第882話　「四皇の想定外」
第883話　「おやつの時間(メリエンダ)」
第884話　「誰だ」
第885話　「ブリュレだよっ!!!」

TOPICS
・当然のように覚醒しているLEVEL
・ビッグ・マムの高波の疑義
・現在のトットランド

・当然のように覚醒しているLEVEL
879話
879話

ルフィとカタクリの戦いは、前回までに能力の特性上、カタクリの餅がルフィのゴムを完全に上回っており、カタクリ優勢の状況でした。その上、カタクリはドフラミンゴ同様に能力が「覚醒」しており、本来、能力者自身しか変化できない超人系モチモチの実の能力が周囲に影響を与え、周囲の物体を餅に変化させて操作することが可能のようです。

883話
”加々身モチ”

逃げ場のない餅の塊に捕えられ、「鏡餅」の下敷きになってルフィは窒息死？！…するはずはなく、ルフィは餅を食べまくってこの危機から脱出します。このことから、周囲の物体はカタクリの覚醒能力によって”餅のような性質”になっているわけではなく”餅”になっていることが分かります。サニー号が餅にされていたら絶体絶命でした。

883話

ルフィは戦闘不能になったと油断したカタクリは日課である3時のおやつの時間（ルフィとの戦闘により40分遅れ）に入ります。カタクリはモチモチで作った社に籠って食事をするため、カタクリが食事する姿は誰も見たことがないのだとか。周囲からは食事の時間を栄養を補給する精神集中の時間にしていると尊敬されているようですが、その実体は・・・とてもだらしないものなのでした。その実体は餅を食べて回復したルフィが社を破壊したことにより初めて明らかになりました。



883話

これは酷いw
このカタクリの痴態に関しては882話のブリュレの口上が前フリになっていました。

882話

カタクリお兄ちゃんはね！ただの無敗の男じゃない！！
生まれてこの方　一度も地に背をつけた事がない”超人”なのよ！！
この世に生まれたその瞬間に立ち上がりイスに座って寝たという伝説に始まり
人生で一度も横たわった事がない！！
地面をも見下す男！！
いつも気高く冷静で強く全てが完璧な人間
それが私達のカタクリお兄ちゃんなのよ！！！
シャーロット家の最高傑作と！！
お前みたいなチンチクリンが勝負するのも痴がましい！！

実際、座って寝ているとなると痔に悩まされそうなものですが、その辺りは餅人間なので関係ないのでしょうね。。

883話

食事シーンを見られて苛立つカタクリ。クールなイメージが崩れることを心配しているというよりは、口が裂けていることにコンプレックスを持っているようです。気が動転したカタクリは見聞色が乱れ、ルフィの攻撃を初めて受けることになります。このことから、カタクリが自然系のように攻撃を受け流していたのは、見聞色で攻撃を先読みし、体を変形させて攻撃を回避しているとルフィは理解するのでした。

攻撃がカタクリに当たるようになり、ルフィに好機が訪れたかのように見えましたが、カタクリはすぐに気持ちを立て直し、再び攻撃を回避するようになります。しかも、キレたついでに”角モチ”という状態になり、カタクリ自身の攻撃力がアップしています。

883話
”角モチ”

餅は餅でも焼く前の硬い状態の餅に単に変化しているように見えるのですが、「”武装色”にも上がいる」というカタクリの発言から察するに、ルフィの武装色「硬化」より段階が上の武装色を纏っているようです。

885話
”無双ドーナツ”

さらに厄介なのがこの技。どういうわけか宙に設置された餅のドーナツから自在に巨大な腕が飛び出し、カタクリの動きにこの餅の腕がシンクロして攻撃が繰り出されます。覚醒能力で空気を餅に変えているということでしょうか（それにしても、どうして浮いている？！）。

あっと言う間に劣勢に戻されたルフィ。さらに、ここでギア４の制限時間となり、覇気が回復するまでの10分間逃げることに。一人でいたブリュレを発見したルフィはその場にあった鏡にブリュレと一緒に飛び込み鏡世界から脱出することに成功するのでした。カタクリに勝つためには再びカタクリの気を乱すか、それこそゴムゴムの実の能力が「覚醒」して即興でギア５みたいな状態なる必要がありそうですが果たして・・・。



