「ジャンプ+α」で連載が始まったコミックエッセイ『
ヒット作のツメアカください!』(作:天望良一)の第1回に栄ちゃんが登場しています。本作は様々なクリエイターに創作に関するノウハウなどを取材するインタビュー漫画で、第1回は本作が連載されるきっかけとなった、過去に作者が栄ちゃんに「どうすれば面白い漫画が描けるのか」という質問をしたエピソードが描かれています。
作者の天望先生は連載作家になる前に『ONE PIECE』のアシスタントを3年間やっていたらしく(2010年前後?)、仕事場を離れた後も栄ちゃんと交流があり、今回のエピソードは2016年の栄ちゃん宅で行なわれたクリスマスパーティーの時の話です。
Q. どうすれば面白い漫画が描けるのか?
尾田:『ヤバいの』を描くんですよ
ここで栄ちゃんが語る話の要点は、とにかく読者に「この作者ヤベェ」と思わせるヤバい漫画を描くこと。理由はWEB媒体も含めて昔より漫画の数が増えたので、まずは目立つことが大事だからということです。
しかし、
”ヤバい漫画”では読者が引いてしまう(その前に編集担当にボツにされる)。
この問いには次のように答えています。
尾田:上手く読者を説得するんですよ
チーン・・・。
ヤバいのはきっかけで、一番大切なのは面白いこと。まだ世間に認められていないフェチを皆が良いと思わせる説得力がなければいけない、と続きます。それが難しいことなのでしょうけど、それが描ければ必ず売れるとのことです。
まぁ正直、大した話ではないというか、一般的な分析の話でした。それよりも、ショッキングな話はこの漫画冒頭で語られている漫画業界のウワサでして、
一説には業界全体を支える黒字漫画は上位30%で残りの70%は赤字なのだとか。漫画業界というくくりをどこまで広げて、どういう計算をしているのか分からないのですが、例えば、1つの漫画誌で言えば、原稿料と人件費、印刷費、その多諸々の経費を人気上位30%の漫画の単行本やグッズ、その他版権の収益で賄っているということでしょうか。30%は少年ジャンプで言えば全連載作品の6、7作品になるわけでして、現状の人気作を頭に浮かべていくと確かにそんな気がしてきます。。
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