフィの懸賞金が5億に上がった後の、ルフィらと関わりの人物達の様子を描く扉絵連載「世界の甲板から 5億の男編」がVol.25で完結。最終話のタイトルは「
ある荒廃した島での結婚式」で、結婚式が行われているであろう教会を背景に、シャンクス、ベン・ベックマン、ロックスターが描かれています。一体、誰の
結婚式なのでしょうか。Vol.24(837話)の「ある荒廃した島-赤髪海賊団-」では、ヤソップとマリンフォードに現れた赤髪海賊団の幹部らしき人物達が登場しており、彼らの結婚式でもなさそうです。赤髪海賊団のうち名前が判明しているキャラで唯一、この2話の扉絵に姿を見せていないのは
ラッキー・ルウですが・・・。
※幹部クラスでは他に、DJ KOOっぽい人と侍っぽい人の姿が見えません。
・夢のビスケット
837話
前回から続いてルフィVSクラッカー。ギア4をとうとう発動したルフィがクラッカーを圧倒し、ついに撃破!!!
838話
・・・と、思われましたが、クラッカーが文字通り”撃破”され、どう考えても様子が変です。”壊れたクラッカー”の胴体からむくっと出てきたのが、なんと
クラッカーの正体だと言うではないですか。
838話
戻して。。
前回の考察では、クラッカーの能力は「
複製」、いわば”コピコピの実”の
複製人間だと予想していましたが、その予想は半分合っていて、半分間違っていました。クラッカーの能力は確かに、対象を叩けば複製することができるのは間違いないのですが、その対象は
クラッカー自身が生み出したビスケットに限られるということです。今までクラッカーだと思っていたのは、彼が造り出した「
ビスケット兵」だったのです。
そう、クラッカーは”
ビスビスの実”の
ビスケット人間なのでした。
(ビッグ・マム海賊団の○○○○大臣を務める者達は皆、その”お菓子”の能力者なのでしょうか)
838話
クラッカーのビスビスの実の能力は、、、
①
ビスケットを無限に生み出すことができる(ビスケットは非常に硬い)
②
ビスケットで造形することができる(造形はクラッシュビスケットで整えている)
③
ビスケットを操ることができる
④
能力で生み出したビスケットは叩けば無限に増える(夢のビスケット)
①と②の能力はこれまで登場した悪魔の実の例で言うと、ドルドルの実に類する割とありきたりの超人系能力なのですが、さらに③④となると明らかにオーバースキルです。念能力で言えば、具現系①②に加えて操作系③、さらに特質系④を持っているようなものじゃないですか。③までは能力を磨けば可能になりそうですが(ドフラミンゴのイトイトの実の例)、もう一つの実の能力でもありそうな④の不条理は「覚醒」という概念でしか説明がつかない気がします。
ルフィがギア4を発動して砕いたクラッカーの鎧は、クラッカーが無限に生み出し操作できるビスケット兵の1体にすぎないというのですから強過ぎます。懸賞金8億6000万ベリーにして、ビッグ・マム海賊団の大将格(将星筆頭?)は伊達じゃないと。鎧を砕き、クラッカーの正体に辿り着く者は稀であるらしく、手配書の写真もビスケット兵の顔になっているとのこと。
なお、キャンディ大臣のシャーロット・ペロスペローはペロペロの実のキャンディ人間でやはりドルドルの実に類した能力と思われますが、彼は将星ではないようですから、能力はここまで凶悪ではないと考えられます。
836話
ところで、覇気ではないらしいクラッカーの得体の知れない力(
836話)は、能力が判明してもなお得体の知れないままです。
・チョニキ in ミロワールド
ブリュレの鏡世界(ミロワールド)に囚われている
チョニキ(=チョッパーの兄貴 ※話タイトル)と
キャロット。チョニキの見立てでは、どうやら
ミロワールドはホールケーキアイランド中の「鏡」に通じているらしく、チョニキはここから逃げ出すのではなく、ミロワールドを逆に利用しようと思考を転換するのでした。ミロワールドから見ると、鏡が置いてある部屋はミロワールドから覗くことが出来るようです。
チョッパーがミロワールドからルフィに何か話していたのは(
836話)、この事だったと考えられます。ここで考え得る作戦は、
チョッパーとキャロットがミロワールドを通じて、ビッグ・マム海賊団の状況やサンジの居場所などをルフィらに伝えるということです。つまり、この時チョッパーがルフィに言ったのは、「(目の前にある)鏡を拾って持っていてくれ」ということだと思われます。
ルフィとナミのポケットにはきっと、この時ブリュレが割った鏡の破片が入っているはずです。
836話
・ペドロ in ビスケット兵
836話
ビッグ・マムが所有するロード・ポーネグリフの写しを取るため、ルフィらとは別行動でホールケーキアイランドに潜入している
ペドロと
ブルック。今度はスイートシティを警備するビスケット兵の中に忍び込み、城内に格納される機会を待っているようです。このビスケット兵はクラッカーが造り出したものと思われますが、動かしているのはクラッカーの能力ではなく、ビッグ・マムの能力つまり魂(ソウル)の力みたいです。
・ジェルマ66のルーツ!?
839話
まさか、ジェルマ66のルーツがナチ党だったとは!?
ただ、垂れ幕のそれは、いかにもナチス・ドイツっぽい感じですが、ジェルマの悪の軍団という設定やジェルマの兵士達の設定を考えると、元ネタは仮面ライダーの
ショッカーだと考えられます。
と言っても、
ショッカーの公式設定がナチ党の残党組織なのでルーツは同じですけど。ナチ党の残党組織なので人体改造技術を持っている設定や、ショッカーのマークがナチ党の鷲の党章をモチーフにしていること(秘密基地のオブジェは鷲が地球に乗っているが、ナチ党の党章は地球の部分がハーケンクロイツ)、戦闘員のあの「イーッ」のポーズがナチス式敬礼の「ハイル・ヒトラー」をモチーフにしていたなんて、子供の頃は知る由もなかったです。
ジェルマの綴りは「GERMA」で、ドイツは英語で「Germany」。ナチス式の敬礼は隠語で「88」と言うのですから、よくできています。ジェルマはかつて武力で北の海を征服したことがあるのですよね。ともかく、ジェルマ66はワンピースの世界で倒さなくてはならない危険な組織であることは間違いないわけです。
839話
今回明らかになったジェルマの兵士達の秘密(兵士達が製造されている?!)はショッカー戦闘員の設定に似ています。公式設定によると、ショッカー戦闘員は改造人間で、人間の体を特別な液につけると製造する事ができるそうです。
828話
また、今回、ヴィンスモーク家の長男と次男の名前が予想を裏切らず
イチジと
ニジだと判明。コードネームはそれぞれ
スパーキングレッド、
デンゲキブルーです。火と電気ですね。
到着したイチジとニジを加えて兄弟達と食卓を囲んだサンジですが、食べ物を粗末にする、女に暴力を振るう、部下を人とは思わない、全てが自身の思想と反すると宣戦布告。これに対してクソ親父のジャッジはビッグ・マム海賊団から仕入れた
ゼフの写真を取り出してサンジを脅すのでした。
しかし、食卓でのいざこざの後、ニジによって気を失うまで顔面を殴られ倒れている女料理長
コゼットをサンジが発見。怒り心頭のサンジですから、どうなるか分かりません。問題となるのは、ジェルマの機動力であり、ジェルマの兵士達と船をどう止めるかということになります。そうしなければゼフがジェルマによって殺されてしまいます。