・ビッグ・マムの高波の疑義
問題のシーン↓
880話

ビッグ・マムが高波に乗って現れたシーンです（880・881話）。このシーンの描写からは、ペロスペローのキャンディをサーフボードにして、ビッグ・マムがソルソルの実の能力で海を操っているかのように見えます。悪魔の実の能力的にそれはアリなのかという疑念もありましたが、882話ではそれを補足する説明がペロスペローの会話の中にありました。

キャンディの怪物：もっかい波遊びやる？ママ！

ペロスペロー：キャンディの怪物が高波を起こし 飲み込んだんだぞ！？

キャンディの怪物が高波を起こしたということですから、上記のシーンで高波に描かれている顔はキャンディの怪物であると考えられます。しかし、「高波を起こした」という表現や、高波に飲まれ込みそうになったサニー号がジンベエの凄技の操舵により「グリーンルーム」（波の中に一瞬出来る空間）を走って、これを回避したことから、キャンディの怪物が高波のように振る舞ったわけではなく、実際に高波は起きているはずです。

したがって、上記のシーンの正しい解釈は・・・

高波の中にキャンディの怪物が入り込んでいて顔が透けて見えており、ビッグ・マムが乗る高波の上部にはキャンディを出している

と考えられます。
そう思うと、確かに高波の上部あたりにはキャンディらしいドロドロとした描写もあり、このあたりはアニメで上手く表現されるかと思います。コミックスの修正で波から顔が消されている可能性もありますが、いずれにせよ悪魔の実の能力で海を直接コントロールするのは、やはりナシだったようです。



・現在のトットランド


【海中】
タイヨウの海賊団・・・ナワバリ内にいる全ナワバリウミウシを歌で誘い出し、海域の監視を放棄させている。これにより、ナワバリの海域内の探知機能が停止。＜884話＞

【ナワバリ内海上】
ファイアタンク海賊団・・・シフォンを迎えに行くため、ベッジの海賊団（ノストラ・カステロ号　※ノストラの由来はおそらくイタリア発祥のマフィア「コーサ・ノストラ」、カステロ(castello)はイタリア語で「城」の意味）でシフォンがいるカカオ島へ向っている。ビッグ・マム海賊団のカスタード率いる軍隊がこれを追っていたが見失っている。＜882話＞

麦わらの一味（サニー号）・・・ナミ、チョッパー、ブルック、ジンベエ、キャロット。カカオ島へ向っている。ナミの予測ではカカオ島に到着するのは最速で10時間後の深夜1時頃。現在18時頃？＜885話＞

ビッグ・マム海賊団・・・ダイフク、コンポート、スムージーらが乗り込む艦隊、タルト船全艦が出撃。麦わらの一味、ファイアタンク海賊団、タイヨウの海賊団を探索し、見つけ次第撃沈する作戦。＜885話＞

【ナッツ島】
885話
ビッグ・マム＆ペロスペロー・・・食いわずらいのビッグ・マムは匂いに誘われてアマンドが治めるナッツ島に上陸。目的のウェディングケーキは当然ここにはない。＜885話＞

ルフィ・・・鏡世界から抜出した先は不運にもナッツ島。覇気が回復する前にすぐさまビッグ・マムに見つかり、ブリュレを抱えて逃げることに。＜885話＞

【カカオ島「ショコラタウン」】
プリン、サンジ、シフォン・・・お菓子工場でホールケーキアイランド31人の料理長達（WCI31）と共にウエディングケーキを作る。予定通り2時間40分でチョコレートのテンパリングとシフォンケーキの焼き上げが完了し、サンジは「甘みの真骨頂」？究極のクリーム”シムシムクリーム”を完成させ、現在17時55分。20分後の18時15分に出航して、船上でケーキを完成させ、サニー号と落ち合う予定。＜885話＞

ビッグ・マム海賊団（オーブン）・・・オーブン率いる軍隊が配備。＜884話＞

パウンド・・・娘のシフォンに一目会うためにお菓子工場を訪れるがプリンの言いつけにより工場に入れずにいる。＜884話＞

【ジェルマ王国（ホールケーキアイランド海上）】
882話
ジェルマ66・・・ジェルマ王国に攻め込んできたビッグ・マム海賊団のヌストルテ（シャーロット家11〜15男のどれか）率いる1万の軍隊を全滅させる。ニジはヌストルテの声帯模写でビッグ・マム海賊団の作戦を指揮するモンドールにジェルマを壊滅したというウソ情報を流す。そして、ジェルマ王国は出航（行き先は不明）。＜882話＞